ロードレース世界選手権 サンマリノグランプリ MotoGP
晴天に恵まれ、澄んだ青空のもとで行われたMotoGP サンマリノGP予選は、アレックス・リンス20番手、アンドレア・イアンノーネ21番手と、どちらも予想外の苦戦を強いられる結果となった。

午前のFP3ではアレックス・リンスが昨日のタイムを更新したものの、フロントのフィーリングに問題を抱え、18番手にポジションアップしたところで終了。

同じ問題を抱えていたアンドレア・イアンノーネは、FP3でタイムアップができず、セッション終了間際にポジションダウンし、僅差でQ2圏外となり、どちらもQ1でのアタックチャンスに賭けることとなった。今回チームは剛性の高いシャーシを新たに投入したが、優位点を生かしきれず、タイムアップには繋げられず、悔しい敗退となった。

アレックス・リンス

「いつも通りにチームの皆も自分自身もベストを尽くして頑張っているんだけど、今週はなんだかぜんぜん思い通りにいかないんだ。どうしたらタイムアップできるのかが分からず、ただただ苦戦しているよ。もちろん最後まで諦めずに、明日の朝のウォームアップで出来る限りのことをやって、少しでも良い状態で決勝に臨めるようにするけど、どうやら天気予報では明日は雨っぽいね。」

アンドレア・イアンノーネ

「正直、自分でもどうしてこんな状況なのかさっぱり分からないんだ。まったく思うように乗れないし、本来の走りが出来ていない。今年はずっとこんな状態が続いているよ。すぐそこまで見えている感じはあるんだけど、結果に繋げることができない。もう一度エンジニア達とよく話し合って、少しでも先に進まなくちゃいけないね。どこかに決定的な大きな問題を抱えているわけじゃなくて、多分あちこちにちょっとずつ問題があるんじゃないかと思うんだ。今回新しいシャーシを試し、多少進歩はあったんだけど、まだまだ求めているところに行きついていない。でもとにかく今は辛抱して、できることを全力でやっていくよ。」

ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)

「今日は我々チームにとって、かなり厳しい予選となりましたね。このサーキットと我々のマシンの相性があまり良くないのはある程度覚悟していましたが、思った以上に苦戦を強いられました。アレックスはライダーとして着実に進歩していると思いますが、まだ安定して結果を残すことが難しいようです。アンドレアは、本来レース後のテストで試すことを予定していた新しいシャーシを前倒しで試し、貴重なフィードバックを得ることができたものの、残念ながらタイムに繋げることはできませんでした。明日の決勝はアレックス20番手、アンドレア21番手と、かなり後方からのスタートとなるので、とにかくひとつでも前のポジションに行けるよう、追い上げレースに期待します。決勝で彼らが少しでも良い状態で走れるよう、今晩中に明日に向けての対策を施さなくてはなりません。」

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カテゴリー: F1 / MotoGP