2025年F1 マイアミGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント
2025年F1 マイアミGPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。5月3日(土)にマイアミ・インターナショナル・オートドロームで2025年のF1世界選手権 第6戦 マイアミグランプリの公式予選が行われた。

スプリントの時間が延長になった影響で予選は15分遅れで開始。レーシングブルズ勢は、アイザック・ハジャーが11番手、リアム・ローソンが15番手とQ2敗退を喫した。

11番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
「今朝はウェットコンディションの中で、F1で初めて本格的にレースを戦うことになった。すべてが初めての経験で、学ぶことの多いセッションだった。スプリントのスタートはうまくいかなかったので、明日の本戦までにしっかり振り返りたい。レース中のペースも正直それほど良くはなかったし、ピットストップもあと2周ほど早ければもっと展開が違ったかもしれない。もちろん、終わってみれば言えることではある。予選は悔しさが残った。Q3に進めるだけのマシンはあったと思うけれど、ほんのコンマ数秒足りず、届かなかった。もう少し前の位置からスタートできていれば、レースに向けて大きなアドバンテージになっただけに、惜しい気持ちもある。それでも、ラップには満足しているし、自分のベストは出せたと思う。
シケインセクションでまだタイムを失っているのは明らかなので、その部分をどう改善するかをこれから検討していく。明日は雨、もしくは混合コンディションになりそうなので、P11スタートでもポイントを狙える展開になると信じている」

12番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「今日は本当にいろいろなことが起きた一日だった。スプリントでは、チャレンジングなコンディションと難しいスタート位置の中で、強い走りを見せることができた。ソフトタイヤへの交換は自分の提案で、それに対してチームが素早く完璧なピットストップを決めてくれたことが、あの順位に繋がった。一方で、午後の予選は難しかった。グリップも足りず、全体としてのペースも不足していた。12番手というのは明らかに望んでいた位置ではない。今夜はデータをしっかり見直して、明日の決勝で巻き返すために、戦略面を含めて最適化を図っていくつもりだ」

13番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
「最近の数戦では、自分たちの本来の力をなかなか出しきれないレースが続いていた。そんな中で、今日はQ2に進出できるパフォーマンスを見せられたことが素直に嬉しい。とはいえ、Q3進出のチャンスもあったと思うので、ほんの少し悔しさも残っている。今日は一日を通して前向きな進歩を感じられた。チームはマシンをとても良く仕上げてくれて、自分もそれに対してしっかりと信頼を持つことができた。予選では、走るたびに自信を積み重ねていくことができた。特にQ1での2本目のアタックは、今週末の中でも自分にとって最も良いラップだったと思う。マシンは完璧なウィンドウの中にあった。Q2の最後のアタックでは小さなミスが出てしまったが、ここでは誰も完全なラップを走れてはいないと思う。全体としては良い仕事ができたと思っているし、何よりも予選で全体をうまくまとめられて、自分たちが持っているペースをしっかりと示すことができたことが大きい。それは今シーズン、これまでなかなか一貫して達成できていなかったことであり、今日それができたというのは自分にとっても、チームにとっても大きな意味を持つ。明日の決勝に向けては13番手スタートとなるが、天候が荒れる可能性もあり、何が起こるか分からない状況だ。この位置からでもポイントを獲ったドライバーはこれまでにもいるし、自分も全力を尽くして、良い結果を持ち帰りたいと思っている」

14番手:ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)
「予選の終盤は悪くなかったと思う。もちろんQ3に進出したかったが、マシンのフィーリングは良く、セッション全体を通して最大限を引き出せたと思っている。Q1ではすぐにペースを見つけられて、第1セクターではかなり良いタイムを出せていた。グリッド全体が非常に接戦なので、ちょっとしたことが順位に大きく影響してしまう。今夜はチームと一緒にしっかりデブリーフィングを行い、明日に向けてさらに改善できる点を探っていきたい。明日はまた雨の可能性もあるし、何かチャンスが生まれる展開になるかもしれない。今の位置をキープしつつ、レース中の展開次第でさらに前を目指していきたい」

