GTアカデミー出身のヤン・マーデンボロー、米国でもレースデビュー
2014年にF1の登竜門シリーズであるGP3に参戦するというビッグニュースが伝えらえたばかりの日産/プレイステーションGTアカデミーの勝者、ヤン・マーデンボローが、北米でもレースデビューを果たすことになった。
22歳のヤン・マーデンボローは3月、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)で2年連続P1タイトルを獲得しているマッスルミルク・ピケットレーシングから、名門レース、セブリング12時間に参戦する。
ヤン・マーデンボローにとって初めて米国のレースに参加するという機会は、日産のレーシングドライバーを他地域のシリーズやチームに派遣して世界各国でレース経験をさせるニスモグローバルドライバーエクスチェンジの一環によって実現した。
ヤン・マーデンボローが2014年に挑む主要プログラムは、アーデン・インターナショナルからGP3に参戦するほか、近年のF1で圧倒的な強さを誇っているインフィニティ・レッドブル・レーシングのドライバー育成強化プログラムにも参加するもの。
さらにセブリングの参戦も決まった英国出身のヤン・マーデンボローは、この2年間、ピケット・レーシングと共に選手権で成功を収めたドイツの名ドライバー、クラウス・グラフ、ルーカス・ルアーと共にチームに加わる。
ヤン・マーデンボローのプロトタイプスポーツカー経験のハイライトは、昨年のル・マン24時間。日産のベテランドライバー、ミハエル・クルム、GTアカデミーの卒業生仲間であるルーカス・オルドネスと共に、LMP2クラス3位でのフィニッシュを果たした。
先日は、チュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権のウィンターテストが行われたセブリング・インターナショナル・レースウェイで、#6オレカ・ニッサンに乗り込んでの初めての走行を行った。
先日行われたデイトナ24時間で5位に入ったマッスルミルク・ピケットレーシングは、ル・マンスタイルのプロトタイプチーム強豪としてセブリングのイベントに臨む。
62回目の開催を迎えるフロリダ伝統の耐久レース、セブリング12時間には、64台がエントリー。レースは3月15日にスタートを迎える。
ヤン・マーデンボロー
「私にとって、大変な一週間となりました。アーデンからGP3に参戦することが発表され、とても楽しみにしています。また、F1のテストプログラムとして、インフィニティ・レッドブル・レーシングにも参加します。レッドブルでのトレーニングや支援が私のニスモグローバルドライバーエクスチェンジプログラムに加わり、今年はさらなる成長を目指すために万全の体制が整いました。そしてさらに、マッスルミルク・ピケットレーシングからセブリング12時間に参加するという、素晴らしい機会が得られました。私はスポーツカーが大好きです。だからこそレースを始めました。そして、初めてセブリングでレースに参加できる機会を得られて、とてもうれしいです。歴史のあるサーキットでの、歴史のあるレースです。何度もTVで見てきたこのレースに、ついに参戦できるチャンスをつかみました。グリッドに多数並ぶデイトナ・プロトタイプとP2マシンとレースをするのも、初めての経験です。ニスモグローバルドライバーエクスチェンジプログラムのひとりに選ばれ、私はとても恵まれています。何人もの素晴らしいニスモアスリートが、お互いに世界の各地でレースをするチャンスを与えられるのです。オーストラリア、日本にも仲間がいます。異なる選手権、マシン、チーム、チームメイト、言葉さえも違う環境で経験を積むのですから、素晴らしい機会だと思います。こうした経験を糧に、さらに強くなることができます。マッスルミルク・ピケットレーシングからセブリングで参戦できることも、最高のチャンスです。ALMSではタイトル連覇を収めているチームですし、米国で素晴らしい活躍を収めているクラウス(グラフ)、ルーカス(ルアー)から、多くのことを学べることを楽しみにしています」
ダレン・コックス (日産グローバルモータースポーツダイレクター)
「ヤンは今年、GP3を中心に参戦しますが、さらなる成長を目指し、そして我々のグローバルモータースポーツ活動を大いに活性化させるためにも、様々なカテゴリーでの参戦を続けることは重要です。また、我々のパートナーであるマッスルミルク・ピケットレーシングは、スポーツカーのエンジニアリング面で優れており、彼らと共にセブリングに参戦することでも多くを学ぶことができます。昨年、ヤンはル・マンで素晴らしい走りを見せましたが、今回は難コースのセブリングというまったく新しい経験になります。ニスモエクスチェンジでは、若いドライバーが世界の各地で異なるカテゴリーに参戦していきます。最近ではオーストラリアで、若手ドライバー3人がバサースト12時間に参戦しました。GTアカデミー初代チャンピオンのルーカス・オルドネスが今年日本でフル参戦に挑む一方で、日本の若手、千代勝正はヨーロッパでフルシーズンを戦います。ニスモアスリートがマッスルミルク・ピケットレーシングから名門耐久レースに参加する機会を得られて、うれしく思います。近年強さを誇るチームですから、若手たちに貴重な経験を与えてくれることでしょう」
ブランドン・フライ (マッスルミルク・ピケットレーシング)
「ほんの数年前に日産GTアカデミーで優勝してから、この短い間にヤンは信じられないような成果を挙げました。彼と共にセブリング12時間に参戦し、我々のマッスルミルク・ニッサン・オレカを彼がドライブすることが決まり、本当にワクワクしています。日産は、ドライバーに国際レベルでスキルを試させるという素晴らしいエクスチェンジプログラムを展開しており、クラウス(グラフ)やルーカス(ルアー)のようなドライバーと共に走ることで、何年も経験を積んでいるドライバーからさらに貴重な知識を得ることができます。日産とのパートナーシップにより、このプログラムに加わることを本当にうれしく思います。セブリング12時間を心から楽しみにしています」
