【MotoGP】 ホンダ:第6戦 イタリアGP 初日レポート
MotoGP 第6戦イタリアGPのフリー走行は、午前中はやや雲の多い天候だったが、午後は青空の広がる絶好のコンディションとなった。ムジェロでは、5月上旬に多くのチームが参加してプライベートテストを実施している。そのため初日からレベルの高い走りとなり、トップから1秒差に10台という接戦となった。その中で、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が3番手、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が6番手とまずまずのスタートを切った。
マルク・マルケスは、5月上旬のプライベートテストに続き、タイヤテストを中心にFP1とFP2でセットアップ作業に集中した。マルク・マルケスは、ソフト、ミディアム、ハードの3種類のタイヤを、決勝に向けて組み合わせ、フィーリングを確認した。FP2では、フロントにミディアム、リアにソフトを装着して連続10ラップをこなし、1分47秒から48秒台で走行、決勝に向けてまずまずの内容で初日を終えた。
6番手のカル・クラッチローもタイヤテストを中心に連続周回を行い前後ミディアムコンパウンドで1分47秒台から48秒台で走行した。2日目のフリー走行では引き続きタイヤテストに集中し、決勝に向けて慎重にタイヤ選択を行う予定。
ホームGPに気合のフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、今季ベストの8番手で初日を終えた。RC213Vでムジェロを走るのはこれが初めてだったが、FP1で7番手につけるとFP2ではマルク・マルケスをフォローして一気に1分47秒台に入れて今季ベストの8番手で初日を終えた。予選では初のQ2進出を目指す。
ハイスピードコースのムジェロは、タイヤ選択が決勝レースに大きく影響する。その中で、このコースを得意とする中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、今季ベストの12番手で初日を終えた。「5月の事前テストのデータが生きた」と語る中上は、2日目も引き続きタイヤテストに集中。午前中のフリー走行では総合タイムでトップ10を目指し、ダイレクトでのQ2進出を目指す。
ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、リアタイヤのグリップに苦戦して14番手。タイヤの組み合わせ、サスペンションのセッティング変更など、多くのセットアップにトライした。土曜日のフリー走行、予選で、引き続きセットアップに取り組む。
初ポイント獲得を目指すトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、FP1、FP2どもに転倒を喫し、24番手で初日を終えた。2日目のフリー走行と予選では、タイム短縮とポジションアップに挑む。
マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
「ムジェロはいつも苦戦するサーキットですが、今日はしっかり3番手で終えることができました。ペースも悪くないので、ポジティブな一日だったと思います。明日は、さらに前進できるように取り組みたいです。正直、テストの時に比べて今日のように気温が高くなると、フロントタイヤで少し苦戦すると思っていました。実際、一番ハードなコンパウンドでも、まだ少しソフトすぎる感じがしました。しかし、まだ前進できる余地があるので、全体的には、いい仕事ができました。ラップタイムは、午前中から午後にかけて、かなり短縮することができました。明日もこの調子でがんばりたいです。最後に、ケガをしたミケーレ・ピッロ(ドゥカティ)がよくなり、早く戻ってくることを願っています」
カル・クラッチロー(MotoGP 6番手)
「今日はポジティブな一日でした。FP2でのバイクのフィーリング、そして6番手というポジションには満足していませんが、今日のようなコンディションの中では、6番手は悪くなかったと思います。明日に向けてパッケージを改善するために、HRCのエンジニアやLCR Honda Castrol Teamと一生懸命取り組みました。予選ではフロントローにチャレンジしたいです。これがとりあえずの目標です。そして日曜日の決勝では、表彰台獲得が目標になります」
フランコ・モルビデリ(MotoGP 8番手)
