ピエール・ガスリー、F1日本GP調査後のFIAの対応を歓迎「良いステップ」
ピエール・ガスリーは、F1日本GPでの回収車両事件に関するFIA(国際自動車連盟)の報告とそこに含まれる安全性の向上に向けた対策を「良いステップ」だと歓迎している。

アルファタウリF1のピエール・ガスリーは、雨の鈴鹿サーキットに回収車両のクレーンが侵入したインシデントを最も声高に批判していた。ガスリーは、ピットストップに続く2周目にセーフティカーの列に追いつこうとしたときに、回収車両の横を高速で通過した。

レース後、ピエール・ガスリーは、クレーンの使用は、2014年のF1日本GPで回収車両との衝突後して致命傷を負った友人のジュール・ビアンキの記憶に無礼であると述べた。

他のドライバーと同様に、ピエール・ガスリーはその後FIA会長のモハメド・ビン・スライエムと何が起こったのかについて話し合った。

FIAレポートには、将来の回収車両の使用に特別な注意を促し、レースコントロールによってチームとドライバーにその使用が通知されるようにする一連の推奨事項が含まれている。

報告書はまた、F1レースディレクターのローテーションは今後行わず、ニールス・ウィティッチが最終戦までその役割を務めることを確認している。

また、ピエール・ガスリーのスピード違反について詳しく説明し、「フラッグを無視して無謀な運転をしたため、基本的な安全規則を無視した」と指摘した。しかし、ピエール・ガスリーは、全体像とポジティブな変化に集中することを歓迎した。

「彼らが将来に向けて何を準備するのかに最も興味を持っていた」とピエール・ガスリーは、FIAの報告書について語った。

「鈴鹿でのレース後にモハメドとそこで何が起こったのかについて話し合った」

「そして最も重要なのは、F1であろうと下位カテゴリーであろうと、全員が安全であることを確認することだ」

「そして、それが彼らが取り組んでいることだ。彼らが導入したことは、明らかに良い前進だと思う」

「ドライバーズブリーフィングでそれについて話し合うことは分かっているし、それ以上できることは何でも歓迎する」

「しかし、彼らがこの問題に非常に迅速に取り組み、その直後のレースですでに解決策を考え出したことをうれしく思う」

最初のスタート後の赤旗の遅延中に、ピエール・ガスリーはレースディレクターのエドゥアルド・フレイタスに会いに行き、クレーンについて尋ねた。

ピエール・ガスリーは、その後エドアルド・フレイタスと再び話をしたことを認めたが、個人的な意見の相違は軽視した。

「彼側の話、僕側の話 - さっきも言ったように、誰が正しいか間違っているかは問題ではない」

「結局のところ、僕たちは自分の命を危険にさらしている。また、できるだけ安全になりたいと思っている」

「こうした状況でこのようなスピードでこれらの車を運転することには常にリスクがあるけど、リスクを最小限に抑えることができる限りは...」

「トラックは、トラック上にクレーンやトラクターなしで公認されている。これらの条件では安全だ」

「外部のものを載せた瞬間、それはまったく別の話だ。彼らは理解したと思うし、それは双方にとって明らかだった」

「彼らが導入したソリューションに満足している」

回収車両についてF1チームに通知するレースコントロールなどの措置が今や明白に思えるかどうかと質問されたピエール・ガスリーは「そうだね。でも、人生では、事件や間違いに直面してから解決策を見つけることがよくある。 当たり前のように見えても、パドックでは誰もそれについて考えていなかった」と語った。

また、ピエール・ガスリーは、報告書で彼のスピード違反に対する批判に異議を唱えるつもりはない。

「その側で論争を引き起こしたくはない。まえも言ったように、僕は自分のデルタに従っていた」

「そして、事故の後でバックストレートでスピードを出しすぎてペナルティを受けた。それについて論争をしたくない。 そして、それはこのレポートで重要なことでさえなかった」

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / F1日本GP / FIA(国際自動車連盟) / スクーデリア・アルファタウリ