ロードレース世界選手権 MotoGP バレンシアグランプリ マルク・マルケス
ロードレース世界選手権 MotoGP 最終戦バレンシアGPのプレスカンファレンスが9日(木)にサーキット・リカルド・トルモのプレスカンファレンスルームで行われ、タイトルを争いの主役、総合1位のマルク・マルケスと総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ、総合4位のバレンティーノ・ロッシ、総合5位のダニ・ペドロサ、総合6位のヨハン・ザルコ、総合7位のホルヘ・ロレンソが出席。シーズンを振り返り、週末と来週当地で実施するオフィシャルテストの抱負と期待を語った。

最終戦を前に、マルク・マルケスは282点を獲得。総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾは261点。その差は21点。ドヴィツィオーゾが優勝した場合でも、マルケスは11位以上でフィニッシュできれば、チャンピオン獲得。ドヴィツィオーゾが2位以下の場合は無条件でマルケスのチャンピオンが決まる。

ポイントリーダーとしてホームレースを迎えるマルク・マルケスは「タフなシーズンだった。ワンレースで全てが決まる。今週末もいつもと同じようなアプローチでトライしたい。プラクティスで100%を尽くしたい」とコメント。

「当然、スペシャルなレースだと感じるけど、日曜14時のパーティーを楽しみたい。好きなサーキットでファンの前で走るスペシャルなレースとなるだろう。モータースポーツでは、何でも起こり得る。レースでフィニッシュすることが最重要なことだ。バレンシアでチャンピオンシップをファイトするのは初めてではないけど、ベストを尽くして、状況をマネージメントしたい。週末を通じて、いつものようにプッシュする。ウォームアップ走行後、状況を確認してみるつもりだ。トラックに飛び出し、バイクのフィーリングを求め、レースを楽しみたい」

前戦マレーシアGPの優勝でギャップを21ポイント差まで詰めた総合2位のアンドレア・ドビツイオーソは「このような状況は思ってもいなかった。誰もが期待していなかったことだから、僕はとても嬉しい。このチャンピオンシップで達成したことを誇りに思う。ムジェロから僕たちは非常に戦闘的となり、好不調があったけど、最終戦までチャンピオンシップを闘っている」とコメント。

「21ポイント差は非常に難しいけど、まだオープンな状態だ。僕たちは集中し、レースに勝たなければいけない。これは難しいことだけど、僕たちにはグッドなスピードがある。作戦は1つだけ。それは勝利に向けてトライすることだ。僕たちはここまでの結果に大変満足しているから、大きなプレッシャーを感じない」

通算9度目のタイトルを獲得しているバレンティーノ・ロッシは、「ドビツイオーソがやることは1つだけ。それは、レースに勝つことだけど、マルケスは状況をコントロールすることができる。とにかく、日曜を待ち、ライバルのレベルを理解しなければいけない」とドビツイオーソにアドバイス。

通算5度のチャンピオンに輝いたホルヘ・ロレンソは、「状況はマルクに対して良い。ドヴィツィオーゾに対してはそれほどシンプルではないけど、僕はチェックしよう。もし、優勝争いができれば、ピットボードとダッシュボードを確認しよう」とサポート役に買って出る意向を語った。

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カテゴリー: F1 / MotoGP