メルセデスF1代表 「アルボンのF1シート獲得を妨害することはない」
キミ・ライコネンのF1引退により、アルファロメオF1に空席ができたことで、2022年のシートを巡る椅子取りゲームが激しく回り出した。空席を巡っては2020年までレッドブルF1のドライバーを務めたアレクサンダー・アルボンがアルファロメオもしくはウィリアムズにできる空席にリンクされている。
メルセデスがジョージ・ラッセルを起用した場合、バルテリ・ボッタスはアルファロメオに移籍するとされている。そうなった場合にはウィリアムズに空席ができることになり、アレクサンダー・アルボンが最有力候補に挙げられている。だが、ウィリアムズにF1エンジンを供給するのはメルセデスであり、ライバルチームのドライバーを起用することの障壁になると考えられている。
また、メルセデスF1は、リザーブドライバーを務めるニック・デ・フリースのためにF1シートを獲得したいと考えている。
だが、トト・ヴォルフは、ニック・デ・フリースのシートを確保するためにアレクサンダー・アルボンのF1復帰を妨害するつもりはないと語った。
「現時点ではアルボンを中心に展開していると思う。クリスチャン（ホーナー/レッドブルF1代表）が言うように彼はシートに値する。彼は本当にいい子だし、おそらく椅子取りゲームの主人公だろう」とトト・ヴォルフは語った。
「私は決してアレックスのような人をブロックすることはない。彼は素晴らしい人で、性格も素晴らしい。2020年で彼が外れたのは個人的に悲しいことだった。彼がF1カーに乗るチャンスがあるのであれば、それは正しいことだと思う」
「だが、同様にニックも相応しいと思う。したがって、我々はアルファロメオとウィリアズのオープンスペースを見て、解決策を見つけていく必要がある」
では、2022年にニック・デ・フリースが、ウィリアムズもしくはアルファロメオのシートを獲得する可能性はどれくらいあるのだろうか？
トト・ヴォルフは「分からない。ニックの素晴らしいことは、2つの選択肢があることだと思う。彼は、非常に厳しいチャンピオンシップであるフォーミュラEのシートが保証されている。その一方で、F1カーにのるチャンスは50/50である可能性がある」
トト・ヴォルフが、ウィリアムズという名前を口に出したということは、ジョージ・ラッセルのメルセデス昇格はおそらく間違いないだろう。
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