F1：サーキットに観客が戻ることを心配するF1チーム
新型コロナウイルスの世界的な流行により、2020年のF1世界選手権は観客を入れない“ゴーストレース”のコンセプトによって何とか再開にこぎつけ、これまでの6戦はすべて無観客で行われている。
レーシング・ポイントのセルジオ・ペレスを含め、新型コロナウイルス感染者が出ていないわけではないが、外部との接触を断った“バブル”環境を作り出すことで、感染者は一桁台にとどまっていた。
しかし、F1ロシアGPの主催者は、約3万枚のチケットを販売しており、F1ポルトガルGPを開催するアルガルベ・サーキットは5万人の観客を入れる計画を立てている。
Bild am Sonntag は「我々の情報によると、いくつかのF1チームはそれについて懸念しており、彼らのクルーの健康を心配している」と報道。
アルガルベ・サーキットの責任者であるパウロ・・ピニェイロは、5万人の数字は収容人数の約半分だと Speed Week に語る。
「我々のシステムを酷使しないことが重要だ。5万人であれば、プレッシャーは大幅に軽減される」とパウロ・ピニェイロは語り、多くの観客が入場したからとしって、F1がノーマルに戻ることはないと主張する。
「観客が許可されるからといって、すべてが許可されるという意味ではない」とパウロ・ピニェイロは説明する。
「チケットを購入しれば、同意しなければならない多くのルールとともにチケットが自宅に送られる」
ルールの中には、レンタカーを借りることができる場所、会場への特定のルート、サーキットでの制御された動き、およびマスクの着用に関する制限がある。
「マスクは食事と飲酒のためにのみ取り外すことができ、トイレに行く必要がある人々は当局と相談してそうする必要がある。それは通常のようにはならない」とパウロ・ピニェイロは語った。
また、パウロ・ピニェイロは、観客の動きを制御するために追加で5,000人の警察が近くの地域に配備されると語った。
「我々は大規模イベントを開催しようとしているが、誰もがルールに従わなければならない。我々は将来のすべての主要なイベントのテストダミーであり、ファンは正しく行動する必要がある」
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