メルセデスF1 フェルスタッペン移籍説を牽制「GT3参戦とは無関係」

2026年シーズンのF1は、新レギュレーションへの不満やレッドブルの競争力低下を背景に、フェルスタッペンの将来を巡る議論が続いている。そんな中、フェルスタッペンが“メルセデス車”でニュルブルクリンクに参戦することが、新たな憶測を呼んでいる。
GT3参戦とF1移籍説を完全否定
ドイツメディア『Champ1』から、GT3活動が将来的なメルセデスF1移籍への“架け橋”になる可能性を問われたロードは、その見方を否定した。
「それらは完全に別の話だと思う」とロードは語った。
「一方はカスタマーモータースポーツで、もう一方はF1だ」
「もしマックスがGTカーを走らせるのであれば、メルセデスを選んでくれていること、そして競争力のあるメルセデスで24時間レースの総合優勝を争えることを我々としては嬉しく思っている」
フェルスタッペンの参戦によって、メルセデス側やニュルブルクリンク24時間レースそのものが大きな注目を集めていることは認めたものの、それ以上の意味付けには慎重だった。
「それを“架け橋”として見るのはあまりにも単純化しすぎているし、根本的に見ても両者にはほとんど関係がない」
“理想のドライバーラインアップ”は変わらず
さらにロードは、「フェルスタッペンがメルセデスF1のカラーを身にまとう未来は魅力的ではないか」と再び質問を受けたが、トト・ヴォルフの従来の発言を繰り返すにとどめた。
「憶測を広げたい気持ちは理解できる」とロードは笑みを浮かべた。
「だが、私にできるのはトトが今年すでに語っていることを繰り返すだけだ。我々は現在の2台に乗せているドライバーを理想的だと考えているし、どちらもメルセデス育成システムの産物だ」
これは、アンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルのコンビを維持したいというメルセデス側の姿勢を改めて示したものとみられる。

フェルスタッペンのF1離脱懸念にも言及
ロードはまた、フェルスタッペンが近年のF1の方向性に対して批判的な姿勢を見せていることについても質問を受けた。
特に2026年レギュレーションでは、エネルギーマネジメントやバッテリー運用の複雑化が議論を呼んでおり、フェルスタッペン自身も不満を口にしてきた。
それでもロードは、フェルスタッペンがF1を去る可能性について冷静な見方を示した。
「それは完全にマックス次第だと思う」とロードは述べた。
「このスポーツは75年から76年の歴史の中で、何千人ものドライバーの登場と離脱を経験してきた。現在のどのドライバーについても同じことが言える」
その一方で、レッドブルのパフォーマンス回復によって、フェルスタッペンの不満は以前より弱まっているとの見解も示した。
「個人的な感覚としては、そうしたコメントの方向性は強まっているのではなく、むしろ減少していると思う。レッドブルのパフォーマンスとマシンの競争力が改善しているからだ」
「ただ、マックスの口に勝手に言葉を入れたくはない。彼自身が自分の考えを理解している」
“レース不足”が憶測を増幅
ロードは最後に、2026年序盤の変則的なカレンダー構成が、こうしたオフコースの話題を増幅させているとの見方も示した。
「この最初の2か月半のF1では、本当に多くの発言や大きな話題が飛び交ってきた。その理由の一つは、実際のレースがあまり多くなかったからだ」
「少なくとも今週末からは、9〜10週間で7レースという集中的なスケジュールになる。我々としては再び本格的にレースが続くことを嬉しく思っているし、それこそがF1にとって最も良いことだ」
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