F1
F1は、90年代後半からアジアや中東へ進出しており、今年は韓国、2011年にはインド、2012年にはアメリカ、そして2014年にはロシアが新たにF1カレンダーに加わる予定となっている。

だがその一方で、バーニー・エクレストンはF1カレンダーを最大でも20戦に保つことを誓っており、スパ・フランコルシャンのような歴史と人気を併せ持ったサーキットがカレンダー落ちの危機に瀕している。

スパ・フランコルシャンがF1を失う可能性について質問されたバーニー・エクレストンは「確かにそうだ」とコメント。

「彼らにはその余裕がないので、政府の支援がなければ去ることになるかもしれない。イギリスGPも同じことだ」

もうひとつの問題は、それらに代わるサーキットの大部分がヘルマン・ティルケによって設計されていることが挙げられる。テュルケ・デザインのサーキットは、刺激が少なく、クローンが体調生産されているとの批判もある。

「我々の問題は、非常に安全なレースサーキットを造ろうとしていることだ」とバーニー・エクレストンは説明する。

「どこにでも新しいサーキットを造れるわけではないので、あまり動きが得られない」

「しかし、トルコは世界で最高のサーキットのひとつだ。あそこには動きがある」

しかし、バーニー・エクレストンは、そのイスタンブールでさえ確実というわけではないと語る。

「商業的にうまくいっていないので、休みが必要だと決断するところもあるかもしれない。トルコが良い例かもしれない」

「彼らは素晴らしいサーキットを造った。ベストといってもいいかもしれない。しかし、大衆にあまり熱意がない。理由はわからないがね」

F1日本GPも安泰というわけではない。2010年は小林可夢偉の華麗なオーバーテイクなどによりレースは盛り上がりをみせたが、観客数は4年前に比べて5万人減少している。

鈴鹿サーキットは2011年でF1開催契約が終了するが、鈴鹿サーキットを所有するモビリティランドのモータースポーツ常務取締役でる山田格は2012年の新しいレース契約について「討議中ですが、継続したいと考えています」と述べている。

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