【鈴鹿8耐】 ヤマハ・ファクトリーが初日総合トップ! 3連覇向け好発進
7月27日(木)、鈴鹿8耐の第40回記念大会がついに開幕した。
走行初日は、13時50分と16時からそれぞれ1時間の走行枠が設けられ、走行1本目では中須賀克行が2分07秒540を記録してYAMAHA FACTORY RACING TEAMがトップとなった。YART Yamaha Official EWC Teamは2分09秒343で9番手、ポイントリーダーを1ポイント差で追うGMT94 Yamaha Official EWC Teamは2分11秒415で15番手となった。
走行2本目では、ユーズドタイヤで引っ張るYAMAHA FACTORY RACING TEAMはベストタイム2分08秒020で2番手。YART Yamaha Official EWC Teamは2分09秒383で10番手、GMT94 Yamaha Official EWC Teamはタイムを2分09秒873にまで詰めて14番手となった。
走行初日の総合結果はYAMAHA FACTORY RACING TEAMがトップで、YARTは10番手、GMT94は14番手となったが、この日はあくまでも走り始めであり、いずれのチームもマシンのチェックやセッティングの微修正に終始した形だ。
中須賀克行
「今日は事前テストでまとめてきたマシンの再確認で、とくに問題はありませんでした。1本目の走行で2分07秒540を記録できて、これがトップタイムになりましたが、その後は僕もアレックスも、そしてマイケルもユーズドタイヤでの走行になりましたが、それでも2本目の走行では2分08秒020をマークできました。ただ、天気がすぐれずに路面温度も低かったので、今日の走行データは参考程度と思った方がいいかもしれないですね」
アレックス・ローズ
「今日のセッションはとてもよかったですね。3連覇に向けていいスタートを切ることができたよ。今日はいつもより涼しかったし、明日以降の天候がどうなるかはわからないけど、マシンにもセッティングも何の問題もなかった。明日も楽しみにしてる」
マイケル・ファン・デル・マーク
「すごくいい1日だったよ。いつもに比べて気温がだいぶ低かったけど、YZF-R1はよく走ってくれたし、セッティングも含めて何の問題もなかった。決勝はもっと気温が上がるから状況は変わると思うけど、今日のところは速いペースで走れて、いいスタートが切れたと思う」
吉川和多留監督
「いよいよ鈴鹿8耐がスタートしましたが、今日は天候がすぐれず、路面温度も上がらなかったので、まずはこれまでのテストでセットアップしてきたマシンの細部を再点検することに務めました。また、3人のライダーにはタイムの遅いライダーのパッシングや、混んでいるときの走り方などを思い出してもらいました。マシンそしてライダーともにまったく問題はなく、調整レベルで初日を終えました」
ブロック・パークス
「よかったよ。大きくセッティングを変えてみたんだけど、いいところ、悪いところがあった。明日にはセッティングの方向性を決めるつもりだ。今日はいつも鈴鹿8耐に比べるとずいぶん涼しかったから、正直言って100%のコンディションとは言えない。明日も涼しそうだしね。でもウィークエンドに向けては暑くなるだろうから、あくまでも決勝を見据えてセットアップを進めているんだ」
マービン・フリッツ
「2週間前の合同テストも、そして今日も、いいセッションになったよ。鈴鹿サーキットを走るのは今回が初めてで、僕にとってはすべてが新しい。でも、経験豊富でコースのこともよく知っているブロックたちとほとんど同じぐらいのペースで走ることができた。すごくハッピーだよ。チームとしても大きく前進できたし、いいレースができそうだ」
野左根航汰
「この初日は、フラストレーションの溜まる一日になりました。1本目、2本目ともに僕の走行中にマシントラブルが出てしまい、気持ちよく走ることができませんでした。ただ、マシンセッティングに関して、僕が提案したことをブロック、マービンともに理解して取り入れてくれたので、いい方向にいっていると思います。今大会で逆転チャンピオンの可能性はありますが、チームとしてはそこに照準を置くのではなく、8時間レースをしっかりと走りきることが目標です」
マンディ・カインツ監督
「テストの時とはまったく違う方向性のセッティングを試したんだ。ラップタイムはいいけど、ライダーはまだ満足していないようだ。明日はまた違うセッティングをテストして、よりよい結果を得たいね」
デビット・チェカ
「合同テストの時よりいいフィーリングで走ることができた。テストの時とは天候はだいぶ違うし、タイヤも違う。天候のタイヤの組み合わせでどうなるか分からない部分もあるけど、いいレースができそうだ」
ニッコロ・カネパ
