メルセデスF1代表ヴォルフ フェルスタッペンとの会話は「個人的なレベル」
メルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは、夏の間にマックス・フェルスタッペンと4度のワールドチャンピオンのマネージャーとの間で行われた会話について触れ、それが「個人的なレベル」でのものだったと語った。

2025年シーズン序盤、レッドブルの成績が浮き沈みする中で、フェルスタッペンはジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリを擁するメルセデス移籍の噂と結び付けられていた。ヴォルフ自身も「話しておく必要がある会話もある」と公に認めていた。

7月のベルギーGPで、フェルスタッペンとラッセルがメルセデスでチームを組む可能性について尋ねられた際、ヴォルフはこう答えていた。

「これは、言ってみれば長期的で、かなり非現実的な話だ。現状としてはキミとジョージと一緒にやっていきたいと思っている」

「それ以外は現実的ではない。ただ、もしラッセルとフェルスタッペンが組むとなれば、それはプロストとセナのようなものになるだろうね」

ヴォルフはそう語り、伝説的かつ激しい確執を残したマクラーレンのアラン・プロストとアイルトン・セナのコンビを引き合いに出した。

しかし、その発言からわずか1週間後のハンガリーGPで、フェルスタッペンは既存契約に基づき2028年まで続くレッドブルとの関係を、2026年の新規則導入後も維持することを明言した。

トト・ヴォルフ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

その数か月後、アゼルバイジャンGP後のメディア対応で、ヴォルフはフェルスタッペンとマネージャーのレイモンド・フェルムーレンと何を話し合ったのか、また来年のレギュレーション変更下でのパフォーマンスの重要性について問われた。

「夏の間、大きなスポーティングな話題を議論したわけではない。もっと個人的なレベルの話だった」とヴォルフは答えた。

ヴォルフは、現役ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンへの関心を公然と語ってきた。話題は続き、バクーとモンツァで連勝を飾ったフェルスタッペンが、オスカー・ピアストリとランド・ノリスのマクラーレン勢を追い上げる可能性についても見解を示した。

「常に地に足をつけ、謙虚であるべきだと思う」とヴォルフは述べ、現在ノリスから44ポイント、首位のピアストリから69ポイント差のフェルスタッペンについて語った。

「彼は良い流れに乗っている。クルマも良いし、マックス・フェルスタッペンに対しては常に注意を払うべきだ。彼が『これは再び可能性がある』と感じているなら、特にそうだ」

「可能性は低い。物事が彼に有利に働く必要があるが、選手権リーダーが1戦リタイアし、マックスが25ポイントを獲得すれば、状況はすぐに変わる」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / マックス・フェルスタッペン