MotoGP | スズキ 第18戦 マレーシアGP 決勝レポート
スズキは、MotoGP マレーシアGPでアレックス・リンスが渾身の走りで2位獲得。スズキは3戦連続の表彰台獲得となり、アレックス・リンスはチャンピオンシップランキングが一気に浮上。アンドレア・イアンノーネは1周目に痛恨の転倒・リタイヤ。チームスズキエクスターは3連戦を好リザルトで締めくくった。
2018年MotoGPチャンピオンシップ第18戦の決勝日を迎えたマレーシア・セパンサーキットは、厳しい暑さにも関わらず、10万人を超えるファンに埋め尽くされ、サーキットはさらに熱い熱気に包まれた。
決勝の路面温度は50度を超え、20周の暑く厳しい戦いが午後1時に幕を開ける。
フロントロースタートのアンドレア・イアンノーネは好スタートを切り、狙い通り早々にトップグループにつける。ところが1周目最終コーナーで前を走るM・マルケス(ホンダ)がミスを犯し、それを回避しようとしてフロントが切れ込み、まさかの転倒。イアンノーネに怪我はなかったものの再スタートはできず、そのまま痛恨のリタイヤを強いられた。一方アレックス・リンスは、序盤激しい争いに押し出される形で7番手まで順位を落とすが、トップグループに標的を定めたまま、徐々にペースを上げながら追従。5周目にはファーステストラップをマークし、その後4番手までポジションアップする。終盤にV・ロッシ(ヤマハ)が転倒を喫し、リンスは3番手にポジションを上げるも、それでも猛追は終わらず、ラスト2周でJ・ザルコ(ヤマハ)をオーバーテイクして2位に上がり、そのままチェッカーを受けた。
リンスはチャンピオンシップランキングが一気に5位までアップ。チームスズキエクスターにとっては3戦連続の表彰台となり、またチームスズキエクスターはオーバーシーズ3連戦連続表彰台を記録した唯一のチームとなった。
河内 健 テクニカルマネージャー
「今日はオーストラリアGPに続いて2位表彰台を獲得でき、非常にポジティブな1日でした。雨でも晴れでも両ライダーが良いペースでレースができると思っていたので、アンドレアの転倒・リタイヤはとても残念です。アレックスのスタートポジションは良くなかったのですが、追い上げのレースを展開し、最終的に2位まで順位を上げて表彰台を獲得でき、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたと思います。前戦に続いてこの結果を獲得することができ、改めてこのプロジェクトに関わってくれている全ての皆にお礼を言いたいです。シーズンもいよいよ残り1戦となってしまいましたが、何としてでも、まだ達成していないあとひとつのポジションを獲りに行きたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願い致します。」
ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「3戦連続表彰台、そして今期8回目の表彰台を獲得でき、とても嬉しいですね。さらにふたりのライダーがそれぞれ4回ずつ表彰台を獲得できていることが、スズキにとっても、チームにとってもとても重要なことだと思っています。最後まで諦めず、猛進を続けて2位を手にしたアレックスの走りは、本当に素晴らしいものでした。アンドレアも転倒がなければ同じように表彰台争いのチャンスがあったはずなので、とても残念です。常に努力を続け、チームのレベルを上げていってくれている全てのチームスタッフと、日本で支えてくれているファクトリーの皆に、改めて心から感謝の気持ちを伝えたいです。シーズン終盤、チームが確実に強くなっているのを実感しているので、最終戦もとても楽しみです。ぜひ最高の締めくくりにしたいですね。」
アレックス・リンス
「今日僕らのレースペースはかなり強かったと思うよ。オーバーテイクしながら前とのギャップも少しずつ詰めていくことができたし、レース終盤になってもペースを落とさずに走ることができた。タイヤのマネージメントをうまくできたからだろうね。残念なのは序盤にかなりタイムをロスしてしまったせいで、追い上げに時間がかかってしまったことだよ。チーム皆が本当に一生懸命仕事をしてくれていて、いくつか大切なポイントを見つけ出すことができたから、来シーズンが今から楽しみさ。バイクも僕自身も好調だから、最終戦のバレンシアが今から待ちきれない思いだよ。皆で最高のシーズンエンドにしたいね。」
アンドレア・イアンノーネ
「連戦で表彰台に乗れる可能性があっただけに、今日は本当に残念だったけど、起こってしまったことを掘り下げても仕方ないからそれはやめることにするよ。僕はどちらかっていうと前向きな性格だから、ポジティブな部分だけを考えるようにしているんだ。ここ数戦僕らのレベルはかなり上がっていて、今週末もペースは良かったし、バイクのフィーリングもかなり良かった。次がスズキでの最後のレースになってしまうけど、皆の頑張りを形に残せるように、最後まで精一杯頑張るよ。」
