ピエール・ガスリー 「経験を積んだ角田裕毅と多くのポイントを獲りたい」 / スクーデリア・アルファタウリ F1バーレーンGP プレビュー
スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーが、2022年のF1世界選手権の開幕戦バーレーングランプリへの意気込みを語った。

昨年は自身初めて100ポイントを超えるポイントを獲得してドライバーズランキング9位でシーズンを終えたピエール・ガスリー。2022年F1マシンの実力は未知数だが、経験を積んだ2年目の角田裕毅とのコンビでチームに多くのポイントをもたらしたいと語る。

「テストの進み具合はポジティブだったし、信頼性の問題はなく、計画したすべての作業を完了することができた。しかし、パフォーマンスの観点から僕たちがどこにいるのかを正確に知るにはまだ時期尚早だし、バーレーンでの土曜日の午後までそれについて最初のアイデアを得ることはできない」とピエール・ガスリーはコメント。

「新しい車は前の車とは感覚が非常に異なるけど、ある意味では、運転中に感じるものに関してはそれほど違いはない。車は重いので少しスライドが多いし、タイヤが大きくなって、コックピットからの視界が変わった。車も硬いけど、それでも限界を超えて運転しなければならないのがF1カーであり、その感覚に変わりはない」

「慣れなければならないことに関しては、車のすべてのエリアが変化した。空力側では、車の下側が現在どのように機能しているのか、そして、新しいタイヤなど理解しなければならないことがたくさんある。非常に複雑だし、この段階では、車を可能な限りうまく機能させる方法に関してまだ多くの疑問がある。それらには今週末から始まるシーズンの最初の数レースで引き続き取り組んでいく予定だ」

「新しい車の方が他の車をしっかりとフォローしやすいと思う。バーレーンテストでは、ルイスと6周にわたってちょっとした戦いをした。車がどのように動作するか、また他の車を追いかけているときにタイヤがどのように感じられるか、どれだけスライドするかを見るのは興味深いことだった。全体的に、これまでよりも戦ったり、オーバーテイクするのが容易になると思う。これは本当に良いことだ」

「チーム内の雰囲気はとても良い。でも、これらの新しい車を理解するためにやるべきことはたくさんあり、学ぶこともたくさんある。ベストを尽くすという僕たちのメンタリティは同じだけど、昨年と同じくらい良いシーズンを過ごすのに十分な車になるかどうかを言うのは時期尚早だ。今年は経験を積んだことで裕毅がチームにもう少し貢献できるようになるし、テクニカルフィードバックの面でも貢献してくれるので、僕たちのラインナップは充実している。仕事を終わらせ、チームのためにできるだけ多くのポイントを持ち帰れるかは僕たち二人の責任だ」

「僕たちはバーレーンでシーズンをスタートする。過去に僕がうまくやってきた場所だ。準備を整っているし、興奮している。もちろん、何を期待できるかという点で心をオープンにしておく必要がある。冬季テストのトピックの1つは、すべてのチームに影響を与えた“ポーポイズ”だ。僕たちの側から見ると、これに関する状況はバルセロナよりもバーレーンの方がすでにはるかに良かった。それは間違いなく良い感覚ではないし、頭を震わせるので、僕たちがまだ取り組む必要があることの1つだけど、それについてはあまり心配していない。僕たちは正しい方向に取り組んでいるように思う。コースに関しては、先週の3日間のテストで何が期待できるかはわかっているし、良いレースをするために何に取り組む必要があるかが明確にわかっている。トラックで全部で6日しか走っていないので、できるだけ早くクルマを開発することを目指すという点で、やるべきこと、学ぶべきことはたくさんある」

ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ) 2022年バーレーングランプリ

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / F1バーレーンGP / スクーデリア・アルファタウリ