「ラップタイムを縮めることができて、いい1日だった。ダンロップがいいタイヤを提供してくれて、とてもいいフィーリングで走ることができた。今日は信じられないぐらい涼しかったから、ライディングをエンジョイできたよ(笑)。でも、セッティングは決勝を見越して進めているんだ。僕たちのターゲットはチャンピオンシップを勝ち取ること。今日はライバルよりいい結果が残せたし、ライダーはみんないいペースで走れているし満足だ。チームの雰囲気はいいし、ヨーロッパで3勝を挙げて鈴鹿入りできているし、セッティングもうまくいっているから、自信を持ってるよ。自分たちのやるべきことをやれば、チャンピオン獲得という目標を達成できるはずだ」
マイク・ディ・メリオ
「テストに比べてタイムを短縮することができた。たくさんのタイヤをテストしながらだったけど、いいペースで走れたんだ。セッションの間、長いことトップ10に名を連ねられたし、満足してるよ。この調子でセッションを進めることができれば、チャンピオンシップもいい結果が得られると思っている」
クリストフ・グィオ監督
「9秒8はとてもいいペースだと思う。今日の走行セッションは1枠1時間しかなかったから、各セッションでライダーふたりずつ走ってもらい、セットアップを優先した。ポジションとしては14番手だけど、鈴鹿8耐はファクトリーチームもたくさん走っているからね。順位よりも、決勝に向けていいペースで走れていることの方が重要だ。そういう意味では満足している。EWCのチャンピオン獲得はもちろん意識しているし、そのための今回の鈴鹿8耐だ。でも、何があるか分からないのが耐久レース。過信せずに、やるべきことをやるよ」
カテゴリー: F1 / F1関連
走行初日は、13時50分と16時からそれぞれ1時間の走行枠が設けられ、走行1本目では中須賀克行が2分07秒540を記録してYAMAHA FACTORY RACING TEAMがトップとなった。YART Yamaha Official EWC Teamは2分09秒343で9番手、ポイントリーダーを1ポイント差で追うGMT94 Yamaha Official EWC Teamは2分11秒415で15番手となった。
走行2本目では、ユーズドタイヤで引っ張るYAMAHA FACTORY RACING TEAMはベストタイム2分08秒020で2番手。YART Yamaha Official EWC Teamは2分09秒383で10番手、GMT94 Yamaha Official EWC Teamはタイムを2分09秒873にまで詰めて14番手となった。
走行初日の総合結果はYAMAHA FACTORY RACING TEAMがトップで、YARTは10番手、GMT94は14番手となったが、この日はあくまでも走り始めであり、いずれのチームもマシンのチェックやセッティングの微修正に終始した形だ。
鈴鹿8時間耐久ロードレース フリー走行総合結果(トップ10)
Pos. | No. | Team | Machine | Time |
---|---|---|---|---|
1 | 21 | YAMAHA FACTORY RACING TEAM | YAMAHA | 2'07.540 |
2 | 634 | MuSASHi RT HARC-PRO. Honda | Honda | 2'07.756 |
3 | 12 | YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING | Suzuki | 2'08.321 |
4 | 5 | F.C.C. TSR Honda | Honda | 2'08.342 |
5 | 11 | Kawasaki Team Green | Kawasaki | 2'08.430 |
6 | 25 | HondaSuzukaRacingTeam | Honda | 2'08.617 |
7 | 39 | BMW Motorrad39 | BMW | 2'08.926 |
8 | 19 | MORIWAKI MOTUL RACING | Honda | 2'08.938 |
9 | 95 | S-PULSE DREAM RACING・IAI | Suzuki | 2'09.312 |
10 | 7 | YART Yamaha Official EWC Team | YAMAHA | 2'09.343 |
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
初日総合トップ:2分07秒540中須賀克行
「今日は事前テストでまとめてきたマシンの再確認で、とくに問題はありませんでした。1本目の走行で2分07秒540を記録できて、これがトップタイムになりましたが、その後は僕もアレックスも、そしてマイケルもユーズドタイヤでの走行になりましたが、それでも2本目の走行では2分08秒020をマークできました。ただ、天気がすぐれずに路面温度も低かったので、今日の走行データは参考程度と思った方がいいかもしれないですね」
