セルジオ・ペレス F1メキシコGP「ローソンはレースを台無しにした」
セルジオ・ペレスは、メキシコグランプリのレース序盤にリアム・ローソンとバトルを繰り広げた影響を悔やむことになった。レッドブルのドライバーはダメージを負い、ホームイベントを17位で終えることとなった。

ペレスにとってはすでに厳しいスタートとなっていた。予選で苦戦した結果、18番グリッドからのスタートとなったが、さらにレース序盤にはスターティンググリッドのボックスから前へ出過ぎたとして5秒のタイムペナルティを科せられてしまった。

ペナルティにもかかわらず、ペレスは着実に順位を上げ、ポイント獲得に近づいていた。10位を争うローソンと接触した際には、ポイント獲得に近づいていた。ペレスはターン4で一時的に先行したが、RBに押し出されてコースアウトし、その後、2人のドライバーの戦いが続くなか、ローソンが前に出た。

この接触によりペレスはRB20のサイドにダメージを負い、その後は難しいレースを強いられ、最終的に17位でレースを終えた。

セルジオ・ペレスとリアム・ローソン メキシコグランプリセルジオ・ペレスとリアム・ローソンはメキシコグランプリの序盤でサイド・バイ・サイドのバトルを展開した。

レース後、ペナルティとローソンとのバトルについて、グランプリがどのように展開したのかと問われたペレスは「スタート直後はとても調子が良かったと思う。ペナルティがあったとはいえ、今日はポイントを獲得できたはずだ」と振り返った。

「僕たちは進歩していたし、レース序盤でリアムと一緒にポイント獲得に近づいていた。僕はポジションをキープし、ターン5では前に出ていた。彼はコース外に出て戻ろうとしていたが、そのままコース上を走り続けるとは思っていなかった」

「彼はマシンの側面全体を剥がしたが、ペナルティを受けていないから、彼のせいではないんだろうね」

「彼は先週末、フェルナンド(アロンソ)にも同じことをしたし、レース終盤にはフランコ(コラピント)にも同じことをしたのに、ペナルティはなかった。だから、ペナルティを受けるかどうかは、その人次第なのかもしれない」

ローソンとこの件について話し合うつもりかと尋ねられたペレスは、「そうだね。僕はただ、お互いのレースを台無しにしたと思うと彼に言った。僕は前を走っていたし、あの時点で接触する必要はなかった。レースの11周目だったし、お互いにとってレースを台無しにするだけだった。とても賢い動きだとは思わない」と答えた。

苦境に立たされたにもかかわらず、ペレスはトラックで彼を応援するファンから変わらぬ人気を保っている。 ファンを前にこのような結果に終わったことの痛手について、34歳のペレスは2025年のイベントで挽回すると誓った。

「僕は2度表彰台に上ったし、今日は本当に良いレースができたと思う。本当に良いカムバックができたと思う。でも、そうはならなかったので、来年また挑戦するよ」とペレスは語った。

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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / レッドブル・レーシング / F1メキシコGP