セルジオ・ペレス 「レッドブルF1の問題を理解してないメディア関係者がいる」
チームメイトのマックス・フェルスタッペンのバックアップを務め、開幕5戦のうち4戦で表彰台に上がるなど好調なシーズンスタートを切ったペレスだが、それ以降の11回のグランプリではいずれもトップ3入りを果たせていない。
ペレスは、この件を「おそらく過去15か月間抱えていた」問題だとし、「マシンの開発、方向性、我々が進めてきた軌道」のせいだとし、フェルスタッペンは最近のレースまで、ガレージの自分の側でなんとか状況をコントロールしていたと語った。
フェルスタッペンが今苦戦しているのを見て、そして最初からずっとマシンの運転が難しかったことを強調しているのを見て、少しは正当化されるかと問われると、ペレスは「マックスのスタイルの問題だと思う。彼は生まれつき、我々が抱えている問題にあまり敏感ではないんだ」と語った。
「特にメディア関係者の中には、ドライバーのスタイルが異なれば結論も異なるということを理解していない人もいる。問題は…いや、問題ではない。幸いにもマックスは僕ほどそのことに敏感ではなかった」
「10、12レース前は、これらの問題について不満を言っていたが、今ではマックスでさえ感じているほど大きな問題だ。この解決策は、僕のスタイルにとってさらに有利になると思う」
「データ上ではそれが非常に明確だ。チームもそれを十分に認識しており、今後すぐに問題を解決できることを期待している。そうすれば、車のパフォーマンスを大幅に引き出すことができるはずだ」
セルジオ・ペレスはレッドブル・RB20での苦戦の中、Q3進出とポイント獲得に向けて戦いを挑んできた。セルジオ・ペレスは、2021年と2023年にこのイベントで優勝し、ストリートトラックのスペシャリストとしての評判を高めており、アゼルバイジャングランプリの唯一の連続優勝者としてバクーに到着した。
しかし、今週末も同じようにプッシュするだけの自信があるかと問われると「現時点ではない。モンツァの後ではない、そう言わせてもらおう。だが、あれは完全に違うトラックだ」とペレスは語った。
「シミュレーターでは、トラックレイアウトのおかげで、おそらく今年最高のバランスのように感じる。そのため、現在抱えている制限をここではそれほど感じることなく、自信を持ってサーキット全体を攻めることができると期待している」
「ここからラップタイムを稼ぐには、これが唯一の方法だ。車を壁にぶつけ、ブレーキングで車を投げ出す自信が必要だ。それができれば、本当にいいと思う。理論上は、今回は僕たちにとって最高のチャンスのようだ。次の2週間（シンガポールが続く）は良い週末になるはずだ」
レッドブルは残り8戦でコンストラクターズランキングでマクラーレンにわずか8ポイント差をつけており、一方、ドライバーズランキングではマックス・フェルスタッペンがランド・ノリスに62ポイント差をつけている。
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