MotoGP ホンダ
MotoGP アルゼンチンGPの予選は、不安定な天候の中で行われた。午前中に行われたFP3はドライからウエットへ、午後のFP4はフルウエット、そして、Q1とQ2はハーフウエットと、目まぐるしくコースコンディションが変化した。

ライダーにとっては集中力を要求される一日となり、チームにとっては、目まぐるしく変わるコンディションに対応しなければならない、大忙しの一日となった。

その中でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、今季初のポールポジション(PP)を獲得。FP3では、セットアップを進めている途中で雨が降り始めたことが影響し、5番手タイムとなったが、FP3終了後の総合タイムでは3番手となり、Q2進出を果たした。

その後も雨は降り続き、予選前に行われるFP4はフルウエットとなった。マルケスはこのセッションで、今大会初のトップタイムをマーク。続くQ2でもライバルを圧倒する走りで今季初のPPを獲得した。コースコンディションがドライであろうとウエットであろうと、マルケスは安定した速さをみせた。決勝でも不安定な天候が予想されるが、アルゼンチンGPの2連覇と今季初優勝が期待される。

初日に7番手だったカル・クラッチロー(LCR Honda)は、FP3でセッションのトップタイムをマークし、総合2番手でQ2に進出。ドライコンディションで走行できたセッションの途中まで、順調にセットアップを進めた。そして、フルウエットになったFP4でも好調な走りをみせ、マルケスに続いて2番手タイムをマーク。ハーフウエットのQ2でも快調にラップを刻み、今季初のフロントローを獲得した。開幕戦カタールGPで転倒リタイアとなってしまった雪辱を果たすべく、今大会ではマルケスとともに表彰台を目指す。

初日で13番手と出遅れたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、2日目のフリー走行と予選で大きく前進し、5番手へとポジションを上げた。FP3では、ダイレクトにQ2へ進出するためにトップ10入りを目指すが、セッションの途中から雨となり、果たせなかった。その結果、Q1からの予選となったが、このセッションでトップタイムをマークし、Q2では5番手タイムをマークして、初日の遅れを一気に取り戻した。難しいセッションで大きく前進したペドロサ。決勝では、今季初となる表彰台に、マルケス、クラッチローとともに挑む。

ジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、17番グリッドから決勝をスタートすることになった。フルウエットのFP4では5番手タイムをマーク。上り調子をアピールし、その走りがウエットコンディションのQ1でも期待されたが、タイヤの選択がうまくいかず、17番手で予選を終えた。チームメートのティト・ラバトも、難しいコンディションで力を発揮できず20番手。決勝では、ミラーとともに追い上げのレースに挑む。

マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
「フルウエットになったFP4はとても快適でした。路面コンディションは、多少、スリッピーでしたが、とても楽しく乗ることができました。Q2では、路面コンディションが変わり、ハーフウエット、ハーフドライという中途半端なコンディションとなり、自分のライディングスタイルにとって最適な条件ではありませんでしたが、そういう状況の中でできる限りの走りをして、ポールポジションを獲得することができました。予選ではスリックで行こうかと思いましたが、チーフメカニックのサンティンと話し合って、スリックを使わないことにしたのですが、いい判断だったと思います。明日はフロントローから決勝に挑みます。ドライコンディションになることが予想されますが、どんなコンディションでも表彰台獲得を目指しがんばります」

カル・クラッチロー(MotoGP 3番手)
「難しいコンディションでしたが、このコンディションの中でベストな走りができました。セッティングがパーフェクトでなく、ミスもしましたが、もっと速く走れる自信があります。今日のマルクはいい仕事をしました。それはカレル(ドゥカティ)も同じです。今日はフロントローを獲得できてうれしいです。観客も、ドライとウエットのプラクティスを楽しめたと思います。明日の決勝でも、今日のようなパフォーマンスを発揮したいです」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 5番手)
「今日は厳しい一日となりました。FP3でタイムを短縮してトップ10に入りたかったのですが、セッション中盤から雨が降り始めて、そのチャンスを逃しました。そのため、ウエットコンディションになったQ1では、Q2進出を賭けて全力を尽くし、5番手までポジションを上げることができました。ウエットコンディションのFP4では、電子制御のセットアップにちょっと戸惑いましたが、最終的にうまくまとまり、それがQ1で活かすことができました。昨日に比べてバイクの状態は格段によくなりました。引き続き、セットアップを進め、決勝では全力を尽くします」

ジャック・ミラー(MotoGP 17番手)
「ウエットコンディションでいい走りができていたのに、それを活かすことができませんでした。Q1ではタイヤの選択を間違え多くの時間を無駄にしました。FP4はハードタイヤで走ったのですが、Q1はソフトを試しました。その結果、タイヤが持たず思ったほどタイムを短縮できませんでした。コーナーの進入はよかったのですがスピニングがひどくてタイムにつながりませんでした。本当に残念です。明日の決勝は天候がよくなることを期待します」

ティト・ラバト(MotoGP 20番手)
「難しいコンディションでした。そして、ウエットコンディションでは、よいリアのグリップを見つけることができませんでした。今日はセカンドバイクに乗り換えて、そのセットアップにとても満足していましたが、ウエットコンディションに合わせる時間がありませんでした。明日も同じ条件なら、もっとよいセットアップにできると思うし、今日の経験を活かせると思います」

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カテゴリー: MotoGP