ピレリ ウルトラソフト
ピレリが、アブダビGPの開催地であるヤス・マリーナ・サーキットでタイヤ開発テストを実施し、12時間に及ぶ作業を終了した。

テストは朝9時から21時近くまで1日を通してノンストップで行われ、新しいウルトラソフトコンパウンドに加えて、フロントおよびリアの新構造のプロトタイプがテストされた。新しいウルトラソフトに関しては複数の異なる潜在的なバリエーションが試された。

ピレリのモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーは「来シーズンに向けた一度限りのタイヤのテストだったため、まだデータを分析しなければならないが、今回のテストでやり遂げた作業に関しては満足できると思っている」とコメント。

「2016年に向けて、今日のセッションの目標のひとつだった様々なバージョンの新しいウルトラソフトコンパウンドをテストした。ウルトラソフトは市街地サーキット用にアグレッシブな選択肢をもたらすべく、スーパーソフトよりも柔らかいコンパウンドにすることを目的に導入される」

「最新のスーパーソフトタイヤよりも優れたパフォーマンスに加えて早めにデグラデーションが発生するのはチームにもっとアグレッシブなアプローチでレース戦略を考えてもらうためだ。これでピットストップが増えるのか、あるいは戦略に何かしらの違いを埋めるか、まだ説明するには早過ぎる」

「この後、我々は拠点に戻ってデータとテレメトリーをすべて分析していく。とはいえ、我々は正しい方向に進んでいるようだ。ウルトラソフトは特定のレースで多くの可能性を生み出すことが期待されている。また、フロントとリアのタイヤに関してはいくつか異なる構造を試した」

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カテゴリー: F1 / ピレリ