「MotoGPマシンで初めてムジェロを走りました。自分たちはムジェロでテストをしていないのでどんな走りができるのか予想もできなかったし、何を期待すればいいのかも分からない状態でしたが、FP1から快調にラップを刻めました。FP1ではソフトタイヤでベストタイムをマークし、FP2では、ベストタイムもレースペースもさらに改善することができました。FP2では、マルク・マルケスのスリップを使いタイムを出すことができました。明日も地元ファンの声援に応えるために全力で挑みます」
中上貴晶(MotoGP 12番手)
「ピッロ選手の大きな転倒があり心配しましたが大きな事故ではなかったようで安心しました。その転倒事故の後、今度は(アンドレア)ドヴィツィオーゾ選手(ドゥカティ)のエンジンが壊れ、2度目の赤旗中断になりました。セッションで2度の中断というのはめったにないことなので集中するのがたいへんでした。同時にソフトタイヤの投入のタイミングがとても難しいセッションでした。今日は5月のテストと比べて路面コンディションが違いました。タイムも0.2秒遅かったのですが、タイムを詰めていけるポイントが多かったので、明日はタイムをあげていけると思います。目標は1分57秒前半で、これが達成できれば、Q2にダイレクトで進出できると思っています。今回はチームのホームGPなので、自分のパフォーマンスをしっかり発揮できるようにがんばりたいです」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 14番手)
「今日はリアの感触を見つけられず、グリップにかなり苦しみました。厳しい一日でした。いくつかのタイヤにトライし、異なるサスペンションのセッティングを試しましたが、グリップを改善することはできませんでした。マシンのセットアップなのか、それとも、路面コンディションが関係しているのかを知る必要があります。理由がどうあれ、明日の予選と日曜日の決勝に向けて、この問題を解決しなくてはいけません。明日も引き続き、集中力を維持していい仕事をしたいです」
トーマス・ルティ(MotoGP 24番手)
「今日は2回も転倒してしまい、いい形でスタートを切ることができませんでした。とにかく、リズムよく乗ることができず、セットアップに多くの時間を費やしました。FP2ではいくつかのポイントで前進することができました。明日のフリーでは、多くの周回を刻み、決勝に向けてアベレージを上げていきたいです。ムジェロはシーズンを通してとても美しいサーキットです。ここではもっと速く走れる自信があるので、明日も引き続きセットアップに全力を尽くします」
カテゴリー: F1 / MotoGP
マルク・マルケスは、5月上旬のプライベートテストに続き、タイヤテストを中心にFP1とFP2でセットアップ作業に集中した。マルク・マルケスは、ソフト、ミディアム、ハードの3種類のタイヤを、決勝に向けて組み合わせ、フィーリングを確認した。FP2では、フロントにミディアム、リアにソフトを装着して連続10ラップをこなし、1分47秒から48秒台で走行、決勝に向けてまずまずの内容で初日を終えた。
6番手のカル・クラッチローもタイヤテストを中心に連続周回を行い前後ミディアムコンパウンドで1分47秒台から48秒台で走行した。2日目のフリー走行では引き続きタイヤテストに集中し、決勝に向けて慎重にタイヤ選択を行う予定。
ホームGPに気合のフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、今季ベストの8番手で初日を終えた。RC213Vでムジェロを走るのはこれが初めてだったが、FP1で7番手につけるとFP2ではマルク・マルケスをフォローして一気に1分47秒台に入れて今季ベストの8番手で初日を終えた。予選では初のQ2進出を目指す。
ハイスピードコースのムジェロは、タイヤ選択が決勝レースに大きく影響する。その中で、このコースを得意とする中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、今季ベストの12番手で初日を終えた。「5月の事前テストのデータが生きた」と語る中上は、2日目も引き続きタイヤテストに集中。午前中のフリー走行では総合タイムでトップ10を目指し、ダイレクトでのQ2進出を目指す。
ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、リアタイヤのグリップに苦戦して14番手。タイヤの組み合わせ、サスペンションのセッティング変更など、多くのセットアップにトライした。土曜日のフリー走行、予選で、引き続きセットアップに取り組む。
