【MotoGP】 ヤマハ:第7戦 カタルニアGP 予選レポート
MotoGP 第7戦 カタロニアGPの予選で、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスはQ1で2番手を獲得し、12人で行われるQ2へ進出して9番手を獲得。一方のバレンティーノ・ロッシはQ2への進出を僅差で逃して13番手となった。
ウイーク初日の結果を受けて、2日目以降は昨年と同様のコースレイアウトを使用することとなったため、フリープラクティス第3セッションのタイムだけでQ2進出ライダーが決定。Movistar Yamaha MotoGPのふたりはトップ10入りを逃し、ともにQ1に出場することとなった。
ビニャーレスは早々にピットを出て、最初のアタックで2番手へ浮上。残り6分半でタイヤ交換を行い、再びコースインしたときにも依然として2番手をキープしていた。ここからさらに1分44秒934へと更新し、順位は上がらなかったものの、最後まで2番手をキープして楽々とQ2進出を決定した。
Q2では開始早々に2番手につけたものの、そのあとゴールラインを通過したライダーが上回って4番手に後退。その後の2ラップでタイムを更新できないまま、7分弱を残して一旦ピットに戻りタイヤ交換を行った。1分後にコースに戻ったときには8番手まで後退していたが、その後、自己ベストを更新して再び5番手へ浮上。しかしセッション終盤ではライバルたちがペースを上げたのに対し、ビニャーレスは1分44秒620のまま、順位は9番手となりグリッド3列目が決定した。
一方のロッシは、Q1を後方からスタート。第1グループがコースに出るのを待って、クリアスペースを確保してから2回目のアタックで5番手につけた。残り6分弱でタイヤを交換し、タイム更新を目指したものの、この時点で残り時間はわずか4分。チャンスは2ラップしか残されておらず、しかも全体のペースが上がったためロッシは一時、7番手へ後退していた。ここから1周目のアタックで4番手へ浮上。さらにペースアップを図り、1分44秒661へと更新したが、ビニャーレスにはわずかに届かず3番手に留まった。このためQ2進出を逃したロッシは予選13番手。決勝は5列目からスタートする。
Monster Yamaha Tech3のジョナス・フォルガーが予選で健闘してヤマハ勢トップの8番手を獲得。明日の決勝はグリッド3列目の真ん中の位置からスタートする。フリープラクティス第3セッションではわずか0.023秒差でQ2進出を逃したものの、Q1で果敢に攻めてトップタイムをマーク。これでQ2に進出すると、序盤からハイペースをキープしてフロントロウまであと0.380秒と迫る好タイムを記録した。
チームメイトのヨハン・ザルコもQ1で決意の走りを見せた。後方からスタートしたあと激しいチャージを図ったが、トップ2にはわずか0.060秒届かずQ2進出はならなかった。明日の決勝は予選14番手、5列目からのスタート。
「昨日と比べてマシンは少し良くなっていますが、問題はマシンではなく、いろいろな要素のコンビネーションなんです。今日もたくさんのセッティングを試しましたが、どれも今ひとつ。ベース・セッティングさえ見つけることができませんでした。そのなかで自分のベストを尽くすことだけを考え、その通りに実行しました。明日は好スタートが必至。そしてそのあと、今日と同じようにもう一度ベストを尽くすだけです」
バレンティーノ・ロッシ (予選13番手/1分44秒661)
「いくつかいいアイディアが浮かんでいたので、上位獲得を期待していたのですが、どうやらヘレスのときと同じような状況になってしまっているみたいです。グリップ不足に悩まされ、予選で力を出すことができませんでした。それに、あとひとりというところでQ2進出を逃してしまったこともアンラッキー。タイヤが十分にグリップしてくれないので、明日は僕だけではなくて、誰にとっても厳しい戦いになるでしょう。とくに気温が高くなれば大変ですが、明日までにはまだ時間があるので、何らかの解決策を見つけられるようにがんばるしかありません」
マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
