メルセデス:ハミルトンのタイトル確定は次戦に持越し / F1アメリカGP
メルセデスは、F1アメリカGPの決勝レースで、ルイス・ハミルトンが3位表彰台。バルテリ・ボッタスが5位でレースをフィニッシュした。
ルイス・ハミルトンは、F1アメリカGPでセバスチャン・ベッテルに8ポイント差をつければ2018年のF1タイトルを獲得できる状況だったが、セバスチャン・ベッテルが4位でフィニッシュしたことで決定ならず。次戦メキシコGPでは7位以上でフィニッシュすればハミルトンの5度目のタイトルが確定する。
ジェームス・アリソン (テクニカルディレクター)
「我々が望んでいたようなレースではなかったが、軟らかい方のコンパウンドでスタートするキミに対して、結果として上り坂で力を生かせることで、厄介な時間に直面する可能性があることは常に予想できたことだと思う。しかし、我々にはレースで何とかできるペースがあると考えていた。その方法はうまくいかなかった。クルマの絶対的なペースは強いままだが、タイヤが他よりも早くに消費されたし、レースディスタンスを戦う上での弱さとなった。バーチャルセーフティカーに助けを借りたルイスの2回のストップ、そして、バルテリに選んだ1ストップの両方を見てもそれはわかるはずだ。2人ともスティント序盤は順調だったがタイヤがなくなるにつれてチャレンジできなくなった。通常であれば、我々はクルマをもっと良い状態にできるのだが、金曜日が雨で流れてしまったため、今日経験した問題には盲目的な状態だった。今日はそれが残酷なまでに露出してしまい、失意の結果につながった。来週末のメキシコを楽しみにしている。今日よりも良いパフォーマンス見せる決意だ」
トト・ヴォルフ (メルセデス モータースポーツ責任者)
「まず、今日勝利を手にしたキミを祝いたい。彼が表彰台の頂点に立つのを見るのは久々だ。彼があそこにいることはF1にとって素晴らしいだったと思う。今日は素晴らしいレースだったし、ホイール・トゥ・ホイールのバトルが多く、アメリカのファンに最高のショーを楽しんでもらえたと思う。だが、我々メルセデスにとっては良い1日とはいかなかった。週末を通して、私たちを仰ぎ、フェラーリを蔑むような話を聞いてきたし、今シーズンの結果はもう目に見えているという話を聞いたが、その物語はF1の現実にあてはまるものではない。我々は今年の全レースでフェラーリを警戒しつつも敬意を表してきたし、ここで彼らが巻き返してくる可能性がことはわかっていたし、その通りになった。これだけ手強いライバルを相手にしていれば驚きくことではない。我々の話をすれば、レース展開は戦略にはまらず、今日のレースで勝つために必要だったスピードのバランスがなく、タイヤマネジメントもできてなかった。ルイスが2番手を走っていた時にバーチャルセーフティカーが導入され、勝利を手に入れるためにチャンスだと思って飛びついた。前にいたキミと同じことをやったのでは勝つのが非常に難しくなるだろうと思ったからだ。しばらくの間はとてもうまくいっているように思えたが、終盤のラップで追い抜きが求められることはわかっていたし、それがうまくいかなかった。ギャップを縮めることはできたが、我々は彼に非常に高い山を与えてしまったと思う。マックスとの対決はかなり見応えのあるものだったが、タイヤはもはや最後の数周で追い抜くために必要なペース面のアドバンテージを有していなかった。バルテリに関してはトップ2と同じように1ストップ戦略を試したが、こちらもタイヤが最後まで持たなかった。そのため、今日の教訓から学び、ここでパフォーマンスが劣った痛みから強さを引き出して、レースパフォーマンスという点で我々ポテンシャルをもっと引き出せるようにと決意してメキシコに向かう必要がある。チームのメンバーは誰一人として何も当然だとは思っていない」
ルイス・ハミルトン (3位)
