ピレリ
ピレリが、F1アメリカGPの金曜フリー走行を振り返った。

サーキット・オブ・ジ・アメリカズは、ラップを通してタイヤに課せられる厳しさや、週末および一日の中での天候状況に関して、まさに変化に富んだサーキット。FP1とFP2との間に、気温は6℃、路面温度は16℃上昇した。この変化は、オースティン用に選択されているP Zeroホワイト・ミディアムとP Zero イエロー・ソフトコンパウンドの動作に大きな影響を及ぼす。

今回のタイヤ選択は、これまでサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されたアメリカGPで使用されたミディアムとハードよりも一段階軟らかい組み合わせとなっている。

明日の天候は、今日よりもかなり涼しいコンディションになり、最高気温が19℃と予測されている。

今年のグランプリカレンダーの中でも長距離の部類に入るこのサーキットにおける、現時点の両コンパウンド間の性能差は、ラップあたり約1.3秒となっている。午後のFP2では、摩耗とデグラデーションが午前中のFP1よりも大きくなったため、各チームは、トラックポジションを上げるチャンスが得られる正しい戦略への柔軟なアプローチを求められることになる。

メルセデスのルイス・ハミルトンが、本日行われた両フリー走行セッションの最速タイムを記録。FP1ではミディアムタイヤでセッション自己ベストタイムを記録し、FP2ではソフトタイヤでチームメイトよりもわずか0.0003秒速いベンチマークタイムとなる1分39秒085を記録した。

ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「オースティンでのグランプリも3年目を迎え、トラックは明らかに改善されてより大きなグリップが得られるようになりました。また、広範囲に渡る温度変化があった今日のセッション中にも路面の改善が進みました。今日よりもだいぶ涼しくなりそうな明日の予選を含めて、明日以降も同様の温度変化が見込まれています。ここまで見た限りでは、決勝では2ストップが主流となるでしょう。トラックポジションによっては、入り組んだ戦略を採るチームもあるかもしれません」

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カテゴリー: F1 / ピレリ / F1アメリカGP