ピアストリ マクラーレンF1のチームオーダーに対処「お互い正しいことをする」
ランド・ノリスがレッドブルのマックス・フェルスタッペンとドライバーズタイトルを争うなか、マクラーレンの調子が上がり、レッドブルがシーズン中盤で低迷するなか、チームオーダーが話題となった。
ハンガリーGPで、マクラーレンが後方からのアンダーカットを恐れたため、ノリスがピットストップ中にピアストリを抜き去り、再びピアストリを先頭に立たせたことで、議論の勢いは増した。
イタリアGPのオープニングラップでピアストリがロッジア・シケインでロドリゴに強引に、しかしフェアに仕掛けたことで、チームオーダーがさらに注目されることになり、マクラーレンの対応にさらなる疑念が投げかけられました。
チーム代表のアンドレア・ステラは後に、チームオーダーをあまりに早く発動して士気を乱したくなかったと説明したが、結局は無駄に終わったタイトル獲得争いでピアストリがノリスを助けた後、ノリスはカタールのスプリントの最終ラップで恩返しをし、1998年以来のチーム初のコンストラクターズタイトル獲得に向けて良好な関係を証明した。
ドライバーズタイトルを争えなかった年に基本ルールが確立されたことは良いことだと思うかと問われたピアストリは「つまり、ちょっとジレンマだね。僕がもっと良い状況にいたら、チームオーダーはなかっただろうと思う」と語った。
「実際よりも大げさに考えられていると思う。これまで、チームオーダーが必要になるような状況は実際にはほとんどなかった」
「確かに、いくつかのことは少し変わったし、いくつかのルールが増えたり、レースの進め方にも若干の調整が加えられたりした。でも、繰り返しになるけど、それらは非常に特殊なシナリオだと言えるだろう。だから、チーム外の誰にとっても、これははるかに大きな話になったと思う」
「僕たち関係者は、必要な時に正しいことをするべきだとわかっている。そして、もちろん来年は戦える立場にいたいと思っている。そして、できればチャンピオンシップを争えるのは僕とランドだけ、それが僕たちの理想的なシナリオです。」
「でも、このような規定されたチームオーダーがなくても、僕たちは常にお互いのために正しいことをするという観点から働いてきたし、それが変わることはないと思う」
ピアストリにとって、セバスチャン・ベッテルとレッドブルでチームメイトとして過ごした際に、悪名高いチームオーダーの状況に対処したマーク・ウェバー監督は、最適なメンターである。
しかし、同胞であるマークにアドバイスを求めたかどうかについては、ピアストリは「イエスともノーともいえる」と答えた。
「直接的なものではない。マークが経験した状況とは、マクラーレンでの状況はまったく異なると思う」
「あちこちで指摘があったかもしれないし、彼が自分の経験でうまくいかなかったと感じたことや、自分がやったことで、何らかの形でチームを助けただけだと思う。チームの多くの人にとって、これはかなり新しいシナリオだと思う」
「だから、当時彼が何を良いと考えていたか、何が悪かったかについての彼の意見を聞くことは、誰にとっても有益だったと思う」
「でも、彼はチームを率いて『これをやれ、あれをやれ』と言っているわけではない。あるいは、僕に対しても『これやあれを支持してはいけない』と言っているわけではない。それは彼自身の経験によるものであり、多かれ少なかれそういうことだ」
カテゴリー： F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム
