メルセデスF1、ルイス・ハミルトンとの金銭面での交渉難航を否定
メルセデスF1は、ルイス・ハミルトンの契約交渉が金銭的な条件で難航しているとの報道は“でっちあげ”だと否定した。

メルセデスF1とルイス・ハミルトンは、2021年以降の新契約について交渉を行っており、7回のF1ワールドチャンピオンがメルセデスF1とのパートナーシップを拡大することはほぼ間違いないと考えられている。

両者は次の契約の最終的な詳細を定義する過程にある可能性が高いが、金銭面の折り合いがつかずに交渉が難航しているとも噂されている。ルイス・ハミルトンは、4000万ユーロの年俸とチームの賞金の10%を求めているが、親会社のダイムラーはそれに納得していないと伝えられている。

Corriere della Sera は、新しいチームオーナーのイネオス(INEOS)が、ハミルトンの基本的な財政的要求を満たすためのメルセデスのオファーに貢献する用意があると主張している。

しかし、メルセデスF1の広報担当は、契約の遅延を“心配する理由はない”と主張。報じられている金銭面での難航は“純粋なでっちあげ”だと否定した。

だが、多くの人は、現在の経済予想を鑑みれば、メルセデスF1はルイス・ハミルトンと激しい交渉を余儀なくされており、8桁の給与を正当化するのは難しと信じている。

また、先月のF1サヒールGPでのルイス・ハミルトンの代役として出場したジョージ・ラッセルの目覚ましいパフォーマンスも、メルセデスF1にルイス・ハミルトンとの交渉で力を与えたとの見方もある。

だが、トト・ヴォルフは、新契約が昨年内に締結されなかった唯一の理由は、他の優先事項があったからだと繰り返し主張ている。

「なぜ我々は契約にサインしないのか? 理由は簡単だ。我々は常にこのチャンピオンシップを成し遂げることを優先し、交渉の性質を考え、難しい議論に時に気を取られないようにしてきた。しかし、その後、新型コロナウイルスが発生した」とトト・ヴォルフは語った。

「それで少し遅れたが、最終的に契約を成立されることを心配してはいない」

「まだサインはされていないが、メディアからのプレッシャーに晒されたくはないので、契約書に特定の日付を入れていない。遅かれ早かれ、それを行う必要がありる。遅くともテストに行くまでにね」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / ルイス・ハミルトン