MotoGPブラジルGPで路面陥没 過去にF1でも同様の事例

ゴイアニアのサーキットでは1989年以来となるMotoGP開催が行われていたが、事前の豪雨の影響により、路面下の土壌が動いたことが原因とみられている。発生したクレーターは幅約2メートル、長さ約1メートルに及び、深さは腰の高さに達するほどで、現場の状況は極めて深刻だった。
この影響で各カテゴリーの走行は遅延し、MotoGPスプリントもスケジュール変更を余儀なくされた。
そして迎えた決勝でも、路面コンディションの問題は完全には解消されず、レースは異例の展開を迎える。
路面劣化で周回数短縮 異例のレース運営
決勝は当初31周で予定されていたが、路面劣化の影響により23周へと短縮される異例の対応が取られた。
さらにタイヤ変更は認められず、各ライダーはグリップが不安定な難しいコンディションの中で走行を強いられることとなった。
その中でレースを完全に支配したのがアプリリアだった。
マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)が圧倒的なペースで優勝を飾り、開幕からの連勝を達成。
チームメイトのホルヘ・マルティンが2位に入り、アプリリアはワン・ツーフィニッシュを達成した。週末を通して他を寄せ付けない完璧な内容となった。
F1でも起きていた“陥没トラブル”
今回の異常事態は、ブラジルのF1開催地であるインテルラゴスでも過去に発生している。
約4年前、同サーキットのラランジーニャ(ターン6)付近で路面が陥没。レーシングライン外ではあったものの、走行は約3時間にわたり中断される事態となった。
当時はバリア設置による回避措置が取られ、レースは継続されたが、重量の大きい車両カテゴリーでは安全面の懸念からレイアウト変更も行われた。
今回のMotoGPブラジルGPは、陥没という直接的なトラブルに加え、決勝でも路面劣化による周回数短縮が発生するなど、サーキットのコンディションが週末全体に大きな影響を与える結果となった。
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