ピエール・ガスリー、自らが招いた黄旗によって2番グリッドに昇格 / F1カタールGP
アルファタウリ・ホンダF1のピエールガスリーは、F1カタールGPの予選Q3で縁石が彼のマシンに与えたダメージは「衝撃的」だったと語る。また、彼のマシン損傷によるイエローフラッグが原因で前の二人にペナルティが科され、ガスリーは2番グリッドからレースをスタートすることになった。

ピエール・ガスリーは、ターン15の縁石を乗り越えた際にフロントウイングが外れ、右フロントタイヤに穴をあけ、フロントを損傷した。


当時、ピエール・ガスリーは、3番手タイムを記録したバルテリ・ボッタスに迫っていたが、最後のアタックをまとめることができなかったにも関わらず、印象的な4番手タイムをマークした。

「予選は素晴らしかった。ここまでの週末は本当に本当に良かった」とピエール・ガスリーは語った。

「このトラックは得意なサーキットのひとつだと思う。ドライビングだけなく、マシンのバランスが良く、限界までプッシュすることができる」

「Q3の最後のラップは0.15秒改善していたし、バルテリに非常に近かったと思う。彼が改善したかどうかは分からないけど、ラップは非常に順調に進んでいた」

「ターン15のアウトサイドで少しプッシュした。フロントウィング全体を失うのはマシン内でかなり衝撃的だったし、右フロントタイヤ全体を吹き飛ばした。それでおしまいだった」

「結局、僕たちは自分たちの仕事をして、2つのトップチームに次ぐ4位になった。これまでのところ、僕たちのチームは本当に印象的な週末になっている」

ピエール・ガスリーは、自分が特にワイドに走ったとは信じていなかった。ウイングを失ったのは2021年になって初めてではない」

「僕たちのフロントウィングが他チームに比べて本当に弱いことは知っている。バーレーンで失い、モンツァでも失った。ソチではさまざまな縁石の上で失った。本当に壊れやすいようだ。きちんとレビューする必要があるけど、そこまで膨らんだわけではなかったと思う。突然壊れた」

アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、マシンが受けたダメージにもかかわらず、カタールの縁石に問題はなかったと語った。

「それは明らかだ、私は何を言うべきか?」とフランツ・トストは語った。

「ドライバーには、『注意しろ』『トラックリミットを尊重しろ』と言っていた。そうしないとタイムが抹消されてしまうとね。そして、ここではこのタイヤで1周しかできないので、終わりだ。それが起こった」

「テレビで見た感じでは、彼はトラックから少し外れて、縁石に出ったが、非常に過酷だった。フロントウィングのエンドプレートが縁石に触れ、ウィングが外れ、右フロントタイヤが破壊された」。

「しかし、彼は素晴らしい仕事をした。彼は少しコースを離れた。それだけだ。彼はおそらく3なんてで終えることができたかもしれないが、いずれにしろ、彼は4番手だ」

アルファタウリ・ホンダF1は、F1カタールGPの週末を7つのフロントウィングで開始したが、縁石による損傷のため、チームは日曜日に4つしか残っていない。

幸いなことに、ピエール・ガスリーは仕様の変更を余儀なくされることはなく、それがピットレーンのスタートを免れた。

「フロントウィングは問題ない。同じ仕様だ」とフランツ・トストは語った。

「つまり、4番手からスタートできるということだ。レースで何が起こるのかを見ていこう」

予選後、2番グリッドのマックス・フェルスタッペンに5グリッド降格ペナルティ、3番グリッドのバルテリ・ボッタスに3グリッド降格ペナルティが科されたことで、皮肉なことに二人のペナルティを引き起こすイエローフラッグを出したピエール・ガスリーはフロントロー2番グリッドからスタートすることになった。

2021年 F1カタールGP 決勝:スターティンググリッド

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / ホンダF1 / F1カタールGP