15番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
「スプリントではスタートがうまくいって、1周目でいくつかのオーバーテイクを決められた。全体的なペースも悪くなかったが、路面が乾きつつある状況では、誰もが難しい状況に置かれていた。アロンソは冷えたタイヤでコースに戻ってきた直後で、僕は彼の後ろにつけてDRSが使えるタイミングを待っていた。接触はまったく意図したものではなく、結果として非常に残念なものになってしまった。ペナルティを受けたのは正直かなり辛かった。あの場面以外では本当に良い走りができていたからだ。予選では明らかにバッテリーのトラブルが出てしまい、マシンがフルパワーを発揮できなかった。今日のマシンの仕上がりには手応えを感じていただけに、本当に悔しい。明日までに問題が解決できることを願っているし、天候によってレース展開が左右される可能性もある。また新たに気持ちを切り替えて、明日に向かいたい」

2025年のF1世界選手権 マイアミGP F1

16番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
「今日は期待していたような内容にはならなかった。昨日のスプリント予選では好感触を得られていただけに、スプリントも予選もその期待には応えられなかったと思う。スプリントではスタート直後にポジションを落としてしまい、その後の短いレースでは挽回するのが非常に難しかった。それでも、他車のペナルティにより最終的には9位で終えることができた。
午後の予選ではQ2進出も十分に可能だったと思う。しかし、最後のラップでターン1の出口でリアが少し滑ってしまい、「コンマ2~3秒ほどタイムを失った。その後の長いストレートでもスピードを乗せきれず、最終セクターで取り返そうとしたが、うまくいかなかった。今は気持ちを切り替えて、明日のレースにしっかり備えたい」

17番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「今日は難しい一日だった。予選ではQ2に進出できるだけのペースがなく、この結果では明日のレースでポイントを獲得するのも簡単ではない。今の僕たちの問題点をしっかりと分析し、パフォーマンスを改善するための方法を見つけなければならない。スプリントでは、レース自体は非常に良い感触で走れていて、競争力もあったと思う。ドライタイヤへの交換はもっと早く判断すべきだったかもしれないが、それでもポイントは狙えていたはずだった。しかし、ローソンとの接触によりそれが叶わなかったのは非常に残念だ。それでも、予選に間に合うようにマシンを修復してくれたチームの努力には心から感謝している。現場のメカニックたちは本当に素晴らしい働きをしてくれた」

18番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「今日の予選は、期待していたような結果にはならなかった。予選前にいくつか変更を加えて、マシンの状態をより良くしようとしたが、最終的にはどの走行でも十分な速さを出すことができなかった。クルマのフィーリングも、週末の序盤と比べると明らかに違っていて、その点も分析が必要だ。最後のアタックでは、先頭でコースインしたこともあって第1セクターで他車に引っかかってしまい、少しタイムをロスした。それでも走り自体はクリーンだった。ただ、単純に十分なスピードがなかった。今朝のスプリントでは、他の車両のペナルティにより最終的に8位となってポイントを獲得できたのはポジティブだった。今夜はチームと一緒にしっかりと見直しを行い、明日の決勝に向けた準備を進めていきたい」

19番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今の自分たちのマシンには十分な速さがないことは分かっているし、今日の予選結果もその通りの内容だった。スプリント後にいくつかセットアップの変更を行ったことで、マシンのフィーリング自体は週末を通して最も良い状態になっていた。それでも、依然として求めているスピードには届いていない。そういった中でも、スプリントでまずまずの結果を出せたのは良かったと思っている。こうした小さな成果でも、うまく全体がかみ合ったからこそ得られた結果であり、いくつかの正しい判断が助けになった。とはいえ、現時点では自分たちのあるべき場所には程遠い。さらなるスピードを見つけ出すことが急務だ」

20番手:オリバー・ベアマン(ハース)
「今日はフィーリングが合わず、ラップをうまくまとめることができなかった。ラップ全体が散漫になってしまった。2セットのタイヤしか使わない作戦だったのが最適ではなかったと思う。2回目のアタックでユーズドタイヤを使い、そのあとで新品に変えるという流れは、感触が大きく違った。クルマのセットアップ自体は変更せず、自分としては満足していたので、今日の結果は少し堪える。レースペースは良いので、チームには申し訳ないが、明日は挽回したい」

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カテゴリー: F1 / F1マイアミGP / F1ドライバー