セルジオ・ペレス レッドブルF1時代のフェルスタッペンとの確執を告白
セルジオ・ペレスが、2022年のF1シーズンにレッドブルF1でチームメイトだったマックス・フェルスタッペンとの間で起きた一件について語った。特に話題となったのは、モナコGP予選Q3でのクラッシュと、ブラジルGPでのチームオーダー無視の出来事である。

ブラジルGPでは、ペレスがフェルスタッペンにポジションを譲ったが、その後フェルスタッペンが順位を上げられなかったため、レッドブルはポジションを返すよう指示。しかしフェルスタッペンはこれを拒否し、「理由がある」と発言した。

この発言を受けて、ファンやメディアの間では、その“理由”が同年5月のモナコGP予選Q3でペレスがクラッシュした件にあるのではないかという憶測が広がった。あのクラッシュによりフェルスタッペンはアタックを完了できず、順位を改善するチャンスを失ったとされている。

この件について、ペレスはスペイン語のポッドキャスト番組『Desde el Paddock』に出演し、以下のように語った。

「その話の全貌は、僕のキャリアを振り返る本の中で明かすつもりだ」としつつも、モナコでの件がフェルスタッペンの中で尾を引いていたことは認めた。

「マックスはモナコの出来事に対して問題を抱えていた」とペレスは明かす。

「ただ、彼が直接僕に言ったことはなかった。すべてを自分の中に留めていて、6~8か月後になってから突然持ち出してきたんだ」

「でも僕の中では、その件はモナコの次のバクーで話し合って、すでに解決していた。あのときにすべてクリアになったと思っていた」

「でも、マックスはそういう性格なんだ。いろいろ抱え込んで、最終的にトラック上で爆発させるタイプなんだよ」

この発言により、モナコQ3のクラッシュがフェルスタッペンの中でくすぶり続けていたことが明らかとなった。ペレスとフェルスタッペンの関係は2023年以降もチーム内で注目の的となっているが、この一件がその背景の一端を物語っている。

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