カテゴリー: F1 / MotoGP
2018年MotoGPチャンピオンシップ第18戦の決勝日を迎えたマレーシア・セパンサーキットは、厳しい暑さにも関わらず、10万人を超えるファンに埋め尽くされ、サーキットはさらに熱い熱気に包まれた。
決勝の路面温度は50度を超え、20周の暑く厳しい戦いが午後1時に幕を開ける。
フロントロースタートのアンドレア・イアンノーネは好スタートを切り、狙い通り早々にトップグループにつける。ところが1周目最終コーナーで前を走るM・マルケス(ホンダ)がミスを犯し、それを回避しようとしてフロントが切れ込み、まさかの転倒。イアンノーネに怪我はなかったものの再スタートはできず、そのまま痛恨のリタイヤを強いられた。一方アレックス・リンスは、序盤激しい争いに押し出される形で7番手まで順位を落とすが、トップグループに標的を定めたまま、徐々にペースを上げながら追従。5周目にはファーステストラップをマークし、その後4番手までポジションアップする。終盤にV・ロッシ(ヤマハ)が転倒を喫し、リンスは3番手にポジションを上げるも、それでも猛追は終わらず、ラスト2周でJ・ザルコ(ヤマハ)をオーバーテイクして2位に上がり、そのままチェッカーを受けた。
リンスはチャンピオンシップランキングが一気に5位までアップ。チームスズキエクスターにとっては3戦連続の表彰台となり、またチームスズキエクスターはオーバーシーズ3連戦連続表彰台を記録した唯一のチームとなった。
河内 健 テクニカルマネージャー
「今日はオーストラリアGPに続いて2位表彰台を獲得でき、非常にポジティブな1日でした。雨でも晴れでも両ライダーが良いペースでレースができると思っていたので、アンドレアの転倒・リタイヤはとても残念です。アレックスのスタートポジションは良くなかったのですが、追い上げのレースを展開し、最終的に2位まで順位を上げて表彰台を獲得でき、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたと思います。前戦に続いてこの結果を獲得することができ、改めてこのプロジェクトに関わってくれている全ての皆にお礼を言いたいです。シーズンもいよいよ残り1戦となってしまいましたが、何としてでも、まだ達成していないあとひとつのポジションを獲りに行きたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願い致します。」
ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「3戦連続表彰台、そして今期8回目の表彰台を獲得でき、とても嬉しいですね。さらにふたりのライダーがそれぞれ4回ずつ表彰台を獲得できていることが、スズキにとっても、チームにとってもとても重要なことだと思っています。最後まで諦めず、猛進を続けて2位を手にしたアレックスの走りは、本当に素晴らしいものでした。アンドレアも転倒がなければ同じように表彰台争いのチャンスがあったはずなので、とても残念です。常に努力を続け、チームのレベルを上げていってくれている全てのチームスタッフと、日本で支えてくれているファクトリーの皆に、改めて心から感謝の気持ちを伝えたいです。シーズン終盤、チームが確実に強くなっているのを実感しているので、最終戦もとても楽しみです。ぜひ最高の締めくくりにしたいですね。」
アレックス・リンス
「今日僕らのレースペースはかなり強かったと思うよ。オーバーテイクしながら前とのギャップも少しずつ詰めていくことができたし、レース終盤になってもペースを落とさずに走ることができた。タイヤのマネージメントをうまくできたからだろうね。残念なのは序盤にかなりタイムをロスしてしまったせいで、追い上げに時間がかかってしまったことだよ。チーム皆が本当に一生懸命仕事をしてくれていて、いくつか大切なポイントを見つけ出すことができたから、来シーズンが今から楽しみさ。バイクも僕自身も好調だから、最終戦のバレンシアが今から待ちきれない思いだよ。皆で最高のシーズンエンドにしたいね。」
アンドレア・イアンノーネ
「連戦で表彰台に乗れる可能性があっただけに、今日は本当に残念だったけど、起こってしまったことを掘り下げても仕方ないからそれはやめることにするよ。僕はどちらかっていうと前向きな性格だから、ポジティブな部分だけを考えるようにしているんだ。ここ数戦僕らのレベルはかなり上がっていて、今週末もペースは良かったし、バイクのフィーリングもかなり良かった。次がスズキでの最後のレースになってしまうけど、皆の頑張りを形に残せるように、最後まで精一杯頑張るよ。」
カテゴリー: F1 / MotoGP