F1 メルセデスAMG F1 W10
メルセデスF1チームが2019年F1マシン『W10』として公開しているマシン画像は、ティザー画像のためだけのレンダリングかもしれない。

メルセデスはこれまでフロントウイングとサイドポッドのティザー画像を公開。どちらの画像もこれまでのシルバーのマシンとは異なり、ブラックのボディにブルーとグリーンの模様が施されていた。

そのため、メルセデスはカモフラージュを施したテスト専用の特別カラーのW10でシェイクダウン、さらにはプレシーズンテストを実施するのではないかとの推測が広まっている。

メルセデスは2月10日(日)に第3弾となる画像を公開。今回の画像はホイールリムのものだが、ホイールだけでなく、タイヤにも同じカモフラ模様が施されている。

このことから、カモフラ塗装はティザー画像として公開するためだけのレンダリングに使用する特別カラーなのではないかとの見方が出てきた。

昨年までメルセデスはレース用カラーリングでティザー画像を公開してきたが、2019年はフロントウイングやリアウイング、バージボードといった重要なエリアの空力レギュレーションが変更になり、各チームはぎりぎりまで手の内を明かしたくないはずだ。

カモフラ塗装は、レッドブル・レーシングと2015年と2017年の新車発表時に採用して話題となった。

ファンはこの手法を真似ているだけなのではないかと感じており、今回の画像には「さすがにやりすぎ」「もうこの種のティザー画像はお腹いっぱい」など否定的なコメントが寄せられている。確かに特別カラーリングは発表時のインパクトはあるが、小出しを繰り返してくるとその効果も薄れてくる。

メルセデスは、レッドブル・レーシングと同じ2月13日(水)に新車を公開する。

ちなみにメルセデスは昨年、ホイールリムに穴と溝が設けられたリアホイールを導入。フェラーリの抗議を恐れてシーズン最後の3戦では新しいホイールリムを使用しなったが、チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、メルセデスの2019年F1マシン『W10』にそのホイールリムを採用することを明らかにしている。

さらにレッドブル・レーシングも2019年F1マシン『RB15』に昨年メルセデスが導入した革新的なホイールリム採用することを決定したと報じられている。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1