MotoGP フランスグランプリ バレンティーノ・ロッシ
ブガッティ・サーキットで行われたMotoGP 第5戦 フランスGPの予選で、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、Q2をそれぞれ8番手と9番手で終了し、明日の決勝は3列目からスタートすることとなった。

マーベリック・ビニャーレスはスタートを遅らせて最後から2番目にコースイン。最初のアタックで一気に3番手に上がり、ヨハン・ザルコ、バレンティーノ・ロッシに続いてヤマハの1-2-3を形成した。

そのあと最後にスタートしたライダーが上回り4番手に後退。その後も懸命のアタックを続けたマーベリック・ビニャーレスだったが思うように挽回できず、残り6分、9番手でピットに戻った。

コース復帰後すぐさまペースを上げてゆき、第1セクションでファステストタイムを記録して7番手へ浮上し、さらに次のアタックでは1分31秒781へ更新したが、ポジションは8番手へ下げてセッションを終了した。トップとの差は0.599秒だった。

一方のバレンティーノ・ロッシはフリープラクティス第4セッションで転倒があったが、幸い怪我はなく、Q2では真っ先にピットを出て行った。順調に2番手まで上げたあともチャレンジを続け、次のラップではふたつのセクションでファステストラップを記録。しかしその他のセクションでトップを守り切れず、ラップタイムは更新したもののポジションを上げることはできなかった。

8番手でピットに戻ったバレンティーノ・ロッシは2分後に再びコースイン。そして2ラップ連続でタイムを更新したが、最終的にはトップから0.715秒差の1分31秒900で9番手。明日の決勝はマーベリック・ビニャーレスと並び3列目からスタートする。

マーベリック・ビニャーレス (予選8番手/1分31秒784)
「午前中のセッションは非常に好調で、すべてのラップでプッシュして走りを楽しむことができました。しかし午後はコンディションが変化し、午前中は楽に1分31秒前半が出ていたので、そのあたりを予想していたのですが... 決勝でどこまでポテンシャルを発揮できるか、今の時点では確信を持つことができていません。昨年のようなパフォーマンスを再現するのは簡単ではありませんが、明日のウォームアップでは、もう一歩前を目指し、決勝は少しでも多くのポイントを獲得できるようベストを尽くします」

バレンティーノ・ロッシ (予選9番手/1分31秒900)
「フリープラクティスでは、残念ながら小さなミスがあり転倒してしまいました。でもペース自体は決して悪くなかったと思っています。Q2では新タイヤに履き替え、ペースアップを狙っていったのですが、最終ラップでミスをしてしまいました。明日のウォームアップでしっかりとペースをつかみ、正しいタイヤチョイスを行いたいと思います。決勝ではトップ5を目指して最大限までプッシュしていくつもりです。トップ3の後ろは、3~4台が私と同等のペースなので、スタート後の数ラップが非常に重要になるでしょう」

マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
「フリープラクティス第3セッションは非常に順調だったので、Q2の結果が予想外のものとなり残念です。予選の激しさは承知していますが、ビニャーレス選手とロッシ選手は3列目からのスタートとなりました。厳しい状況ではありますが、ここまでのペースを見れば必ずよい走りを取り戻し、上位争いを展開してくれると信じています。チームはこのあと、今日のデータを分析し何らかの答を出したいと思っています。午後になればまたコンディションが変わるので大きな変更は考えていませんが、ウォームアップでは何か新しいものを試して、その結果を決勝に生かしせるよう努力を続けます」

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カテゴリー: F1 / MotoGP