MotoGP | ヤマハ:2019年 第4戦 スペインGP 初日レポート
ホームレースのビニャーレスが6番手、ロッシは16番手
好天に恵まれたヘレスサーキット、初日は2回のフリープラクティスが行われMonster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは総合6番手。チームメイトのバレンティーノ・ロッシはセッティングに集中し総合16番手で終了した。
ビニャーレスとロッシはフリープラクティス初日に新型ボトムフェンダーをテスト。加速性能の向上に期待するビニャーレスはセッション開始早々から果敢に攻め、新しく舗装された路面とそのグリップレベルを確かめながらペースを上げて1分38秒112で3番手につけた。
午後からの第2セッションではセッティングを行って1分38秒556。ここからさらにプッシュしていこうしたところで赤旗が提示されて走行中断となった。再開後の残り2分42秒で1分38秒241へ更新するも5番手に留まり、第1セッションのタイムで総合6番手が決定した。トップとの差は0.203秒。
一方のロッシはセッティングに集中。タイムを気にすることなくセッティングの調整にすべての時間を費やし、1分39秒380の記録でトップから1.459秒差の18番手となった。
第2セッションも気温の上昇に合わせて引き続き作業を行ったあと、後半になって新品のミディアムタイヤを装着してタイム更新を試みる。この時点でマシンのフィーリングはまだ完璧ではなかったが、最初のアタックで9つポジションを上げて7番手。赤旗中断を挟み2回目の走行で1分38秒681へ更新したが、ポジションを上げることはできず第2セッションを14番手で終了した。両セッションの総合ではトップから0.772秒差の16番手だった。
クアルタラロがトップ10入りを果たし順調にスタート
ヘレスサーキットの新しい路面を初めて走行したPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリが、第1セッションでそれぞれ6番手と9番手につけてともにトップ10入りに成功。
第2セッションではクアルタラロがすべてのタイヤコンパウンドを試してデータを収集。そのなかでもハイペースをキープし、1分37秒台まであとわずかというところまで迫っていたが、転倒車の影響で赤旗が提示されてセッションは中断となってしまった。それでも1分38秒370のベストラップによって第2セッションで6番手、総合8番手を獲得して暫定Q2進出を決めている。
一方のモルビデリもタイヤとマシンのコンビネーションを中心にセッティングに多くの時間を費やした。第2セッションではタイムを更新することができず、1分38秒900の18番手に留まっている。明日の予選セッションで再びトップ10を目指す。
Monster Energy Yamaha MotoGP
マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合6番手/1分38秒112)
「今日は好調でしたが、第2セッションでは順調なラップが2回しかなく、リズムをつかむことができないまま終わってしまいました。明日はできるだけ多くの周回数を重ね、タイヤの選択を含めて決勝に向けた準備をしっかり行う予定です。いくつか課題も残っているので、作業に集中してそれらを解決していかなければなりません。今日は第1セッションと第2セッションでコースコンディションが大きく変化しました。明日がどのようになるかわかりませんが、フリープラクティス第3セッションでのセッティングが予選セッションでも使えるとは限りません。しかしどんな状況であろうとベストを尽くすのみです」
バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合16番手/1分38秒681)
「ここ数年、ヘレスサーキットではあまりよいところがありませんでした。そのため苦戦を覚悟してこの地に入りました。そして実際に走り出してみると、今年もまた同様の状況が続いているのです。より速く、より強くを目指してがんばりましたが、マシンのフィーリングを十分につかむことができません。午後のセッションでは新しいものも試してみましたが、やはり解決には至りませんでした。このあと今日のすべてのデータをチェックし、夜を徹して改善を目指します。現時点で特別に大きな問題があるわけではなく、マシンは前回COTAから変わっていません。つまりタイヤ、路面、そしてマシンのマッチングがうまくいっていないということでしょう」
マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