アレックス・ローズ
「今日のセッションはとてもよかったですね。3連覇に向けていいスタートを切ることができたよ。今日はいつもより涼しかったし、明日以降の天候がどうなるかはわからないけど、マシンにもセッティングも何の問題もなかった。明日も楽しみにしてる」
マイケル・ファン・デル・マーク
「すごくいい1日だったよ。いつもに比べて気温がだいぶ低かったけど、YZF-R1はよく走ってくれたし、セッティングも含めて何の問題もなかった。決勝はもっと気温が上がるから状況は変わると思うけど、今日のところは速いペースで走れて、いいスタートが切れたと思う」
吉川和多留監督
「いよいよ鈴鹿8耐がスタートしましたが、今日は天候がすぐれず、路面温度も上がらなかったので、まずはこれまでのテストでセットアップしてきたマシンの細部を再点検することに務めました。また、3人のライダーにはタイムの遅いライダーのパッシングや、混んでいるときの走り方などを思い出してもらいました。マシンそしてライダーともにまったく問題はなく、調整レベルで初日を終えました」
YART Yamaha Official EWC Team
初日総合9番手:2分09秒343ブロック・パークス
「よかったよ。大きくセッティングを変えてみたんだけど、いいところ、悪いところがあった。明日にはセッティングの方向性を決めるつもりだ。今日はいつも鈴鹿8耐に比べるとずいぶん涼しかったから、正直言って100%のコンディションとは言えない。明日も涼しそうだしね。でもウィークエンドに向けては暑くなるだろうから、あくまでも決勝を見据えてセットアップを進めているんだ」
マービン・フリッツ
「2週間前の合同テストも、そして今日も、いいセッションになったよ。鈴鹿サーキットを走るのは今回が初めてで、僕にとってはすべてが新しい。でも、経験豊富でコースのこともよく知っているブロックたちとほとんど同じぐらいのペースで走ることができた。すごくハッピーだよ。チームとしても大きく前進できたし、いいレースができそうだ」
野左根航汰
「この初日は、フラストレーションの溜まる一日になりました。1本目、2本目ともに僕の走行中にマシントラブルが出てしまい、気持ちよく走ることができませんでした。ただ、マシンセッティングに関して、僕が提案したことをブロック、マービンともに理解して取り入れてくれたので、いい方向にいっていると思います。今大会で逆転チャンピオンの可能性はありますが、チームとしてはそこに照準を置くのではなく、8時間レースをしっかりと走りきることが目標です」
マンディ・カインツ監督
「テストの時とはまったく違う方向性のセッティングを試したんだ。ラップタイムはいいけど、ライダーはまだ満足していないようだ。明日はまた違うセッティングをテストして、よりよい結果を得たいね」
GMT94 Yamaha Official EWC Team
初日総合14番手:2分09秒873デビット・チェカ
「合同テストの時よりいいフィーリングで走ることができた。テストの時とは天候はだいぶ違うし、タイヤも違う。天候のタイヤの組み合わせでどうなるか分からない部分もあるけど、いいレースができそうだ」
ニッコロ・カネパ
「ラップタイムを縮めることができて、いい1日だった。ダンロップがいいタイヤを提供してくれて、とてもいいフィーリングで走ることができた。今日は信じられないぐらい涼しかったから、ライディングをエンジョイできたよ(笑)。でも、セッティングは決勝を見越して進めているんだ。僕たちのターゲットはチャンピオンシップを勝ち取ること。今日はライバルよりいい結果が残せたし、ライダーはみんないいペースで走れているし満足だ。チームの雰囲気はいいし、ヨーロッパで3勝を挙げて鈴鹿入りできているし、セッティングもうまくいっているから、自信を持ってるよ。自分たちのやるべきことをやれば、チャンピオン獲得という目標を達成できるはずだ」
マイク・ディ・メリオ
「テストに比べてタイムを短縮することができた。たくさんのタイヤをテストしながらだったけど、いいペースで走れたんだ。セッションの間、長いことトップ10に名を連ねられたし、満足してるよ。この調子でセッションを進めることができれば、チャンピオンシップもいい結果が得られると思っている」
クリストフ・グィオ監督
「9秒8はとてもいいペースだと思う。今日の走行セッションは1枠1時間しかなかったから、各セッションでライダーふたりずつ走ってもらい、セットアップを優先した。ポジションとしては14番手だけど、鈴鹿8耐はファクトリーチームもたくさん走っているからね。順位よりも、決勝に向けていいペースで走れていることの方が重要だ。そういう意味では満足している。EWCのチャンピオン獲得はもちろん意識しているし、そのための今回の鈴鹿8耐だ。でも、何があるか分からないのが耐久レース。過信せずに、やるべきことをやるよ」
カテゴリー: F1 / F1関連