クラッシュのピエール・ガスリー、決勝のピットレーンスタートを覚悟 / F1イタリアGP スプリント予選
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イタリアGPのスプリント予選での大クラッシュを受け、決勝でのピットレーンスタートを覚悟している。

今大会でも強力な予選パフォーマンスを発揮したピエール・ガスリーは、6番グリッドからスプリント予選をスタートし、失速したルイス・ハミルトン(メルセデス)を抜いて5番手に浮上する。

だが、その後、ダニエル・リカルド(マクラーレン)の接触してフロントウイングにダメージを負い、ウイングがマシンの下に潜り込む形となって高速コーナーのグランデでバリアにクラッシュしてリタイア。スプリント予選は1周で終わった。

ピエール・ガスリーは、自分のマシンがダメージを受けたことは把握していたが、それがどれほど深刻かは分からなかったと述べた。

「ダニエルとの接触を感じて、その直後に無線でチームに『何かあったら教えて』と伝えた。文字通りその2秒後、フロントウィングがマシアンの下に入り込んでウォールに真っすぐ行っていた」とピエール・ガスリーはセッション後に記者団に語った。

「少し火花が見えていたけど、エンドプレートがフロアに引っかき傷がついけていたのか、実際にフロントウィングが完全にずれていたのかは分からなかった。基本的には、接触してから5~6秒後にウイングはマシンの下に入っていたと思う」

「問題が発生した場合でも、方向転換して、望んだ方向ににマシンを向けることができれば、それで問題はない。でも、あのようなスピードでは、マシンの下にフロントウィングを感じて、曲がろうとしても、ウォールに真っすぐ行ってしまうだけだ。明らかにいい気分ではない」

「僕は大丈夫だし、結局、それが最も重要なことだ。でも、とても良いスタートを切っていたので、当然ながら、とてもがっかりした」

残りのスプリントでは大きなアクションはほとんどなく、ドライバーはオーバーテイクは難しいと感じていた。それを考えると、特にピットレーンからのスタートを覚悟しているピエール・ガスリーにとっては、レースでは難しいものになるが、それでも目標はポイントだと語る。

「それが目標だ」とピエール・ガスリーは語った。

「P14、P11、P12、P18 - ゼロポイントなので同じことだ。明日は少なくともポイントを獲得するためにできる限りのことをする」

「残念ながら、オーバーテイクは1回も目にしていないけど、今夜スプリントを見て、何が起こったのかを確認しようと思う。でも、オーバーテイクは本当に難しいように思えたので、その理由と、何ができるのかを理解する必要がある」

「おそらく明日はピットレーンからスタートするので、はるかに長いレースになるだろう。全てを取り戻せるよう頑張るよ」



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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / ホンダF1 / F1イタリアGP / スクーデリア・アルファタウリ