セルジオ・ペレスが2026年にF1復帰へ メキシコ財閥カルロス・スリムが明言
セルジオ・ペレスが2026年にF1グリッドへ復帰する見通しが強まっている。レッドブルF1から放出され、2025年は活動休止状態となっているメキシコ人ドライバーだが、長年の後援者である実業家カルロス・スリムがメキシコのメディアに対し「復帰の準備を整えている」と語った。

レッドブル・レーシングは当初、レーシングブルズから昇格してきたリアム・ローソンを後任に据えたが、2戦後には彼も交代となり、代わって角田裕毅が起用された。

レッドブルによって契約を買い取られ、1,300万ユーロの報酬を得て「空白の1年」を過ごすことになったペレスだが、2026年のF1復帰を視野に入れている。

ペレスのキャリアを長年支えてきたメキシコの大富豪カルロス・スリムは、メキシコメディアに対し次のように語った。

「彼が複数の選択肢を検討しているのは知っている」とカルロス・スリムはコメント。

「私たちは皆、そしてファンも彼を応援している。彼はしっかりとトレーニングを積み、復帰に向けて準備をしている。実現すれば本当に嬉しいが、今はその可能性を見極めている段階だ」

復帰先はキャデラックか?アルピーヌも可能性
スリムは、ペレスがF1に復帰するかどうかではなく、「どのチームで復帰するのか」が問題だと見ている。以前から、ペレスはキャデラックやアルピーヌといったチームと関連づけられてきた。

2026年からF1参戦を予定している11番目のチーム、キャデラックは、北米を拠点とすることからペレスにとって最も理にかなった選択肢のように思われる。

アメリカのチームは、元レッドブルF1ドライバーであるペレスが候補の一人であると認めているが、現時点で契約は発表されていない。

一方、もう一つのチームであるアルピーヌは、ペレスとの関係を「憶測」として一蹴している。しかし、チームを率いるフラビオ・ブリアトーレにとっては、不振のフランコ・コラピントに代わる理想的な解決策となる可能性もある。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス