ミック・シューマッハ キャデラックF1のリザーブドライバーに就任との報道

7度のワールドチャンピオンに輝いた伝説的ドライバー、ミハエルの息子であるシューマッハは、2022年シーズン終了後にハースから放出されて以来、F1ではレースをしていない。
2020年のF2チャンピオンであるシューマッハは、F1で2シーズンにわたり43戦に出場し、通算12ポイントを獲得した。
フルタイムのF1シートを失って以来、シューマッハはメルセデスのテスト兼リザーブドライバーを務めた後、アルピーヌの世界耐久選手権(WEC)プログラムに参加している。
シューマッハは、来年のキャデラックの候補として名前が挙がっている複数のドライバーの1人だが、2つのレースシートを獲得する最有力候補はセルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスと見られている。
ミック・シューマッハのF1復帰の可能性を検証
シューマッハがキャデラックでF1復帰を果たす可能性については、F1プレゼンター兼リポーターのローレンス・バレットと、元インディカー・ドライバーのジェームズ・ヒンチクリフが議論した。
ヒンチクリフはF1チャンネルでこう語った。
「彼は明らかに2シーズンを戦ったが、それはベストな結果ではなかったと思う。だが、ドライバーとしては成長しているはずだ。メルセデスのリザーブとして多くを学んだに違いない」
「これは今のバルテリがやっていることと全く同じだ。あの役割には意味がある。それから再びフルタイムのレース活動に戻ったが、それは重要なことだと思う。レース感覚を保つことは大事だ。だから、この選択肢は決して魅力がないわけではない」
「自分がこのプログラムを担当する立場なら、最も経験豊富な2人を選ぶのが基本だが、もしそのうち1人が何らかの理由でうまくいかなければ、真剣に検討すべきだと思う。なぜなら、彼には元々スピードがあるからだ」
「ジュニア時代の経歴を見れば、彼がマシンに完全に慣れるまでには常に1年半ほどかかっていた。ハース時代にもその兆候はあったが、シートを守るには十分ではなかった」
「だが、もしゼロから始められる長期プロジェクトがあって、十分な時間を与えられるなら、初年度からポイント争いをすることはおそらくないだろうし、そこには少しプレッシャーが減る環境があるかもしれない。そういう場なら彼は実力を発揮できるかもしれない」
ローレンス・バレットも次のように付け加えた。
「彼は自分を候補リストに入れるためにできることはすべてやっている。ゼネラルモーターズの幹部たちと多くの時間を過ごそうとしているし、アルピーヌでWECに参戦してレース感覚を保つ努力もしている」
カテゴリー: F1 / ミック・シューマッハ / キャデラックF1チーム