メルセデス、2021年以降もF1継続もコスト削減でハミルトン残留は困難？
今週、メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、近年のF1での完全な優位性とコンコルド協定が終わりに近づいていることを踏まえ、親会社のダイムラーはF1継続を承認しない可能性を示唆していた。
メルセデスの親会社であるダイムラーは、リストラなどの施策によって15億ドルの経費を削減すると発表したばかり。
しかし、メルセデス・ベンツの最高経営責任者を務めるオラ・カレニウスは、ロンドンで行われた投資家会議の場で、ダイムラーはメルセデスがF1を継続することに熱心であると語った。
「F1はユニークであり、マーケティング的により多くの見返りがある。そのため、非常に価値のある投資であると見なすべきだ」とオラ・カレニウスはコメント。
しかし、ダイムラーの緊縮計画は、2021年にメルセデスがルイス・ハミルトンと契約を延長する妨げになるかもしれない。6回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、現役ドライバーのなかで最多となる推定5700万ドル（約62億3400万円）の年俸を受け取っているとされている。
ルイス・ハミルトンは、メルセデスとの契約交渉のために“一戦を交える”準備はできていると語っている。
もうひとつの要因は、今週末のF1ブラジルGPで2013年以来初めてグランプリを欠席する欠席するチーム代表のトト・ヴォルフとなる可能性がある。トト・ヴォルフは、チェイス・キャリーに代わってF1のトップに就任する可能性がたびたび噂されている。
「当然、彼には去ってほしくない。時に僕がスポーツにとどまっている場合はね」とルイス・ハミルトンはコメント。
「僕はいつも人々が翼を広げて、彼らのキャリアのために最善を尽くすことを望んでいる。でも、彼の頭のなかがどこを見ているかも重要だ」
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