メルセデスF1 「スタートがどのタイヤでもフェルスタッペンが勝っていた」
メルセデスF1は、先週末のF1 70周年記念GPでレッドブル・ホンダがマックス・フェルスタッペンに異なるタイヤ戦略を採っていたとしても勝っていたのはフェルスタッペンだったと結論付けた。

マックス・フェルスタッペンは、F1 70周年記念GPでフロントローのメルセデス勢とは異なり、トップ10勢では唯一となるハードタイヤでレースをスタート。その戦略は見事にはまり、タイヤにブリスターの問題をかかえるメルセデスの後目に今シーズン初勝利を挙げた。

だが、メルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは、マックス・フェルスタッペンとレッドブル・ホンダのタイヤ戦略はレースの結果にはあまり重要ではなかったと語る。

「我々は前々からレッドブルがハードタイヤでスタートすることを選択してくると考えていた。あのタイヤにQ2を通過する十分な速さであることは分かっていた。彼らが我々の後ろでスタートすることになると考えていた場合、何か他のことをする機会を彼らに与えるだろう」

アンドリュー・ショブリンは、メルセデスにとってはハードタイヤでスタートすることは論理的な選択肢ではなかったと語る。

「ミディアムタイヤの方が最初の数周でより多くのグリップを提供するし、レースのスタートでハードタイヤを選択することにより、初期のセーフティカーがレースを台無しにするリスクを負うことにある。そうなった場合、第2スティントをミディアムではるかに長く走る必要がある」とアンドリュー・ショブリンは語る。

それでも、アンドリュー・ショブリンは、最終的にタイヤ選択は問題ではなかったと考えている。

「とにかく我々には戦うだけスピードがなかった。我々は、タイヤを1つのピースに保つためにゆっくりと運転する必要があった。それが彼らがレースに勝った理由だ。彼らがどのタイヤでスタートするかに関係なく、レースに勝つのは非常に困難だった」

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