F1 ウィリアムズF1 トト・ヴォルフ
メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ウィリアムズは2018年のランス・ストロールのチームメイトに“大胆”に将来有望な若手を起用するるべきだとの持論を展開している。

ウィリアムズの2018年のシートはセルゲイ・シロトキンが最有力候補に挙げられており、ロバート・クビサ、ダニール・クビアト、ポール・ディ・レスタ、パスカル・ウェーレインといったドライバーが候補者に名を連ねている。

だが、トト・ヴォルフは、ウィリアムズは将来に投資し、GP3チャンピオンのジョージ・ラッセルやヨーロッパF3選手権チャンピオンのランド・ノリスとなったドライバーをストロールと組ませるべきだとの持論を展開。とは言え、ウィリアムズは財政面でのサポートを必要であることも認識していると述べた。

現状、ウィリアムズはSMPグループから1500万ドル(約17億円)を持ち込むとされるセルゲイ・シロトキンを起用もしくは開幕7戦で合計700万ドル(約7億8000円)というオファーを提示したロバート・クビサとの間で揺れているとされている。

元ウィリアムズの株主だったトト・ヴォルフは「私が今日ウィリアムズにいたら、大胆にジョージ・ラッセルかランド・ノリス、もしくは(シャルル)ルクレールをクルマに乗せていただろう」と BBC にコメント。

「次のスーパースターを育てるために過去にチャンピオンシップを獲得した本当に将来有望な才能のある子供たちだ」

「とは言え、彼らが存続していくには財政的な現実があるし、彼らは正しい妥協を見つけなければならない」

だが、メルセデスには関しては「すでに経験を積んでいる速いドライバーを雇うことが我々の戦略だ。メルセデスは学ぶための場所ではない」とトト・ヴォルフはコメント。

「2017年のような困難なシーズンにおいて、我々はバルテリとルイスの間のポジティブなダイナミクスが資産だったと認識している」

「これまでのところ、私はペアを継続したいと思っており、2018年は彼ら二人にコミットしている。だが、201年は非常にエキサイティングな新しい一年になる」

「若手ドライバーがより多くの経験を積んでいくし、ダニエル・リカルドのような非常に優れたドライバーがフリーになる」

「シーズンの最初の3分の1がどのように展開し、我々のクルマが十分に優れており、十分に強いかどうかを見ていきたい」

「これが実際に我々が集中している部分であり、そのあと分析し、正しい決断ができることを願っている」

メルセデスは、2018年に契約が切れるルイス・ハミルトンと新たに契約金は1億2000万ポンド(約182億円)の3年契約を結ぶとされている。一方、バルテリ・ボッタスは2017年、2018年ともに1年契約であり、バルテリ・ボッタスのパフォーマンスとともに2019年のメルセデスのシートは注目を集めることになりそうだ。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / ウィリアムズ・レーシング