アルファタウリF1のデ・フリース、F1キャリア初のペナルティポイント

レース中盤、2人はポイント圏外でポジション争いをしていた。マグヌッセンはターン6のアウト側でデ・フリースをオーバーテイクしようとしたが、大きく押し出されてグラベルトラップへ陥った。
スチュワードは「ターン6のエイペックスから20号車(マグヌッセン)はアウト側にいて、明らかに21号車(デ・フリース)に並び、そのあと前にいた」と判断した。
「ドライビングスタンダードガイドラインに従い、20号車はレーシングスペースを与えられるべきだった」
デ・フリースには5秒のタイムペナルティと、F1スーパーライセンスのペナルティポイント2点が科された。
12カ月間に12ポイントを獲得したドライバーにはレース出場禁止処分が科される。
「ハードなレースだったと思う。ペナルティは受け入れるつもりです。それについて判断するのは僕の権利ではない」とデ・フリースは語った。
「スチュワードは僕にペナルティを与えたが、我々はそれを受け入れた。ありがたいことに、順位を落とさずに十分なギャップを確保できた」
「それぞれの状況によって判断は微妙に異なる。ルールは理解しているけれど、負けないためにはルールの限界までプッシュしなければならない」
「時にはそれを超えることもあるし、時にはアンダーシュートすることもある」

デ・フリーズは、F1での将来についての疑問が残る中、さらなるプレッシャーを受けながら運転している。2023年シーズン前半のパフォーマンスについて、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士から公に批判されている。
マグヌッセンは、デ・フリースの状況がオーストリアでの彼の攻撃的なドライビング・スタイルにつながったと示唆した。
「彼はペナルティーを科せられたが、確かに僕を突き飛ばした」とマグヌッセンは語った。
「彼は将来のためにレースをしていて、ちょっと絶望的な状況にあるのかもしれない。実際に僕が言うことは何もない。彼はペナルティを受けた。それだけのことだ」
カテゴリー: F1 / ニック・デ・フリース / F1オーストリアGP / スクーデリア・アルファタウリ