メルセデスF1、2021年型パワーユニットは1050馬力に到達との報道
メルセデスF1は、2021年も開発の手を緩めず、約1050馬力に到達してグリッドで最強のパワーユニットの座に留まると報じられている。

2019年にフェラーリにパワーで負けたメルセデスは、2020年にF1パワーユニットを大きく進化させ、1022馬力まで出力を向上させたと推定されている。

メルセデスはF1パワーユニットからさらにパワーを引き出すための開発を進めており、さらに25馬力以上のパワーアップを果たすと伝えられており、約1050馬力に達するという。

興味深いことに元フェラーリF1でパワーユニット担当チーフデザイナーを務めていたロレンツォ・サッシがメルセデスのパワーユニットの燃焼室の開発を率いている。

「トスカーナ出身のエンジニアは、エンジンの燃焼と熱力学を扱うチーフデザイナーだ。アブダビテストでのW11には新しいパワーユニットの信頼性に影響を与えないように特別に設計された異なる冷却システムが実験されていた。(2021年型は)より強力になり、空力効率が向上する」とレポートは述べている。

ロレンツォ・サッシは、メルセデスF1のテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンから高く評価されており、メルセデスのエンジン開発において重要な役割を果たしてきた。

「セルジオ・マルキオンネの経営においてフェラーリで暖められたアイデアが、メルセデスで機能している」

2021年のレギュレーション変更は、約10%のダウンフォースが削減されるとされ、その結果コーナリングスピードに影響を与えると考えられている。そのようなシナリオでは、パワーユニットに追加のパワーを見つけることはメルセデスにとって非常に重要なものとなる。

ホンダの2020年のF1パワーユニットは、メルセデスに30馬力劣っているとされていた(約992馬力)。すべての報道が正しければ、ホンダF1は2021年型のF1パワーユニットで40馬力アップを果たすとされているが、それでもメルセデスの1050馬力には届かない。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1