「実際、本当に楽しいレースだった。キミとは接戦だったし、彼とマックスと少しバトルができた。フェラーリ、レッドブル、そして僕たちがポジションを賭けてバトルをするのはかなりクールだったし、観ている人たちもエキサイティングだったに違いない。当然、1番手からスタートして3位でフィニッシュという自分たちのパフォーマンスには少し落胆している。でも、セブの前で終えることができたことには感謝している。金曜日のプラクティスができないときは、セットアップに取り組むことができないし、クルマから最適なものを得ることはできないものだ。全員が同じ立場だったけど、最終的にフェラーリは変更を加えて僕たちにより近づいたと思う。レースでの僕たちはストレートでペースが足りなかったけど、あらゆる手を尽くした。それでもクレイジーなくらいにプレッシュしていた。それがレースというものだ。最後に少しチャンスがあったけど、マックスに多くのスペースを与えなければならなかった。チャンピオンシップを争っていない誰かにやっつけられるよりは3位でフィニッシュした方が良かったし、リスクを冒したくなかった。今日は勝利を目指していたけど、そうはいかなかった。次はメキシコに向かう。本当に美しい場所だけど、必ずしも良い結果を出せてはいない場所なので、当然だけどレースに勝ちと思っている」
バルテリ・ボッタス (5位)
「難しい午後になることは覚悟してレースに臨んだ。昨日、フェラーリはとても速そうだったし、ドライでの走行が限られていたので疑問符がたくさんあったし、セットアップとタイヤを予測するのはとても難しかった。特にソフトタイヤでは期待していたようなペースがなかった。僕たちは1ストップレースを計画していたいし、実際にそれを実行したけど、後から考えれば、第2スティントは少し長すぎたと思う。セバスチャンにオーバーテイクされる3~4周前にタイヤはなくなってきていたし、最後は完全になくなっていた。彼がほんの数周であそこまで大きなギャップを築けたのはそれが理由だ。でも、ルイスも2ストップ戦略が機能しなかったし、全体的に今日の僕たちはとにかくペースが足りなかった。これから今日速さがなかった理由は分析して理解していくし、メキシコではもっと強くなって勝利できることを願っている。シーズンは残り3レースしかないけど、戦いはまだ終わっていないので、出来る限りベストな結果を得られるように全力を尽くしていく」
カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1アメリカGP
ルイス・ハミルトンは、F1アメリカGPでセバスチャン・ベッテルに8ポイント差をつければ2018年のF1タイトルを獲得できる状況だったが、セバスチャン・ベッテルが4位でフィニッシュしたことで決定ならず。次戦メキシコGPでは7位以上でフィニッシュすればハミルトンの5度目のタイトルが確定する。
ジェームス・アリソン (テクニカルディレクター)
「我々が望んでいたようなレースではなかったが、軟らかい方のコンパウンドでスタートするキミに対して、結果として上り坂で力を生かせることで、厄介な時間に直面する可能性があることは常に予想できたことだと思う。しかし、我々にはレースで何とかできるペースがあると考えていた。その方法はうまくいかなかった。クルマの絶対的なペースは強いままだが、タイヤが他よりも早くに消費されたし、レースディスタンスを戦う上での弱さとなった。バーチャルセーフティカーに助けを借りたルイスの2回のストップ、そして、バルテリに選んだ1ストップの両方を見てもそれはわかるはずだ。2人ともスティント序盤は順調だったがタイヤがなくなるにつれてチャレンジできなくなった。通常であれば、我々はクルマをもっと良い状態にできるのだが、金曜日が雨で流れてしまったため、今日経験した問題には盲目的な状態だった。今日はそれが残酷なまでに露出してしまい、失意の結果につながった。来週末のメキシコを楽しみにしている。今日よりも良いパフォーマンス見せる決意だ」
トト・ヴォルフ (メルセデス モータースポーツ責任者)
「まず、今日勝利を手にしたキミを祝いたい。彼が表彰台の頂点に立つのを見るのは久々だ。彼があそこにいることはF1にとって素晴らしいだったと思う。今日は素晴らしいレースだったし、ホイール・トゥ・ホイールのバトルが多く、アメリカのファンに最高のショーを楽しんでもらえたと思う。だが、我々メルセデスにとっては良い1日とはいかなかった。週末を通して、私たちを仰ぎ、フェラーリを蔑むような話を聞いてきたし、今シーズンの結果はもう目に見えているという話を聞いたが、その物語はF1の現実にあてはまるものではない。我々は今年の全レースでフェラーリを警戒しつつも敬意を表してきたし、ここで彼らが巻き返してくる可能性がことはわかっていたし、その通りになった。これだけ手強いライバルを相手にしていれば驚きくことではない。我々の話をすれば、レース展開は戦略にはまらず、今日のレースで勝つために必要だったスピードのバランスがなく、タイヤマネジメントもできてなかった。ルイスが2番手を走っていた時にバーチャルセーフティカーが導入され、勝利を手に入れるためにチャンスだと思って飛びついた。前にいたキミと同じことをやったのでは勝つのが非常に難しくなるだろうと思ったからだ。しばらくの間はとてもうまくいっているように思えたが、終盤のラップで追い抜きが求められることはわかっていたし、それがうまくいかなかった。ギャップを縮めることはできたが、我々は彼に非常に高い山を与えてしまったと思う。マックスとの対決はかなり見応えのあるものだったが、タイヤはもはや最後の数周で追い抜くために必要なペース面のアドバンテージを有していなかった。バルテリに関してはトップ2と同じように1ストップ戦略を試したが、こちらもタイヤが最後まで持たなかった。そのため、今日の教訓から学び、ここでパフォーマンスが劣った痛みから強さを引き出して、レースパフォーマンスという点で我々ポテンシャルをもっと引き出せるようにと決意してメキシコに向かう必要がある。チームのメンバーは誰一人として何も当然だとは思っていない」
ルイス・ハミルトン (3位)
「実際、本当に楽しいレースだった。キミとは接戦だったし、彼とマックスと少しバトルができた。フェラーリ、レッドブル、そして僕たちがポジションを賭けてバトルをするのはかなりクールだったし、観ている人たちもエキサイティングだったに違いない。当然、1番手からスタートして3位でフィニッシュという自分たちのパフォーマンスには少し落胆している。でも、セブの前で終えることができたことには感謝している。金曜日のプラクティスができないときは、セットアップに取り組むことができないし、クルマから最適なものを得ることはできないものだ。全員が同じ立場だったけど、最終的にフェラーリは変更を加えて僕たちにより近づいたと思う。レースでの僕たちはストレートでペースが足りなかったけど、あらゆる手を尽くした。それでもクレイジーなくらいにプレッシュしていた。それがレースというものだ。最後に少しチャンスがあったけど、マックスに多くのスペースを与えなければならなかった。チャンピオンシップを争っていない誰かにやっつけられるよりは3位でフィニッシュした方が良かったし、リスクを冒したくなかった。今日は勝利を目指していたけど、そうはいかなかった。次はメキシコに向かう。本当に美しい場所だけど、必ずしも良い結果を出せてはいない場所なので、当然だけどレースに勝ちと思っている」
バルテリ・ボッタス (5位)
「難しい午後になることは覚悟してレースに臨んだ。昨日、フェラーリはとても速そうだったし、ドライでの走行が限られていたので疑問符がたくさんあったし、セットアップとタイヤを予測するのはとても難しかった。特にソフトタイヤでは期待していたようなペースがなかった。僕たちは1ストップレースを計画していたいし、実際にそれを実行したけど、後から考えれば、第2スティントは少し長すぎたと思う。セバスチャンにオーバーテイクされる3~4周前にタイヤはなくなってきていたし、最後は完全になくなっていた。彼がほんの数周であそこまで大きなギャップを築けたのはそれが理由だ。でも、ルイスも2ストップ戦略が機能しなかったし、全体的に今日の僕たちはとにかくペースが足りなかった。これから今日速さがなかった理由は分析して理解していくし、メキシコではもっと強くなって勝利できることを願っている。シーズンは残り3レースしかないけど、戦いはまだ終わっていないので、出来る限りベストな結果を得られるように全力を尽くしていく」
カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1アメリカGP