MotoGP | ホンダ 第11戦 オーストリアGP 初日レポート
マルケスが初日トップでスタート。中上4番手、クラッチロー9番手でHonda勢3台がトップ10入り
MotoGP 第11戦オーストリアGPのフリー走行は、終日、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、FP1、FP2ともにタイヤテストを順調に進めたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、トップタイムをマークした。午前中に行われたFP1では、前後にミディアムコンパウンドのタイヤを装着、いつも通り、1セットだけでセッションを走行し、トップと0.185秒差の2番手。最後に新品タイヤを装着してアタックしたライバル勢と比べても内容のいいスタートとなった。
FP2では、フロントにハード、リアにソフトを装着して23ラップをこなし、セッション序盤にマークした1分23秒916がそのままトップタイムとなった。このセッションでも、終盤に新品タイヤを装着してタイムアタックする選手が多い中で、マルケスの取り組みは際立つものだった。明日の予選では今季7回目のPP獲得に挑む。
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が快調にラップを刻み、総合4番手で初日を終えた。中上もFP1では前後ミディアムでラップを重ね9番手。FP2では、前後ハードで走り出し、その後、リアにミディアム、ソフトを入れてセッション3番手のタイムをマークし、総合4番手で初日を終えた。第7戦カタルニアGPの初日3番手という金曜日のベストリザルトは更新できなかったが、予選ではベストグリッドとなる6番手以上を目標に挑む。
前戦チェコGPで5位フィニッシュのカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、セッティングが決まらず苦戦の一日となった。課題はロングストレートからのブレーキングで、特に1コーナーと4コーナーで苦戦。加速につなげられなかったことがタイムに影響した。土曜日のフリー走行、予選でセットアップを進め、ポジションアップに挑む。
ホルヘ・ロレンソの代役として3戦連続の出場となるステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)は、終日、セットアップに取り組んだ。レッドブル・リンクを走るのは、2016年以来3年ぶり。着実にラップタイムを更新したブラドルは、トップのマルケスから1秒差以内に17台という接戦の中、16番手で初日を終えた。土曜日の予選ではさらにコース攻略を進めポジションアップに挑む。
マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「今日はいつものように、決勝レースに向けてたくさんのメニューを消化しました。レースディスタンスに取り組み、タイヤとセットアップの変化をしっかり理解できるようにしました。ドイツGP、そしてチェコGPに引き続き、2つのフレームのテストにも取り組みました。どちらもいいフィーリングでした。今日は、ほかのライダーたちよりもかなり速いように感じられるかも知れませんが、ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)も力強いペースがありますし、ビニャーレス(ヤマハ)とクアルタラロ(ヤマハ)もかなり接近しています。明日はタイヤのグリップの変化をさらに理解したいです」
中上貴晶(MotoGP 4番手)
「気温も路面温度も上がったFP2は、決勝を想定してハードで走り出しましたが、順調に走行することができました。その後、ソフトタイヤでタイムを出すことができてセッション3番手、総合4番手で初日を終えました。一発のタイムはもちろんですが、ハード、ミディアム、ソフトと、どのタイヤでも1分24秒台を出すことができました。どれも同じようなフィーリングだったことは、とてもポジティブでした。このサーキットは、シーズンを通して最もトップスピードが必要なサーキットなので、正直、苦戦を覚悟していましたが、いい方向にいっていると思います。よほど天候の変化がなければフロントはハードで行くことを決めました。リアはこれから詰めていくことになります。今日はセクター4でいいタイムが出せましたが、セクター3でトップと0.3秒くらい差があるので、明日はその部分をしっかり改善していきたいです。今日はマルク(マルケス)がトップタイムなのでマルクのデータを参考にして、この調子をキープしていきたいです。このサーキットで4番手スタートというのは、うれしいサプライズでした。明日はベストグリッドを目指し全力を尽くします」
カル・クラッチロー(MotoGP 9番手)
「今日はそれほど悪い日ではありませんでしたが、もっといろいろ改善できると思います。1コーナーと4コーナーでマシンを減速させるのに苦戦しました。セッティングを変えることでいいフィーリングになることを願っています。今日はセッティングを変更してもフィーリングがつかめず、短い周回でピットに入らなければなりませんでした。明日も引き続き、チームとHondaとマシンのセットアップに取り組み、この状況を理解して問題を解消したいと思います。また、予選と決勝で使う最善のタイヤを選ぶことにも取り組みたいです」
ステファン・ブラドル(MotoGP 16番手)
「今日は忙しい一日でした。トライすることがたくさんありましたが、ラップタイムには満足しています。いまのポジションは理想的なものではありませんが、前のライダーとタイムは接近しています。明日は今日のようにたくさんのメニューがないので、レースに向けて集中することができます。セットアップも進めることができると思います。もっと満足のいく一日にしたいですし、天気がいいことを願っています。そして自分たちのできることをしっかり消化していきたいです」
