ピエール・ガスリー ラコステのアンバサダー就任 F1ドライバーとして新たな顔
ピエール・ガスリーが、フランスのファッションブランドであるラコステのアンバサダーに就任した。ラコステは2026年4月3日、フランス人F1ドライバーのピエール・ガスリーを新たなブランドの顔として迎えることを発表した。

今回の起用でガスリーは、ラコステを象徴するアイテムのひとつであるポロシャツを体現する存在となる。テニスとゴルフを愛し、スポーツ、スタイル、カルチャーが交差する領域に自然に惹かれてきた人物として、その存在感が評価された形だ。

ラコステは、ガスリーの国際的なキャリア、高い基準、そしてスタイルとパフォーマンスの両方に向き合う姿勢が、ブランドの世界観と強く共鳴すると説明している。F1での実績だけでなく、競技の枠を越えて広がる感性も、今回のパートナーシップの重要な理由となった。

ピエール・ガスリーは1996年にルーアンで生まれ、6歳でカートを始めると、モータースポーツの階段を急速に駆け上がった。2017年にF1デビューを果たし、フランスのモータースポーツ界を代表する存在のひとりへと成長。2019年にはブラジルGPでF1表彰台に立った最年少のフランス人ドライバーとなり、翌2020年にはモンツァでイタリアGPを制し、1996年以来となるフランス人ドライバーのF1優勝を成し遂げた。

ラコステは、そうしたサーキット上での実績に加え、ガスリーが他分野にも開かれた個性を備えている点に注目している。スタイルとパフォーマンスの両立を自然に体現する世代のアスリートであり、その姿勢がラコステのDNAと重なると位置づけた。

今回の協業の中核となるのが、ラコステのポロシャツだ。ルネ・ラコステが、テニス選手により大きな自由な動きと新たなエレガンスをもたらすために考案したこのアイテムは、長い年月を経て、現代のワードローブを象徴する一着へと発展してきた。スポーツとスタイルの交差点に位置する存在として、ブランドの原点を今も体現している。

ラコステは、ガスリーの起用によって、スポーツとの歴史的な対話を継続しながら、国際的な発信力をさらに強めていく考えだ。フランス人としての歩みと自然なエレガンスを備えたガスリーとの協業は、今後数か月にわたって複数のプロジェクトへと広がっていく予定だという。

エリック・バラットCEOは今回の発表に際し、次のように述べた。

「ピエール・ガスリーは、ラコステが創設以来追求してきたパフォーマンスと粘り強さの精神を完璧に体現している。彼の国際的なキャリア、高い基準、そしてテニスやゴルフのような競技への親和性は、我々の世界観と強く共鳴している。彼をメゾンのアンバサダーとして迎え、新たな章をともに開けることを大変うれしく思う」

ガスリーもまた、ラコステの持つスポーツとスタイルの融合に強い共感を示した。

「ラコステは、スポーツのヘリテージを非常に現代的なスタイルのビジョンへと昇華させてきた象徴的なフランスのメゾンだ。ポロはその最も力強い表現だと思う。テニスコートで生まれた一着が、肩の力の抜けたエレガンスの象徴になった。今日、その顔のひとりになれることをとてもうれしく思っているし、今後数か月にわたるさらなる取り組みを通じて、この関係を形にしていけることを楽しみにしている」

今回の発表は、ガスリーがF1ドライバーとしての実績に加え、フランス発のスポーツカルチャーとファッションをつなぐ存在としても評価されていることを示す内容となった。ラコステにとっても、競技の枠を越えて影響力を持つ現代的なアスリート像を、さらに明確に打ち出す一手と言えそうだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / アルピーヌF1チーム