F1 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1アブダビGPの決勝レースをリタイアで終えた。

ピエール・ガスリーは17番手からスーパーソフトタイヤでスタート。ガスリーは予選でトラブルが発生したパワーユニット(PU)をストック品に交換し、レースに臨んだ。

好スタートを切ったガスリーは、スタート直後に14番手にポジションアップ。ターン9でルノーのニコ・ヒュルケンベルグが横転するアクシデントが発生。これによりセーフティカーが導入される。ガスリーは13番手でセーフティカー先導の走行が3周終了まで続いた。

6周目にはフェラーリのキミ・ライコネンがコース上にストップし、バーチャルセーフティカー(VSC)が発動される。このタイミングで上位車がタイヤ交換のためにピットインを行い、ガスリーは10番手にポジションを上げた。ガスリーは前車に接近し、ポジションアップを狙う。18周目、上位車のピットインで9番手に上がり、さらに前車との差を詰めたガスリーは、25周目に前車のトラブルによって8番手、その次周には前車のピットインにより7番手とポジションを上げる。

28周目、ガスリーがタイヤ交換のためピットイン。ウルトラソフトタイヤに交換する。16番手でレースに戻ったガスリーは、すぐに前車をパスし15番手となり、14番手走行のハートレーの背後に迫る。33周目、ペースの速いガスリーとハートレーがポジションを入れ替える。ペースアップしたガスリーは、35周目に13番手に上がる。そして、ガスリーは上位車のピットインによって42周目に11番手、45周目には上位車のトラブルにより10番手、入賞圏内に浮上した。しかし47周目、ガスリーのマシンにPUのオイル漏れによるトラブルが発生しストップ。悔しいリタイアとなった。

「予選、決勝ともに苦戦を強いられ、僕らにとっては厳しいレースウイークとなった」とピエール・ガスリーはコメント。

「残り数周のところで後方から煙が出始めた。何が起きたのかはっきり分かってはいないが、それまではとても楽しいレースを満喫できていた。17番手から10番手までポジションを上げて、9位フィニッシュしたロマン(グロージャン)とバトルができていたが、リタイアという結果に終わってしまった」

「今日はトロロッソでの最後のレースだったので、少し感傷的になっていた。チーム、そしてホンダのみんなと、素晴らしいシーズンを過ごすことができたので、それに報いるためにも、今日は完走を果たしたかった。ただ、全体的には僕にとっていいシーズンとなった」

「トロロッソと働けて、本当に楽しかったし、ともに過ごしたレースウイークを忘れない。来年、レッドブルで始まるキャリアの新章も楽しみだが、僕に多くを与えてくれて、情熱あふれる最高のメンバーがそろったこのチームを去るのはさみしい。みんなと働けて、本当によかった!」

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / F1アブダビGP