メルセデスF1 無線メッセージ“2-1”のチームオーダー説を否定
メルセデスF1は、F1オーストリアGPの無線で伝えられた『Urgent Chassis Default Two One』のチームオーダー説を否定した。レース後半にバルテリ・ボッタスに伝えられたことのメッセージは、ルイス・ハミルトンに順位を譲れというチームオーナーとも解釈された。

この無線は2013年のF1マレーシアGPでセバスチャン・ベッテルがマーク・ウェバーを勝たせるというメッセージを無視した『マルチ21』騒動を思い起こさせた。

2020年のF1オーストリアGPでは、バルテリ・ボッタスが最初から最後までチームメイトのルイス・ハミルトンをリードしていたが、アレクサンダー・アルボンとの接触によって5秒ペナルティを科せられる直前には何度もハミルトンがボッタスに接近していた。

しかし、メルセデスF1は、バルテリ・ボッタスに順位を譲るような指示はなかったと述べた。


「妄想はやめてほしい! これはマルチ21とは何も関係ない」とメルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフはコメント。

「マシンに問題がない限り、我々はそのような振る舞いをしたことないし、シーズン序盤の数戦で戦いに干渉したこともない。彼らは完全に自由に競い合っていた」

「それが我々はいつも両方のマシンでやっていることだ。我々は彼らに縁石に近づかないように同じ推奨事項を伝えた。そして、基本的にある段階では競合がいなかったので、エンジンをローモードに切り替えてパワーユニットを保護した」

「チームオーダーではない。隠すことも、捉えにくものでも、直接的なものでもない」

しかし、メルセデスF1は、レース終盤に5秒ペナルティを科せられたルイス・ハミルトンの表彰台を守るために、ドライバーの順位を入れ替えることを望んでいた可能性があると推測されている。

だが、トト・ヴォルフは、終了間際にそのような動きをすることはリスクが高すぎると語った。

「後になって全ての情報を見れば、我々は3位を得ていたかもしれない。議論はあったが、そうすれば本当に厄介なことになる」

「我々は何年も前のブラペストでそれを経験している。我々は(マックス)フェルスタッペンにほぼ抜かれそうになった」

「私が考えていたのは、何が起こっているのか、5秒のペナルティがあることをバルテリに説明し、そしてファイナルラップでルイスにバルテリをもう一度パスさせるように依頼する必要があるということだった」

「もし、バルテリが追い付かなければ、彼を追い越すことができず、(シャルル)ルクレールと(ランド)ノリスが新品のタイヤを履いている場合、バルテリはレース優勝ではなく4位になる可能性があった。そのような入れ替えを行うのは複雑すぎる。リスクが高すぎる」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / メルセデス / F1オーストリアGP