F1 ピエール・ガスリー
レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、F1アゼルバイジャンGPでのパフォーマンスの向上はドライビングポジションの変更によるものであり、新しいシートが到着する次戦スペインGPではさらなる進歩を期待していると語った。

今年、トロロッソからレッドブルに昇格したピエール・ガスリーだが、プレシーズンテストからパフォーマンスに苦戦。第3戦中国GPでようやくQ3進出を果たして初ポイントとなる6位入賞。レースではファステストラップを記録していた。

しかし、先週末のF1アゼルバイジャンGPでは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンのパフォーマンスレベルには匹敵できていなかった。決勝ではピットレーンスタートから挽回をみせたものの、ドライブシャフトの故障によってリタイアに終わった。

「スティントの終盤では僕たちはフェラーリよりも速かったし、多くのポイントを獲得できそうだった。トランスミッションが壊れたときはファステストラップを狙いにいっていた」とピエール・ガスリーは説明する。

「でも、バクーからは多くのポジティブなことが得られた。シーズン開幕以来、フィーリングは一番良かった。ドライビングポジションの変更を含めて、正しい変更が行われた」

「ペダルをはるかに快適に感じている。攻撃しやすくなったし、最初の数周は攻撃して、すべてのラップでオーバーテイクすることができたので本当にエキサイティングだった。新しいシートがまもなく到着するし、バルセロナでも改善を果たせると思う」

「チームはとてもモチベーションを高めているし、僕のエンジニアとの仕事も日々良くなっている。まもなくそれが成果を挙げると確信している。スペインGPでは実際の僕のシーズン開幕になって、その後は僕を邪魔するものは何もないことを願っている!」

「それが実現すれば、僕たちは上位を争えるはずだ。バクーでもそうなっているはずだったしね」

ピエール・ガスリーは、フリー走行2回目終了後にFIAの計量の指示に従わなかったとしてピットレーンスタートのペナルティを科せられた。レッドブルもピットストップ練習を行うことに気を取られて計量の指示が出ていることに気付かなかった。

「僕たちはレースシミュレーションに集中していて、ピットストップに向かっていたので、ライトを見ていなかった」とピエール・ガスリーはコメント。

「チームも僕の前にいマックスのピットストップに取り組んでいたので気づいていなかった。反応するのに10秒かかってしまったけど、チームがスクリーンを見たときには時計はすでに12秒経過していた。それでは遅すぎた」

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