「マーベリック、バレンティーノともに、フリープラクティスの第3セッションと第4セッションのなかで様々なセッティングとタイヤ・オプションを試してみました。しかしそのどれもが、期待したような効果を発揮してくれなかったのです。そのような状況のなかで、マーベリックがQ1で2番手を獲得できたのは、まさに彼のハード・プッシュのおかげだと思っています。またバレンティーノのほうも終盤でタイムを上げてきたが、残念ながら、わずか0.040秒差でQ2進出を逃して13番手。チームとしては明日までにたくさんの仕事が残っています。今晩、懸命に作業を続けて解決策を導き出し、明日のウォームアップで試さなければなりません」
「今日の結果には満足している。自信を持って決勝に臨むことができます。Q1がとても好調で、自分のラップタイムに自分でびっくりしてしまったほど! Q2でも同じことをしようとしたのですが、おそらくプッシュし過ぎてしまったのでしょう。そのあとはいくつか問題が出てきてしまいました。それにQ1でがんばり過ぎたせいか、ちょっと疲れが出ていたことも残念です。いずれにしても、今回はウイークを通して好調を維持して、バランスもとてもいいので不安はありません。コースもYZR-M1も気に入っているから、明日はきっと好レースを展開できると思っています」
ヨハン・ザルコ (予選14番手/1分44秒681)
「今日は難しい状況でしたが、明日はきっとうまくいくと確信しています。午前中のフリープラクティス第3セッションで昨日と同じ問題が出てしまい、思うようにペースが上がりませんでした。そのうちに高速セクションで転倒してしまったため、第4セッションでは、失った自信を取り戻すことに集中しなければなりませんでした。いつもと同じように懸命に取り組んできたのに、今回はなかなかフィーリングがつかめず苦戦しています。Q1では、Q2に進出できたときのことを考えて体力を温存し、タイヤも1セットだけを使用。ここでようやくいい走りができるようになり、ペースも上がってきたのですが、残念ながらわずかの差でQ2進出を逃してしまいました。明日の決勝は14番手からのスタートですが、決してこれが世界の終わりというわけではありません。ライバルたちのなかでも何人かは苦戦するでしょうから、僕は焦らず冷静に、集中力を維持してポジティブなレースを展開したいですね」
カテゴリー: F1 / MotoGP
ウイーク初日の結果を受けて、2日目以降は昨年と同様のコースレイアウトを使用することとなったため、フリープラクティス第3セッションのタイムだけでQ2進出ライダーが決定。Movistar Yamaha MotoGPのふたりはトップ10入りを逃し、ともにQ1に出場することとなった。
ビニャーレスは早々にピットを出て、最初のアタックで2番手へ浮上。残り6分半でタイヤ交換を行い、再びコースインしたときにも依然として2番手をキープしていた。ここからさらに1分44秒934へと更新し、順位は上がらなかったものの、最後まで2番手をキープして楽々とQ2進出を決定した。
Q2では開始早々に2番手につけたものの、そのあとゴールラインを通過したライダーが上回って4番手に後退。その後の2ラップでタイムを更新できないまま、7分弱を残して一旦ピットに戻りタイヤ交換を行った。1分後にコースに戻ったときには8番手まで後退していたが、その後、自己ベストを更新して再び5番手へ浮上。しかしセッション終盤ではライバルたちがペースを上げたのに対し、ビニャーレスは1分44秒620のまま、順位は9番手となりグリッド3列目が決定した。
一方のロッシは、Q1を後方からスタート。第1グループがコースに出るのを待って、クリアスペースを確保してから2回目のアタックで5番手につけた。残り6分弱でタイヤを交換し、タイム更新を目指したものの、この時点で残り時間はわずか4分。チャンスは2ラップしか残されておらず、しかも全体のペースが上がったためロッシは一時、7番手へ後退していた。ここから1周目のアタックで4番手へ浮上。さらにペースアップを図り、1分44秒661へと更新したが、ビニャーレスにはわずかに届かず3番手に留まった。このためQ2進出を逃したロッシは予選13番手。決勝は5列目からスタートする。
Monster Yamaha Tech3のジョナス・フォルガーが予選で健闘してヤマハ勢トップの8番手を獲得。明日の決勝はグリッド3列目の真ん中の位置からスタートする。フリープラクティス第3セッションではわずか0.023秒差でQ2進出を逃したものの、Q1で果敢に攻めてトップタイムをマーク。これでQ2に進出すると、序盤からハイペースをキープしてフロントロウまであと0.380秒と迫る好タイムを記録した。
