ピエール・ガスリー F1 スクーデリア・トロ・ロッソ
トロ・ロッソのピエール・ガスリーは、最終戦アブダビGPの決勝を控え、チームのピットガレージの緊張は高まっていると語る。

トロ・ロッソは、2017年のF1コンストラクターズ選手権6位の1000万ドル(約11億円)をかけた戦いを繰り広げているが、後半戦では厳しい戦いを強いられており、アブダビでは状況はさらに悪化している。

現在6位につけているトロ・ロッソだが、最終戦を残して7位のルノーとは4ポイント差、8位のハースとは6ポイント差と厳しい状況。さらに予選ではピエール・ガスリーが17番手、ブレンドン・ハートレーは最下位と後方からのスタートとなる。

予選後、ピエール・ガスリーは「ブレンドンと比較すれば良いラップができたと思うので、それは唯一ポジティブな点だ。でも、それが目標ではない」とレポーターにコメント。

「今週末は6位を維持する必要がある。実際、現時点では僕たちにはどうすることもできない。僕たちには戦えるペースがあに。実際にそれに影響を与えるおkとなく、状況を見ているのはちょっと悩ましい」

ルノーのパワーユニットを搭載するトロ・ロッソは過去5戦で1ポイントしか獲得できておらず、ルノーとハースとの差を縮められている。

トロ・ロッソは、チームの大半のポイントを獲得していたカルロス・サインツがF1アメリカGPからルノーに移籍。さらにダニール・クビアトを解雇している。

それによって新人のピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーを起用することになったトロ・ロッソだが、チームはプレッシャーを感じているとピエール・ガスリーは語る。

「現時点でフランツ(トスト)は本当にストレスを抱えているように見える。僕たちと同じようにね。来年、競争的でいたければ、この6位を維持することが重要だ。開発に影響を与えるからね」

「上位グリッドできとんと戦えないことにちょっとフラストレーションを感じている。17番手スタートでは何かをするのは難しい。でも、すべてを試みてみるよ」

「フォース・インディが十分に速いことを願っている。現時点で僕たちにできることは、明日の朝、ヒュルケンベルグが8位でフィニッシュすることを祈ることだけだ」

「ダウンフォース面で僕たちは望んでいるところにはいない。コーナーでもストレートでも競争力がない。改善する必要があるエリアはたくさんあるけど、このような問題にさらに問題が積み重なって、最終的にギャップはかなり大きくなっている。かなり厳しい」

チームメイトのブレンドン・ハートレーは、技術的なトラブルに苦しんでおり、加入後の4戦すべてでパワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティを受けている。

「失うものはほとんどなかったし、10グリッド降格ペナルティを科せられることはわかっていたので、なんとかパフォーマンスを見い出そうとクルマに多くの変更を施した」とブレンドン・ハートレーはコメント。

「予選ではうまくいかなかった。まったくラップをまとめることができなかった。個人的にちょっと落胆している。良い仕事ができなかった。僕たちはどこでもペースが足りないように思う。ロングランではハースやザウバーと似たような感じだけど、ポイントはタフな要求だと思う」

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / トロロッソ / F1アブダビGP