カテゴリー: F1 / MotoGP
MotoGP 第11戦オーストリアGPのフリー走行は、終日、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、FP1、FP2ともにタイヤテストを順調に進めたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、トップタイムをマークした。午前中に行われたFP1では、前後にミディアムコンパウンドのタイヤを装着、いつも通り、1セットだけでセッションを走行し、トップと0.185秒差の2番手。最後に新品タイヤを装着してアタックしたライバル勢と比べても内容のいいスタートとなった。
FP2では、フロントにハード、リアにソフトを装着して23ラップをこなし、セッション序盤にマークした1分23秒916がそのままトップタイムとなった。このセッションでも、終盤に新品タイヤを装着してタイムアタックする選手が多い中で、マルケスの取り組みは際立つものだった。明日の予選では今季7回目のPP獲得に挑む。
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が快調にラップを刻み、総合4番手で初日を終えた。中上もFP1では前後ミディアムでラップを重ね9番手。FP2では、前後ハードで走り出し、その後、リアにミディアム、ソフトを入れてセッション3番手のタイムをマークし、総合4番手で初日を終えた。第7戦カタルニアGPの初日3番手という金曜日のベストリザルトは更新できなかったが、予選ではベストグリッドとなる6番手以上を目標に挑む。
前戦チェコGPで5位フィニッシュのカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、セッティングが決まらず苦戦の一日となった。課題はロングストレートからのブレーキングで、特に1コーナーと4コーナーで苦戦。加速につなげられなかったことがタイムに影響した。土曜日のフリー走行、予選でセットアップを進め、ポジションアップに挑む。
ホルヘ・ロレンソの代役として3戦連続の出場となるステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)は、終日、セットアップに取り組んだ。レッドブル・リンクを走るのは、2016年以来3年ぶり。着実にラップタイムを更新したブラドルは、トップのマルケスから1秒差以内に17台という接戦の中、16番手で初日を終えた。土曜日の予選ではさらにコース攻略を進めポジションアップに挑む。
マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「今日はいつものように、決勝レースに向けてたくさんのメニューを消化しました。レースディスタンスに取り組み、タイヤとセットアップの変化をしっかり理解できるようにしました。ドイツGP、そしてチェコGPに引き続き、2つのフレームのテストにも取り組みました。どちらもいいフィーリングでした。今日は、ほかのライダーたちよりもかなり速いように感じられるかも知れませんが、ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)も力強いペースがありますし、ビニャーレス(ヤマハ)とクアルタラロ(ヤマハ)もかなり接近しています。明日はタイヤのグリップの変化をさらに理解したいです」
中上貴晶(MotoGP 4番手)
「気温も路面温度も上がったFP2は、決勝を想定してハードで走り出しましたが、順調に走行することができました。その後、ソフトタイヤでタイムを出すことができてセッション3番手、総合4番手で初日を終えました。一発のタイムはもちろんですが、ハード、ミディアム、ソフトと、どのタイヤでも1分24秒台を出すことができました。どれも同じようなフィーリングだったことは、とてもポジティブでした。このサーキットは、シーズンを通して最もトップスピードが必要なサーキットなので、正直、苦戦を覚悟していましたが、いい方向にいっていると思います。よほど天候の変化がなければフロントはハードで行くことを決めました。リアはこれから詰めていくことになります。今日はセクター4でいいタイムが出せましたが、セクター3でトップと0.3秒くらい差があるので、明日はその部分をしっかり改善していきたいです。今日はマルク(マルケス)がトップタイムなのでマルクのデータを参考にして、この調子をキープしていきたいです。このサーキットで4番手スタートというのは、うれしいサプライズでした。明日はベストグリッドを目指し全力を尽くします」
カル・クラッチロー(MotoGP 9番手)
「今日はそれほど悪い日ではありませんでしたが、もっといろいろ改善できると思います。1コーナーと4コーナーでマシンを減速させるのに苦戦しました。セッティングを変えることでいいフィーリングになることを願っています。今日はセッティングを変更してもフィーリングがつかめず、短い周回でピットに入らなければなりませんでした。明日も引き続き、チームとHondaとマシンのセットアップに取り組み、この状況を理解して問題を解消したいと思います。また、予選と決勝で使う最善のタイヤを選ぶことにも取り組みたいです」
ステファン・ブラドル(MotoGP 16番手)
「今日は忙しい一日でした。トライすることがたくさんありましたが、ラップタイムには満足しています。いまのポジションは理想的なものではありませんが、前のライダーとタイムは接近しています。明日は今日のようにたくさんのメニューがないので、レースに向けて集中することができます。セットアップも進めることができると思います。もっと満足のいく一日にしたいですし、天気がいいことを願っています。そして自分たちのできることをしっかり消化していきたいです」
カテゴリー: F1 / MotoGP