「今日は私たちにとって最初の試験でした。過去2年は開幕戦で好成績をあげながら、ここヘレスへ来ると苦戦しているのですから。今日の午前中はある程度、順調でしたが、午後になって気温が上がったときが本当の試練となりました。ここで予想以上の困難にぶつかってしまったのです。ペースは安定せず、スピードも上げられませんでした。タイヤについては前後ともほとんどのスペックを試して反応を探りました。ウイーク初日により多くを期待していたのですが、ライダーはふたりとも同様の問題を訴えました。チームの全員の力を結集し、一丸となって問題解決に取り組みます。明日の第3セッションまでによいマシンを準備します」
PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
ファビオ・クアルタラロ (フリー走行総合8番手/1分38秒209)
「今日は非常に順調でした。ほとんどすべてのタイヤコンパウンドを試し、それぞれによいフィーリングが得られたことがとてもよかったと思っています。そして1ラップの速さと安定したペースの両方を実現することができたので満足しています。明日もこの調子を維持していけるよう、全力で作業に取り組みます。シーズン前の11月にここでテストを行ったときとの一番の違いは、あのときはまだ、ヤマハのマシンと出会ってわずか15日しか経っていなかったということです。今日は新しい路面の感触もつかめていい走りができたと思います。明日はQ2進出が目標。第3セッションで好タイムを記録し、予選セッションで100%を出し切れるようがんばります」
フランコ・モルビデリ (フリー走行総合11番手/1分38秒478)
「午後のセッションでは、十分なグリップレベルを見つけ出すまでに時間がかかってしまいました。気温が高くなると、フィーリングもスピードも上がらなくなってしまうことがわかりました。午前中はソフトコンパウンドだけを使用していましたが、午後はマシンをよりよく理解し、暑さにもしっかり適応できるようにするため様々なコンパウンドを試しました。でも思うようにアタックできないままタイムを更新することができず非常に残念に思っています。新しくなった路面については、第8コーナーがちょっとバンピーでしたが、それ以外のところはとても好感触。明日はフ第3セッションでタイム更新を目指し、トップ10に入ってQ2進出を決めたいと思います」
カテゴリー: F1 / MotoGP
好天に恵まれたヘレスサーキット、初日は2回のフリープラクティスが行われMonster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは総合6番手。チームメイトのバレンティーノ・ロッシはセッティングに集中し総合16番手で終了した。
ビニャーレスとロッシはフリープラクティス初日に新型ボトムフェンダーをテスト。加速性能の向上に期待するビニャーレスはセッション開始早々から果敢に攻め、新しく舗装された路面とそのグリップレベルを確かめながらペースを上げて1分38秒112で3番手につけた。
午後からの第2セッションではセッティングを行って1分38秒556。ここからさらにプッシュしていこうしたところで赤旗が提示されて走行中断となった。再開後の残り2分42秒で1分38秒241へ更新するも5番手に留まり、第1セッションのタイムで総合6番手が決定した。トップとの差は0.203秒。
一方のロッシはセッティングに集中。タイムを気にすることなくセッティングの調整にすべての時間を費やし、1分39秒380の記録でトップから1.459秒差の18番手となった。
第2セッションも気温の上昇に合わせて引き続き作業を行ったあと、後半になって新品のミディアムタイヤを装着してタイム更新を試みる。この時点でマシンのフィーリングはまだ完璧ではなかったが、最初のアタックで9つポジションを上げて7番手。赤旗中断を挟み2回目の走行で1分38秒681へ更新したが、ポジションを上げることはできず第2セッションを14番手で終了した。両セッションの総合ではトップから0.772秒差の16番手だった。
クアルタラロがトップ10入りを果たし順調にスタート
ヘレスサーキットの新しい路面を初めて走行したPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリが、第1セッションでそれぞれ6番手と9番手につけてともにトップ10入りに成功。
第2セッションではクアルタラロがすべてのタイヤコンパウンドを試してデータを収集。そのなかでもハイペースをキープし、1分37秒台まであとわずかというところまで迫っていたが、転倒車の影響で赤旗が提示されてセッションは中断となってしまった。それでも1分38秒370のベストラップによって第2セッションで6番手、総合8番手を獲得して暫定Q2進出を決めている。
