セルジオ・ペレス F1ラスベガスGP予選Q2敗退「走行プランは的確ではなかった」
セルジオ・ペレスは、F1ラスベガスGPでQ2敗退の一因となった「間違った」戦略はレッドブル・レーシングと事前に計画されていたものだったと明かした。

F1初開催となったラスベガス・ストリップ・サーキットでの週末、ペレスは今季9度目となる予選Q3進出を逃した。残りのチームよりも早くQ2での最後の走行を終えたペレスは、ウイリアムズの両ドライバー、ピエール・ガスリー、バルテリ・ボッタス、ケビン・マグヌッセンが終盤に調子を上げてきたとき、対応することができなかった。

最終的に12番手に落ちたペレスは、進化する路面が最もグリップしやすいときにコースに出ないという選択は事前に決まっていたと語る。

「予選の前にチームと作戦を練ったんだけど、明らかにここは知らない場所だし、何がベストなプログラムかを考えて、このルートにした」とペレスは説明。「その前も、そのあとも、それが間違った判断だったことを知るのは簡単だ」

「Q1を通過できたのはすでに少しラッキーだった。最終ラップのためにピットに戻れなかったからね。 Q2では、セッションを終えるのが少し早すぎた。コース上にまだ進化が残っているなかでピットに戻ることになった」

「ここは僕らにとって新しい場所だから期待していなかったけれど、そういうものなんだ」。

この週末を前に、ドライバーたちは最近再舗装されたアスファルトと冷え込んだ路面コンディションの組み合わせがもたらす挑戦への準備をすでに整えていた。

その後、多くのチームがタイヤ温度を上げるために、ドライバーとともに別のウォームアップを行うことを選択した。

「一筋縄ではいかない」とペレスは指摘する。「予選ではさまざまなプログラムが実施され、それに巻き込まれたチームもあったし、僕たちもそのなかの一人だった」

「良くなってきてはいたけど、明らかにこの場所ではグリップレベルが良くなかった

ペレスは、Q2で最後の走行のために早めに出たことに驚きを認めたが、予選を通してRB19マシンからペースを引き出すのに苦労していたと主張した。

「こんなに早く終わるとは思っていなかったよ。でも、今日は究極のコンマ1秒が出なかったようだ。だからペースが少し足りなかったんだ」。

フェラーリのカルロス・サインツがパワーユニットのコンポーネント超過で10グリッド降格となったため、ペレスは明日の決勝で1グリッド昇格して11番手となる。

レッドブルは通常、予選の1ラップよりもレース距離のほうが強いパフォーマンスを発揮するため、ペレスは順位を上げていけると楽観視している。

「予選のペースよりも決勝のペースのほうがずっと速いはずだ」とペレスは強調した。「だから、明日はそれが僕たちを前進させてくれることを期待している」。

しかしペレスは、高ポイントを獲得するためにはタイヤのデグラデーションは避けなければならないと考えている。

「デグラデーションは本当に高くなる可能性があると思う」とペレスは語った。「だから、明日はいろいろなことを見て、何ができるかを見極めたい」

セルジオ・ペレス F1 ラスベガスグランプリ

セルジオ・ペレス

「ついていない予選だった。各車接戦だったけど、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことができなかった。もっと速いペースがあったはずだけど、出しきることができなかったので原因を調べなければならない。また、僕たちの走行プランが的確ではなかったかもしれない。Q2を4分残して早めに終えてしまったけおd、そのあとは路面がだんだんとよくなっているようだった。改善は必要だけど、最善を尽くした結果だし、レースに強いマシンは準備できているから、さらに上を目指せるはずでだ。ストリップでDRSはとても有効だと思うので、辛抱強く自分たちのペースを信じて戦う。明日はきっと面白いレースになるだろう」

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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / レッドブル・レーシング / F1ラスベガスGP