MotoGP日本GP:Hondaヒーローたち 日本GPに向けて凱旋
Repsol Honda Teamにとって毎シーズンのハイライトとなるMoto日本GPが迫り、Hondaの本拠地で行われるこのレースではジョアン・ミルとルカ・マリーニに特別な挑戦が待っている。

イタリアから始まったツアーの最終目的地として、チームは今週末、ロードレース世界選手権(MotoGP) の戦いの舞台、モビリティリゾートもてぎに到着する。1999年から日本GPが開催されている、全長4.8キロメートルのこのサーキットは、MotoGPマシンのあらゆる側面を試す多様なレイアウトを誇っている。

Repsol Honda Teamにとっては、2023年にマルク・マルケスが豪雨の中で3位に入賞し、表彰台を獲得したのが記憶に新しい。

進化を続けるHonda RC213Vに再び乗る準備を整えたジョアン・ミルがインドネシアでの試練の週末を経て、自らの実力を証明すべく日本に到着。彼自身とマシンの新たに見出された可能性を引き続き示すつもりだ。このポテンシャルを存分に発揮し、マンダリカでの不運を払拭することが、2020年MotoGP世界チャンピオンのミルにとって極めて重要となる。昨年の日本GPでは、ミルは12位でフィニッシュしている。

ルカ・マリーニは、Hondaのファクトリーライダーとして初めての日本GPに挑む。もてぎでのレースは、Repsol Honda Teamのカラーを背負う全てのライダーにとって特別な瞬間となる。昨年は怪我でレースを欠場したため、マリーニにとっては、最高峰クラスライダーとして2度目のもてぎ訪問となる。2022年に6位を獲得したもてぎのトラックには好印象を持っており、ロンボク島での不運な週末を乗り越えて結果を出すことを目指している。

サーキット情報
日本の関東北部の広大な自然に囲まれたモビリティリゾートもてぎは、国際基準に基づいて建設された全長2.4キロメートルのオーバルコースと全長4.8キロメートルのロードコースで構成されている。Hondaによって1997年8月に最高峰のテスト施設として建設されたこのサーキットは、1999年からロードコースがMotoGPの舞台となった。一方、オーバルコースはアメリカのモータースポーツ文化を日本に紹介することを目的に設計されている。

モビリティリゾートもてぎが運営する博物館Honda Collection Hallには、歴代のオートバイや車、レーシングマシンが展示されており、年間を通じてモータースポーツファンにとって魅力的なスポットとなっている。また、敷地内には安全運転スクール、ゴーカート、ホテル、レストラン、ショップ、イベントホールなども併設されており、現在約300人のスタッフが勤務している。

ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)
もてぎはマンダリカとは全く異なるサーキットです。気温もそうですし、レイアウトや必要なタイヤも違います。今回のアップグレードを試す良い機会がまたやってきたので、そのすべての側面をもっと深く理解していきたいと思います。チームと私はバイクの良いベースを築けていると感じているので、良い結果を期待しています。Hondaのライダーとして、もてぎは特別な場所です。昨年もその特別さを感じました。Hondaファンの皆さんに喜んでもらえるよう、全力を尽くします。

ルカ・マリーニ(Repsol Honda Team)
HRCライダーとして日本でレースができることを本当に楽しみにしています。日本は素晴らしい国ですし、このバイクとチームカラーでここに来ることは多くの人にとっての夢です。週末全体を楽しみたいと思っています。もちろん、トラック上で楽しむのが一番ですし、ミサノやインドネシアのように再び強さを発揮できると思っています。インドネシアも日曜日のクラッシュ前までは調子が良かったですからね。来週は休みなので、また勢いをつけて、私たちがどれだけやれるかを見せたいです。

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カテゴリー: F1 / MotoGP