一方のモルビデリもタイヤとマシンのコンビネーションを中心にセッティングに多くの時間を費やした。第2セッションではタイムを更新することができず、1分38秒900の18番手に留まっている。明日の予選セッションで再びトップ10を目指す。
Monster Energy Yamaha MotoGP
マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合6番手/1分38秒112)
「今日は好調でしたが、第2セッションでは順調なラップが2回しかなく、リズムをつかむことができないまま終わってしまいました。明日はできるだけ多くの周回数を重ね、タイヤの選択を含めて決勝に向けた準備をしっかり行う予定です。いくつか課題も残っているので、作業に集中してそれらを解決していかなければなりません。今日は第1セッションと第2セッションでコースコンディションが大きく変化しました。明日がどのようになるかわかりませんが、フリープラクティス第3セッションでのセッティングが予選セッションでも使えるとは限りません。しかしどんな状況であろうとベストを尽くすのみです」
バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合16番手/1分38秒681)
「ここ数年、ヘレスサーキットではあまりよいところがありませんでした。そのため苦戦を覚悟してこの地に入りました。そして実際に走り出してみると、今年もまた同様の状況が続いているのです。より速く、より強くを目指してがんばりましたが、マシンのフィーリングを十分につかむことができません。午後のセッションでは新しいものも試してみましたが、やはり解決には至りませんでした。このあと今日のすべてのデータをチェックし、夜を徹して改善を目指します。現時点で特別に大きな問題があるわけではなく、マシンは前回COTAから変わっていません。つまりタイヤ、路面、そしてマシンのマッチングがうまくいっていないということでしょう」
マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
「今日は私たちにとって最初の試験でした。過去2年は開幕戦で好成績をあげながら、ここヘレスへ来ると苦戦しているのですから。今日の午前中はある程度、順調でしたが、午後になって気温が上がったときが本当の試練となりました。ここで予想以上の困難にぶつかってしまったのです。ペースは安定せず、スピードも上げられませんでした。タイヤについては前後ともほとんどのスペックを試して反応を探りました。ウイーク初日により多くを期待していたのですが、ライダーはふたりとも同様の問題を訴えました。チームの全員の力を結集し、一丸となって問題解決に取り組みます。明日の第3セッションまでによいマシンを準備します」
PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
ファビオ・クアルタラロ (フリー走行総合8番手/1分38秒209)
「今日は非常に順調でした。ほとんどすべてのタイヤコンパウンドを試し、それぞれによいフィーリングが得られたことがとてもよかったと思っています。そして1ラップの速さと安定したペースの両方を実現することができたので満足しています。明日もこの調子を維持していけるよう、全力で作業に取り組みます。シーズン前の11月にここでテストを行ったときとの一番の違いは、あのときはまだ、ヤマハのマシンと出会ってわずか15日しか経っていなかったということです。今日は新しい路面の感触もつかめていい走りができたと思います。明日はQ2進出が目標。第3セッションで好タイムを記録し、予選セッションで100%を出し切れるようがんばります」
フランコ・モルビデリ (フリー走行総合11番手/1分38秒478)
「午後のセッションでは、十分なグリップレベルを見つけ出すまでに時間がかかってしまいました。気温が高くなると、フィーリングもスピードも上がらなくなってしまうことがわかりました。午前中はソフトコンパウンドだけを使用していましたが、午後はマシンをよりよく理解し、暑さにもしっかり適応できるようにするため様々なコンパウンドを試しました。でも思うようにアタックできないままタイムを更新することができず非常に残念に思っています。新しくなった路面については、第8コーナーがちょっとバンピーでしたが、それ以外のところはとても好感触。明日はフ第3セッションでタイム更新を目指し、トップ10に入ってQ2進出を決めたいと思います」
カテゴリー: F1 / MotoGP