F1 メルセデスAMG F1 2017年のF1世界選手権
メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、2017年のF1世界選手権でのダブルタイトル獲得は、2014年の初の栄冠と同じくらい印象的だったと語る。

メルセデスは、F1にV6ターボハイブリッド時代がスタートした2014年にドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権のダブルタイトルを獲得。以降、2017年まで両タイトルを4連覇している。

今年、F1は大幅なレギュレーションが導入され、F1マシンは大きな変貌を遂げた。序盤はフェラーリとセバスチャン・ベッテルから最大の挑戦に直面したメルセデスだったが、それでも大きなポイント差をつけて両タイトルを防衛している。

2017年の成功についてトト・ヴォルフは「物凄い満足感だった。私にとって2017のチャンピオンシップを獲得したことは、2014年のチャンピオンシップとほぼ同等だ」と Autosports にコメント。

「2014年の勝利は重要だった。我々はそれを成し遂げたことがなかったからね。だが、レギュレーション変更を経て獲得した2017年は、我々がやってきたことの証拠だった」

トト・ヴォルフは、メルセデスの成功はブラウンGPを引き継いだ2010年以降の努力が土台となっていると語る。

チームの買収以降、メルセデスはシャシーとエンジン部門全体にリソースを投入し、組織構造を根本から作り上げてきた。

「我々が時間をかけて構築してきた人材のグループとリソースの能力によるものだ」とトト・ヴォルフはコメント。

「リソースは、財政リソーズだけでなく、技術能力も意味する。ノウハウとコース上での適切な開発の賜物だ」

「これらのレギュレーションは、我々を止めるために投入されたと思っている。我々はそれをチャレンジとして受け止めた」

「2013年末に完璧な未来のために我々がスクリプトを書いたことを思い出す」

「我々は2014年の出だしから順調であれば、3年目以降のレギュレーション変更は最高のものになるだろうと言っていた。古い産業ロジックと同じように、収穫逓減(ていげん)の法則は全員が最終的に追いつくことを意味するからだ。追加のゲインを見い出すことはますます難しくなり、他の全員が追いつくために大きなステップを果たす」

「4年目に新しいレギュレーションが導入され、我々のグループが最も優れており、最も有能だと信じていれば、それは我々に合っているだろう。それが起こったことだ」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1