MotoGP ホンダ
MotoGP 第2戦アルゼンチンGPから2週間のインターバルを経て、第3戦アメリカズGPが、4月21日(金)~23日(日)の3日間、米国テキサス州・オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催。初開催となった2013年から、今年で5年目を迎える。

13年には、MotoGPクラスにデビューしたばかりのマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が次々に新記録を樹立し、多くのレースファンの記憶に残る大会となった。

予選では、MotoGPクラスへのデビュー2戦目にして、初のポールポジション(PP)を獲得。勢いそのままに、決勝では20歳と63日で初優勝を達成し、1982年にホンダから参戦したフレディ・スペンサーの持っていた20歳と196日という最高峰クラス最年少優勝記録を、31年ぶりに塗り替えた。

最高峰クラスでの初PP記録はそれまで、1982年のスペインGP(ハラマ)でスペンサーが樹立した20歳と153日だったが、その記録をマルケスは20歳と62日でブレイク。翌日の決勝でも同様に記録を塗り替えると、シーズン6勝を挙げてタイトルを獲得する。これもまた、スペンサーが83年に21歳と258日で達成した史上最年少でのタイトル獲得を20歳と266日で達成と、30年ぶりに記録を塗り替えた。

以来、マルケスにとってCOTAは、最も相性のいいサーキットの一つで、初開催の13年から、4年連続でポール・トゥ・ウインを達成しており、その記録の更新へ期待が膨らむ。

開幕戦カタールGPは、タイヤの選択ミスにより、トップを走るも終盤はペースが上がらず、4位でフィニッシュする悔しいレースとなった。第2戦アルゼンチンGPは、今年も含め、初開催となった14年から4年連続でPPを獲得していた。しかし今回は、好スタートを切って順調にトップを快走するも、コンディションの悪い路面に足をすくわれて痛恨の転倒。決勝はリタイアに終わった。

最高峰クラスでの2年連続4度目のタイトルを狙うマルケスにとって、思うように結果を残せないシーズンのスタートとなったが、今大会から、その遅れを取り戻すべく戦う。まずは今季初の表彰台、そして初優勝を目指す。

チームメートのダニ・ペドロサは、マルケス同様、今季初表彰台、初優勝を目指す戦いとなりる。開幕戦カタールGPでは、タイヤが路面コンディションに合わなかったこともあり、5位と悔しいレースだった。第2戦アルゼンチンGPでは、マルケスと同じ2コーナーで転倒してしまいリタイア。第3戦アメリカズGPは、序盤2戦の遅れを取り戻す戦いになる。

COTAでは、13年から2年連続で2位表彰台を獲得しているペドロサ。Repsol Honda Teamとしては、2年連続での1-2フィニッシュを果たしている。15年は右腕の持病の手術のため欠場。2年ぶりとなった昨年の大会では、予選8番手から2番手争いのグループに加わるも、1コーナーのブレーキングでバランスを崩して転倒、リタイアとなった。今年は同大会での3年ぶりの表彰台、そしてCOTAの初制覇に挑む。

LCR Hondaに加入して3年目を迎えるカル・クラッチローは、今大会は2戦連続の表彰台、そして今季初優勝を目指す。アメリカズGPでは、13年に4位、14年はリタイア、そして15年は7位となっている。昨年は予選5番手から決勝に挑んだが、転倒を喫し、16位に終わった。今年はウインターテストから好調さを発揮しており、第2戦アルゼンチンGPではその走りを結果につなげた。今大会の走りにも注目が集まる。

MotoGPクラスで3年目のシーズンを迎えるジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、開幕戦カタールGPで8位、第2戦アルゼンチンGPでは9位と、2戦連続でトップ10フィニッシュを果たしている。COTAでは、MotoGPクラスにデビューした15年に14位でフィニッシュし、最高峰クラスで初のポイントを獲得。昨年はフリー走行で転倒し、右足首を負傷して決勝をキャンセルする残念な展開となってしまった。2年ぶりの大会となる今年は、COTAでのベストリザルトと、3戦連続のシングルフィニッシュを目指す。

チームメートのティト・ラバトは、開幕戦カタールGPで15位、第2戦アルゼンチンGPで12位と着実にポイントを獲得している。ラバトは今季、セパン(マレーシア)でのウインターテストで手足を負傷し、テストのメニューを十分に消化できなかった。しかし、カタール、アルゼンチンと徐々に体調が回復しており、今大会は万全の状態で挑む。

マルク・マルケス(MotoGP 総合8位)
「アルゼンチンのレースを終えて、大好きなオースティンのサーキットに行くのを楽しみにしています。もっといい結果を残してオースティンに向かいたかったのですが、とにかく、気持ちを切り替えて今週のレースに挑み、今季初の表彰台を獲得できるように100%でがんばります。オースティンにはすばらしい思い出があります。僕にとってはレースカレンダーの中で、ベストな大会の一つです。このサーキットは、バリエーションに富んだセクションやコーナーが多く、高低差もあります。そしてアメリカンスタイルのイベントも好きです。すべてのファンが、スポーツ、そしてコース上の戦いを楽しんでいます。アメリカズGPに全力で挑みます」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合10位)
「ヨーロッパに戻り、数日間休めました。トレーニングもこなしました。今はオースティンでマシンに乗るのが待ちきれない気持ちです。アルゼンチンでポイントを獲得できなかったのはとても残念でしたが、そのことは忘れて、今週のレースに集中したいです。序盤の2戦を終えて、自分のマシンをさらに理解できました。今大会は安定性など、全体的にセットアップを改善できるよう取り組みたいです。今週末は、さらに一歩前進できることを願っています。オースティンは、サーキットも街も好きですし、ファンは本当に最高です。いい週末になることを願っています」

カル・クラッチロー(MotoGP 総合5位)
「アルゼンチンからの好調さをキープしたいです。アルゼンチンでは、チームがすばらしい仕事をしてくれました。オースティンはアルゼンチンGPの舞台となったテルマスとは全く違うサーキットなので、現時点では、どうなるか予想するのは難しいです。ポジティブな点は、このサーキットではHondaが常にいい結果を残してきたということです。特にマルクは、COTAではすばらしい走りをします。日曜日の目標はトップグループに加わり、そのあと、なにができるかを考えることです。いいペースがあることは分かっています。あとは日曜日にすべてをうまくまとめるだけです。楽しみです」

ジャック・ミラー(MotoGP 総合7位)
「カタールは難しい週末でしたが、レースではすべてをまとめることができて、トップ10に入れました。アルゼンチンでも、毎戦トップ10でフィニッシュするという今年の目標を達成できました。しかし、トップとの差が思ったよりできてしまったので、オースティンではこの点に取り組みたいです。テキサスでの週末に向けて、気分は上々です。ここもまたとても楽しいサーキットです。Hondaとの相性がいいので、いい結果を期待しています。とても楽しみです」

ティト・ラバト(MotoGP 総合19位)
「昨年、COTAはかなり苦戦したサーキットで、あまりいい思い出はありません。しかし、サーキットのレイアウトはとても好きです。この2戦はポイントを獲得し、マシンの感触もかなりいいので、今週末を楽しみにしています。COTAは難しいサーキットですが、Hondaとの相性はいいです。特に前半セクションはいいと思います。オースティンではいい仕事ができると思います。今週は、ジャックとのギャップを縮めることが目標です」

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