初ポイント獲得を目指すトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、FP1、FP2どもに転倒を喫し、24番手で初日を終えた。2日目のフリー走行と予選では、タイム短縮とポジションアップに挑む。
マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
「ムジェロはいつも苦戦するサーキットですが、今日はしっかり3番手で終えることができました。ペースも悪くないので、ポジティブな一日だったと思います。明日は、さらに前進できるように取り組みたいです。正直、テストの時に比べて今日のように気温が高くなると、フロントタイヤで少し苦戦すると思っていました。実際、一番ハードなコンパウンドでも、まだ少しソフトすぎる感じがしました。しかし、まだ前進できる余地があるので、全体的には、いい仕事ができました。ラップタイムは、午前中から午後にかけて、かなり短縮することができました。明日もこの調子でがんばりたいです。最後に、ケガをしたミケーレ・ピッロ(ドゥカティ)がよくなり、早く戻ってくることを願っています」
カル・クラッチロー(MotoGP 6番手)
「今日はポジティブな一日でした。FP2でのバイクのフィーリング、そして6番手というポジションには満足していませんが、今日のようなコンディションの中では、6番手は悪くなかったと思います。明日に向けてパッケージを改善するために、HRCのエンジニアやLCR Honda Castrol Teamと一生懸命取り組みました。予選ではフロントローにチャレンジしたいです。これがとりあえずの目標です。そして日曜日の決勝では、表彰台獲得が目標になります」
フランコ・モルビデリ(MotoGP 8番手)
「MotoGPマシンで初めてムジェロを走りました。自分たちはムジェロでテストをしていないのでどんな走りができるのか予想もできなかったし、何を期待すればいいのかも分からない状態でしたが、FP1から快調にラップを刻めました。FP1ではソフトタイヤでベストタイムをマークし、FP2では、ベストタイムもレースペースもさらに改善することができました。FP2では、マルク・マルケスのスリップを使いタイムを出すことができました。明日も地元ファンの声援に応えるために全力で挑みます」
中上貴晶(MotoGP 12番手)
「ピッロ選手の大きな転倒があり心配しましたが大きな事故ではなかったようで安心しました。その転倒事故の後、今度は(アンドレア)ドヴィツィオーゾ選手(ドゥカティ)のエンジンが壊れ、2度目の赤旗中断になりました。セッションで2度の中断というのはめったにないことなので集中するのがたいへんでした。同時にソフトタイヤの投入のタイミングがとても難しいセッションでした。今日は5月のテストと比べて路面コンディションが違いました。タイムも0.2秒遅かったのですが、タイムを詰めていけるポイントが多かったので、明日はタイムをあげていけると思います。目標は1分57秒前半で、これが達成できれば、Q2にダイレクトで進出できると思っています。今回はチームのホームGPなので、自分のパフォーマンスをしっかり発揮できるようにがんばりたいです」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 14番手)
「今日はリアの感触を見つけられず、グリップにかなり苦しみました。厳しい一日でした。いくつかのタイヤにトライし、異なるサスペンションのセッティングを試しましたが、グリップを改善することはできませんでした。マシンのセットアップなのか、それとも、路面コンディションが関係しているのかを知る必要があります。理由がどうあれ、明日の予選と日曜日の決勝に向けて、この問題を解決しなくてはいけません。明日も引き続き、集中力を維持していい仕事をしたいです」
トーマス・ルティ(MotoGP 24番手)
「今日は2回も転倒してしまい、いい形でスタートを切ることができませんでした。とにかく、リズムよく乗ることができず、セットアップに多くの時間を費やしました。FP2ではいくつかのポイントで前進することができました。明日のフリーでは、多くの周回を刻み、決勝に向けてアベレージを上げていきたいです。ムジェロはシーズンを通してとても美しいサーキットです。ここではもっと速く走れる自信があるので、明日も引き続きセットアップに全力を尽くします」
カテゴリー: F1 / MotoGP