チームメイトのヨハン・ザルコもQ1で決意の走りを見せた。後方からスタートしたあと激しいチャージを図ったが、トップ2にはわずか0.060秒届かずQ2進出はならなかった。明日の決勝は予選14番手、5列目からのスタート。
Movistar Yamaha MotoGP
マーベリック・ビニャーレス (予選9番手/1分44秒620)「昨日と比べてマシンは少し良くなっていますが、問題はマシンではなく、いろいろな要素のコンビネーションなんです。今日もたくさんのセッティングを試しましたが、どれも今ひとつ。ベース・セッティングさえ見つけることができませんでした。そのなかで自分のベストを尽くすことだけを考え、その通りに実行しました。明日は好スタートが必至。そしてそのあと、今日と同じようにもう一度ベストを尽くすだけです」
バレンティーノ・ロッシ (予選13番手/1分44秒661)
「いくつかいいアイディアが浮かんでいたので、上位獲得を期待していたのですが、どうやらヘレスのときと同じような状況になってしまっているみたいです。グリップ不足に悩まされ、予選で力を出すことができませんでした。それに、あとひとりというところでQ2進出を逃してしまったこともアンラッキー。タイヤが十分にグリップしてくれないので、明日は僕だけではなくて、誰にとっても厳しい戦いになるでしょう。とくに気温が高くなれば大変ですが、明日までにはまだ時間があるので、何らかの解決策を見つけられるようにがんばるしかありません」
マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
「マーベリック、バレンティーノともに、フリープラクティスの第3セッションと第4セッションのなかで様々なセッティングとタイヤ・オプションを試してみました。しかしそのどれもが、期待したような効果を発揮してくれなかったのです。そのような状況のなかで、マーベリックがQ1で2番手を獲得できたのは、まさに彼のハード・プッシュのおかげだと思っています。またバレンティーノのほうも終盤でタイムを上げてきたが、残念ながら、わずか0.040秒差でQ2進出を逃して13番手。チームとしては明日までにたくさんの仕事が残っています。今晩、懸命に作業を続けて解決策を導き出し、明日のウォームアップで試さなければなりません」
Monster Yamaha Tech3
ジョナス・フォルガー (予選8番手/1分44秒600)「今日の結果には満足している。自信を持って決勝に臨むことができます。Q1がとても好調で、自分のラップタイムに自分でびっくりしてしまったほど! Q2でも同じことをしようとしたのですが、おそらくプッシュし過ぎてしまったのでしょう。そのあとはいくつか問題が出てきてしまいました。それにQ1でがんばり過ぎたせいか、ちょっと疲れが出ていたことも残念です。いずれにしても、今回はウイークを通して好調を維持して、バランスもとてもいいので不安はありません。コースもYZR-M1も気に入っているから、明日はきっと好レースを展開できると思っています」
ヨハン・ザルコ (予選14番手/1分44秒681)
「今日は難しい状況でしたが、明日はきっとうまくいくと確信しています。午前中のフリープラクティス第3セッションで昨日と同じ問題が出てしまい、思うようにペースが上がりませんでした。そのうちに高速セクションで転倒してしまったため、第4セッションでは、失った自信を取り戻すことに集中しなければなりませんでした。いつもと同じように懸命に取り組んできたのに、今回はなかなかフィーリングがつかめず苦戦しています。Q1では、Q2に進出できたときのことを考えて体力を温存し、タイヤも1セットだけを使用。ここでようやくいい走りができるようになり、ペースも上がってきたのですが、残念ながらわずかの差でQ2進出を逃してしまいました。明日の決勝は14番手からのスタートですが、決してこれが世界の終わりというわけではありません。ライバルたちのなかでも何人かは苦戦するでしょうから、僕は焦らず冷静に、集中力を維持してポジティブなレースを展開したいですね」
カテゴリー: F1 / MotoGP