カテゴリー: F1 / 日産 / IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権
22歳のヤン・マーデンボローは3月、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)で2年連続P1タイトルを獲得しているマッスルミルク・ピケットレーシングから、名門レース、セブリング12時間に参戦する。
ヤン・マーデンボローにとって初めて米国のレースに参加するという機会は、日産のレーシングドライバーを他地域のシリーズやチームに派遣して世界各国でレース経験をさせるニスモグローバルドライバーエクスチェンジの一環によって実現した。
ヤン・マーデンボローが2014年に挑む主要プログラムは、アーデン・インターナショナルからGP3に参戦するほか、近年のF1で圧倒的な強さを誇っているインフィニティ・レッドブル・レーシングのドライバー育成強化プログラムにも参加するもの。
さらにセブリングの参戦も決まった英国出身のヤン・マーデンボローは、この2年間、ピケット・レーシングと共に選手権で成功を収めたドイツの名ドライバー、クラウス・グラフ、ルーカス・ルアーと共にチームに加わる。
ヤン・マーデンボローのプロトタイプスポーツカー経験のハイライトは、昨年のル・マン24時間。日産のベテランドライバー、ミハエル・クルム、GTアカデミーの卒業生仲間であるルーカス・オルドネスと共に、LMP2クラス3位でのフィニッシュを果たした。
先日は、チュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権のウィンターテストが行われたセブリング・インターナショナル・レースウェイで、#6オレカ・ニッサンに乗り込んでの初めての走行を行った。
先日行われたデイトナ24時間で5位に入ったマッスルミルク・ピケットレーシングは、ル・マンスタイルのプロトタイプチーム強豪としてセブリングのイベントに臨む。
62回目の開催を迎えるフロリダ伝統の耐久レース、セブリング12時間には、64台がエントリー。レースは3月15日にスタートを迎える。
ヤン・マーデンボロー
「私にとって、大変な一週間となりました。アーデンからGP3に参戦することが発表され、とても楽しみにしています。また、F1のテストプログラムとして、インフィニティ・レッドブル・レーシングにも参加します。レッドブルでのトレーニングや支援が私のニスモグローバルドライバーエクスチェンジプログラムに加わり、今年はさらなる成長を目指すために万全の体制が整いました。そしてさらに、マッスルミルク・ピケットレーシングからセブリング12時間に参加するという、素晴らしい機会が得られました。私はスポーツカーが大好きです。だからこそレースを始めました。そして、初めてセブリングでレースに参加できる機会を得られて、とてもうれしいです。歴史のあるサーキットでの、歴史のあるレースです。何度もTVで見てきたこのレースに、ついに参戦できるチャンスをつかみました。グリッドに多数並ぶデイトナ・プロトタイプとP2マシンとレースをするのも、初めての経験です。ニスモグローバルドライバーエクスチェンジプログラムのひとりに選ばれ、私はとても恵まれています。何人もの素晴らしいニスモアスリートが、お互いに世界の各地でレースをするチャンスを与えられるのです。オーストラリア、日本にも仲間がいます。異なる選手権、マシン、チーム、チームメイト、言葉さえも違う環境で経験を積むのですから、素晴らしい機会だと思います。こうした経験を糧に、さらに強くなることができます。マッスルミルク・ピケットレーシングからセブリングで参戦できることも、最高のチャンスです。ALMSではタイトル連覇を収めているチームですし、米国で素晴らしい活躍を収めているクラウス(グラフ)、ルーカス(ルアー)から、多くのことを学べることを楽しみにしています」
ダレン・コックス (日産グローバルモータースポーツダイレクター)
「ヤンは今年、GP3を中心に参戦しますが、さらなる成長を目指し、そして我々のグローバルモータースポーツ活動を大いに活性化させるためにも、様々なカテゴリーでの参戦を続けることは重要です。また、我々のパートナーであるマッスルミルク・ピケットレーシングは、スポーツカーのエンジニアリング面で優れており、彼らと共にセブリングに参戦することでも多くを学ぶことができます。昨年、ヤンはル・マンで素晴らしい走りを見せましたが、今回は難コースのセブリングというまったく新しい経験になります。ニスモエクスチェンジでは、若いドライバーが世界の各地で異なるカテゴリーに参戦していきます。最近ではオーストラリアで、若手ドライバー3人がバサースト12時間に参戦しました。GTアカデミー初代チャンピオンのルーカス・オルドネスが今年日本でフル参戦に挑む一方で、日本の若手、千代勝正はヨーロッパでフルシーズンを戦います。ニスモアスリートがマッスルミルク・ピケットレーシングから名門耐久レースに参加する機会を得られて、うれしく思います。近年強さを誇るチームですから、若手たちに貴重な経験を与えてくれることでしょう」
ブランドン・フライ (マッスルミルク・ピケットレーシング)
「ほんの数年前に日産GTアカデミーで優勝してから、この短い間にヤンは信じられないような成果を挙げました。彼と共にセブリング12時間に参戦し、我々のマッスルミルク・ニッサン・オレカを彼がドライブすることが決まり、本当にワクワクしています。日産は、ドライバーに国際レベルでスキルを試させるという素晴らしいエクスチェンジプログラムを展開しており、クラウス(グラフ)やルーカス(ルアー)のようなドライバーと共に走ることで、何年も経験を積んでいるドライバーからさらに貴重な知識を得ることができます。日産とのパートナーシップにより、このプログラムに加わることを本当にうれしく思います。セブリング12時間を心から楽しみにしています」
カテゴリー: F1 / 日産 / IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権