ピレリ
ピレリが、F1モナコGPの予選を振り返った。

F1モナコGPの予選では、メルセデスのニコ・ロズベルグが、偉大な父ケケ・ロズベルグの記録を超えるキャリア通算6回目のポールポジションを獲得。初登場の2014年型ピレリP Zeroレッド・スーパーソフトを使用した今シーズン初のポールポジションとなった。

昨年もモナコでポールを獲得したニコ・ロズベルグは、P Zeroイエロー・ソフトタイヤでQ1を通過し、Q2とQ3で2セットのスーパーソフトタイヤを使用。

しかし、両タイヤの摩耗とデグラデーションは最小限度で、大半のドライバーが決勝では1ストップのみになることが予想されるため、タイヤの温存は優先事項ではなかった。

タイヤは、大接戦のレースに非常に大きな影響を及ぼす。しかし、歴史的にモナコではセーフティーカー導入率が80%と高く、昨日のGP2レースで見られたようにレースの中断もあり得る。したがって、起こり得るあらゆる事象に即座に対応するには柔軟な戦略が必要になる。潜在的な勝利の戦略は、フリー走行で収集されたタイヤデータに基づいて決定されることから、本日午前中に行われたFP3セッションもまた特に重要となった。

木曜日に行われたFP2はダンプコンディションによる影響を受けたため、ドライバーたちは、多様な燃料搭載量で両タイヤでのドライレースペースを決定するためにFP3を活用。FP3では、ルイス・ハミルトンが最速タイムを記録しました。

ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「ここモナコでは、両コンパウンドともに昨年よりもやや硬めのスーパーソフトとソフトコンパウンド間でラップあたり約1秒の性能差となっています。スーパーソフトを使用した場合でも、ベストタイムが2回目のフライングラップで計測される傾向にありました。特に上位勢はスーパーソフトで大接戦となることが明らかですから、レース戦略、中でもピットストップのタイミングが、モナコグランプリの結果を大きく左右する可能性があります。予想通り、大幅な路面の改善が見られ、各セッションの終了間際に最速タイムが計測されました。明日の決勝も好天が予想されているため、引き続き路面の改善は進み、終盤での最速タイム更新のパターンは継続するでしょう」

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カテゴリー: F1 / ピレリ / F1モナコGP