F1 欧州連合からのイギリス脱退
F1チームは、英国で起こっているEU離脱(ブレグジット)問題を懸念していることを認める。

英国国民は、2016年に欧州連合(EU)を離脱に投票したが、テリーザ・メイ首相の不信任動議や英与野党からの反発などにより状況は危機に瀕している。

来年の3月29日までに離脱案が議会を通過しなければ、英国は将来について不確実なままEUを離脱することになる。

F1では、メルセデスやレッドブルといったトップチームを含めた大部分のチームがイングランドを拠点としている。

EU離脱問題について質問されたメルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフは「我々は英国で大規模な操業を行っているので、非常に密接にそれを監視している」とコメント。

「EU市民が我々のために働いており、EUから多くの品物を輸入している。それらが国境に引っかかることがないように措置を講じている」

フランスのチームであるルノーも英国を拠点としており、チームプリンシパルのシリル・アビテブールは“特に商品や人の動き”について懸念していると語る。

「近年、我々は急速に発展してきた。特に英国が提供する若者っや学校を出た人々の可能性のおかげでね。我々はそれが変化しないことを望んでいる」

「F1にとって劇的なことだが、我々は英国の当局が、英国産業の柱のひとつを失うことを理解してくれると完全に信頼している」

ミルトンキーンズに拠点を置くレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、最終的に良い解決策が見つかるとポジティブに考えていると語る。

「我々がコンペティティブであり続け、やっていることに満足し続けるには、人々が英国とのビジネスを継続することが重要だと思っている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「現時点では混乱があるのは明らかだが、今後数週間、数カ月でソリューションが見つかることを期待している」

一方、イタリアを拠点にするフェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、ブレグジットが英国の才能を捕える絶好の機会になると考えている。

「すべてが現時点で発表されている方向に進むなら、近い将来、多くの人々がマラネロのドアをノックすることになるだろう」とマルリティオ・アリバベーネはコメント。

「だが、F1全体について話をすれば、最善のシナリオではないし、解決策が見つかることを願っている」

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