メルセデスF1 「現時点でレッドブル・ホンダに対する強みはない」
F1バーレーンGPの予選では、マックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンに0.388秒差をつけてポールポジションを獲得。F1プレシーズンテストで見せていた速さが本物であることを証明した。
決勝でも、マックス・フェルスタッペンがレース序盤をリード。しかし、メルセデスF1はピットストップでマックス・フェルスタッペンをアンダーカットすることに成功し、ルイス・ハミルトンはレース終了間際にフェルスタッペンを抑えることに成功した。
日曜日の勝利、そして、メルセデス W12がテストで抱えていた問題から改善を示したにも関わらず、アンドリュー・ショブリンは、メルセデスのF1マシンがレッドブル・ホンダRB16Bに匹敵してはいないと主張する。
「実際、我々は彼らに対して何の強みも持っていないと言える」とアンドリュー・ショブリンは語った。
「我々は何年にもわたって直線速度や高速コーナリング、複合コーナーに頼ることができたが、ここでそれを見ると、どこでも彼らよりもタイヤで上回っている部分はなかった」
「実際、予選で彼らが我々を大きく上回っているコーナーがいくつかあった。高速コーンー、ターン9、ターン10でも、彼らは非常に強かった。それは本当に重要なことだ」
「予選では、彼らはペースを上げてきたし、最高の形では他のマシンよりも速い。我々にはもっと速いマシンが必要だ。それくらいシンプルなことだ」
アンドリュー・ショブリンは、バーレーン・インターナショナル・サーキットのレイアウトと突風が吹くコンディションがメルセデスF1にとって役に立たなかったと考えている。
「バーレーンはかなり外れ値のサーキットだ。リアタイヤにとても厳しく、非常に風が強い。時速30/40 kmの風が吹いている。それは通常のレースシーズンで見られるもぼぼ上限だ」とアンドリュー・ショブリンは語る。
「本当にタフな時間を過ごしたので、これが我々の最高のトラックの1つではなかったとことを望んでいる。そして、我々は最後までまともなウインドウにマシンを持っていたと思う。だが、それはひどく大変な仕事だった」
アンドリュー・ショブリンは、レッドブル・ホンダとの緊密なチャンピオンシップ争いになると予測するが、メルセデスF1がライバルに対して優位性を取り戻すことを余儀なくされたのはハイブリッド時代で初めてではないと語る。
「2017年や2018年は我々はレースに勝つまでに4～5レースかかった」とアンドリュー・ショブリンは語った。
「そのいくつかは我々がすべてを完璧にできなかったということもあるが、それらのいくつのレースはフェラーリがレースと予選で我々よりも優れていた」
「過去数シーズンでいくつかの厳しい年があった。だから、これは我々にとって異質なことではない。そして、それは我々が取り組まなければならないことだ。現在、2チームはほぼ互角にみえる」
「かなりタフになるだろうし、レッドブルが本当にうまく機能し、多くのミスを犯さない鋭く集中力のあるチームであることは間違いない」
「マックスは明らかに非常に成熟した鋭いレーサーなので、彼は競争するには手強い間だ。そして、彼らはうまく開発し、マシンに多くのパフォーマンスをもたらす能力があることを毎シーズン示している」
「スタート地点に関係なく、今年は簡単なチャンピオンシップにはならないだろうし、タイトになるだろう。だが、我々は諦めないし、彼らも同じことを言うだろう」
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